事務局だより

このコーナーでは、
事務局からのメッセージや、運営会議の動向など、
「大田たまがわ九条の会」の活動を多面的に紹介していきます。



Z-175 政府は戦争の準備ではなく、
緊張緩和への動きを活発に

2023.1.21

年が明け、日本の平和を願い、世界の平和も祈念しつつ、今年も皆さんと一緒に活動していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

さて岸田首相の外遊の最後を飾り、バイデン大統領へのお土産とバイデンからの厚遇(をお願いした?)が話題になりました。
岸田政権の敵基地攻撃能力保有は専守防衛を逸脱し、米軍の一部肩代わりをなすわけで、アメリカにとっては軍事費面でも、兵力面でも大きな援助です。
また軍事費倍増政策は、トマホーク購入に限らずアメリカの兵器の爆買い(安倍政権でも問題)につながり、バイデン大統領はこれらのお土産に大喜びです。

そもそも敵基地攻撃能力保有や軍事費倍増政策は国会での本格的議論が全くなく、閣議決定のみで決めたことをアメリカに約束するなど、とんでもないことです。
政府も常々批判する独裁国と何ら変わりありません。

アメリカが中国を脅威として批判し対抗するのは、中国の覇権主義、国内の民主主義抑圧などをみれば、当然ともみれます。
しかし実際はいわゆる新興勢力(中国)が台頭し、既存勢力(アメリカ)の不安が増ししばしば戦争になるという、ギリシャの歴史家の言う通りなのでしょう。
日本はアメリカと安保条約を結びアメリカに依存する政策のため、一緒になって中国の脅威を主張し軍事力強化に突進しています。

中国に問題があるにせよ、日本は目に見える外交努力と国際協調を進める中で、軍事的緊張を弱め戦争への危機を避ける努力をすべきです。
ちなみに私達の生活を支える日本の貿易についてみてみると、その重要性がわかります。
日本の貿易相手国ランキング(輸出額+輸入額 年ベース)は2020年で
 1位:中国   32.5兆円(23.9%)
 2位:アメリカ 20.0兆円(14.7%)
 3位:韓国    7.6兆円(5.6%)
 4位:台湾    7.6兆円(5.6%)
つまり中国は日本の輸出入の約4分の1を占めるダントツの貿易相手国です。
両国が戦争状態(までいかなくても)、対立で貿易が成り立たないと日本の経済は壊滅的打撃を受けます。
これを冷静に考えれば日本はもっと自主的な安全保障の道があるはずです。

当会の新年の活動は、9日の9の日行動から始まりました。
寒い日でしたが、7名が参加し、署名2筆を頂き、チラシは50枚配りました。
若い人から署名を頂いたり、がんばって下さいとの声も頂きました。
コロナの流行がまた大きくなり全面的な活動は難しい状況ですが、講演会のような多くの人が集まる企画は別として、可能な範囲で地域の方々に「平和、9条守れ」を訴えていきたいと思います。




Z-174 岸田政権の
軍備膨張政策に反対しよう

2022.12.24


12月8日の朝日新聞夕刊で『「核の冬」最悪なら日本のほぼ全員餓死』なる深刻な記事を目にしました。
以下抜粋を紹介すると
 核戦争後に起きるとされる「核の冬」による食料不足で、最悪の場合、世界で50億人以上が餓死する可能性があるとする試算を、米国などの研究チームが発表した。核爆発による直接の被害を避けられても、その後の気候変動による影響は地球規模に及び、人類は壊滅的な打撃を受けるという。
 食料自給率の低い日本への影響は特に深刻だと警告している。
 爆発によって大気中に飛び散った粉じんが太陽光を遮り、地球規模で気温が低下する「核の冬」の到来が予想されている。
「分析結果は日本が核兵器禁止条約を批准し、米国の『核の傘』への依存をやめる必要があることを示している。もし使われることがあれば、日本にとって自殺行為になる」とコメントしている。



以上の内容ですが、核戦争に至らなくても、日本には原発が(廃炉等を含め)60基近くもあり、そこを通常ミサイルであっても狙われたら日本列島は壊滅的な被害を受けてしまいます。
核廃絶はもちろん、日本が戦争に参戦とか巻き込まれたりしないよう相当の覚悟を持って望む必要があります。

岸田政権は日本の安全保障の決定的転換となる改定安保3文書なるものを閣議決定しました。
その中で敵基地攻撃能力を保有すること、軍事費をGDP比2%(現在1%)にすることなど、従来の安全保障政策を抜本的に変える政策を明記しています。
これらはこれまでの政府見解や憲法にも反しており、今後の日本の安全保障に重大な影響を及ぼすでしょう。
政府見解の問題点、矛盾点を明らかにし、撤回を迫るとともに、軍事的緊張を弱め、平和共存の方向に向かうよう訴えていく必要があります。来年の大きな課題となります。

当会の今月の活動ですが、9の日行動では9人が参加し、チラシを65枚配り、署名は2筆頂きました。政権側から「敵基地攻撃能力の保有」「軍事費倍増」の宣伝が強まっており、私達の宣伝も重要になっています。
今月はここ2年程中止していた当会の総会を行いました。
総会では、岸田政権の反憲法的、軍事強化一辺倒の政策に対し、懸念、疑問、怒りの声が噴出しました。
政権の政策の問題点を分かりやすく地域の人達に訴えていく必要性が出されています。
そして9条の精神を活かし緊張緩和、地域の安定化を図るよう訴えていく必要があります。
コロナの影響が未だ続く可能性があり、「すいとんの会」や秋の講演会などは予定しませんが、9の日行動や状況によってチラシの全戸配布などで宣伝活動を展開することになりました。

当会の事務局などの組織体制はそのまま継続となりました。
来年は1月9日(月)の9の日行動から活動を開始します。(西友・下丸子駅 4時~)

今年1年この事務局便りを読んで頂きありがとうございます。
来年も9条を守り、活かす活動を共に進め、良い年になるよう頑張っていきましょう。



Z-173 岸田政権の軍備拡張一辺倒の
政策に反対!
外交努力と国際協調を!

2022.11.12


11月3日の(国会前)憲法大行動に参加してきました。
当日は秋晴れで気持ちが良い日でしたが、朝から北朝鮮ミサイル発射による「Jアラート」
でTVはそれ一色。
集会主催者の高田健さんは「メディアは朝鮮の脅威を煽りまくっているが、現在、米韓の大規模軍事演習が240機もの軍用機を動員して行われている。その反発として北がミサイルを発射しているわけで、そうした事実をしっかり見ておく必要がある」と強調した。
相互の軍事示威行動が国民の不安を煽り立てている。
ここは冷静に見て、如何に軍事的緊張を抑えるべきかを考え、外交努力と国際協調を図るよう政府が行動していくべきです。集会発言者もこの点を強調していました。
集会は国会を取り囲む形で行われ、「敵基地攻撃能力は侵略だ!」と書かれた横断幕などが目立ちました。

岸田政権は、年末に改定する「国家安全保障戦略」などの3文書に大軍拡方針を盛り込むため、与党との協議を進めています。
軍事費をGDP比1%から2%へと大幅膨張させるため、その用途や財源を巡り画策しています。安全保障を築いていくための外交努力、国際協調などへの言及はなく、ひたすら軍備拡張を叫ぶのは、国民を不安に陥れ判断を誤らせる大変危険なことです。

憲法審査会では、改憲派は自衛隊明記、緊急事態条項とかを議論すべきと言っていますが、自民党議員と統一教会の改憲を含む政策協定の解明が、今もっとも重要ではないでしょうか。韓国を本部とする反社会的宗教団体と一緒に改憲を進めるなど、国民主権に反した重大問題です。
こうした事態を踏まえ、当会は11月5日『統一教会・勝共連合と自民党議員 癒着の構造』というタイトルで、ミニ学習会を開きました。
講師は南部法律事務所の佐藤誠一弁護士です。
講師は、統一教会が如何に反社会的活動をしてきたか、そしてなぜ自民党議員と共存する
関係になっていったか、今後の動きに注視する必要がある等々と、分かりやすく熱意を込めて話されました。今後の私達の運動の参考にしたいと思います。
(詳しくは当ホームページ内の学習会要約をご覧ください)

今月の9の日行動は、7名が参加し、2名の署名と、58枚のチラシ配布を行いました。
ここ数年コロナのため開催していなかった総会を、12月に行うことになりました。
最近まで、活動が控えめだったので、活動総括などは多くはないと思いますが、改憲の動きはこれから予測がつきにくい厳しい状況になるので、きちんと態勢を整える必要があると思います。
今月の運営会議で議案書を提示し、総会は12月19日(月)午後6時30分から下丸子図書館で行います。


 



Z-172 学習会で旧統一教会と自民党の
関係の本質を知ろう

2022.10.16


9月27日に安倍元首相の国葬が国民多数の反対を押し切って強行されました。
「国葬をやってしまえば国民も納得して収まるだろう」などと言ってる向きもありましたが、その後の世論調査では岸田政権への支持率下落が続いています。
岸田首相は「真摯に受け止め」「しっかり聞く」「検討する」などと言いながら、決断力がないと言われています。
しかし憲法改正や軍事費大幅アップなどに急にやる気を出しかねないので注意しなければなりません。

9月の運営会議では、統一教会と自民党の問題、ロシアのウクライナ侵攻などが話題となりました。統一教会がらみでは最近でも山際大臣、細田衆院議長など問題だらけです。
このところの運営会議では、参加者から新聞記事のコピーや本の紹介があります。
事務局長からは毎回のように話題、討論テーマとして資料は提供されますが、それ以外にも紹介されるのは、いろいろな観点からもいいことだと思います。

10月の9の日行動は9日が三連休の中日に当たるため、19日(水)に延期になりました。
西友・下丸子駅で4時からです。
大幅な軍備増強や改憲の動きに反対の声をあげましょう。

ミニ学習会の日時等が決まりました。
日時は11月5日(土) 午後2時~ 場所は下丸子図書館 多目的室です。
講師は南部法律事務所の佐藤誠一弁護士です。
テーマは「旧統一協会・勝共連合と自民党の改憲案はなぜ酷似しているのか」で
内容は「・旧統一教会・勝共連合と自民党がなぜ協力関係になっていったか
    ・旧統一教会・勝共連合と自民党の改憲案、政策(ジェンダー、夫婦別姓、家庭教
     育等)が如何に類似しているか、またその問題点
    ・彼らの改憲策動にどう対処すべきか」
です。
統一教会・勝共連合は反社会的行動のみならず、危険な改憲や復古的政策を目指す動きもしており、大きな問題だと思います。

皆さん是非学習会にお越しください。


 








Z-171 ますます暴露される
旧統一教会と自民との癒着

日本の民主主義の大きな危機

2022.9.15

8月の運営会議では、反社会的宗教団体の旧統一教会と自民党との癒着が大きな話題となりました。
多数の被害者、家庭破壊をもたらしている団体と、節操もなくつながっていた自民党・岸田政権に対し世論調査で支持率が大幅に低下したこと。
旧統一教会・勝共連合の改憲案が9条に自衛隊明記、緊急事態条項など自民党案に酷似しており、政策的にも家族重視、ジェンダー、夫婦別姓問題等があることです。
会議の中で、旧統一教会・勝共連合と自民党の改憲問題について、ミニ学習会を開催することになりました。
その他、新しい改憲案として自衛隊を憲法73条などに明記する案がでてきているとの意見もありました。

前記のミニ学習会については、以下のような要領で企画中です。
講師:南部法律事務所 佐藤誠一弁護士
テーマについて:「旧統一協会・勝共連合と自民党の関係」
内容:旧統一教会・勝共連合と自民党がなぜ協力関係になっていったか
   旧統一教会・勝共連合と自民党の改憲案、政策(ジェンダー、夫婦別姓、家庭教育等)が如何に類似しているか、またその問題点
   彼らの改憲策動にどう対処すべきか
日程:10月後半以降

8月は暑さも厳しい時期なので、9の日行動は中止しましたが、9月になって再開しました。
今月の行動には、9名が参加し、チラシを80枚配布、署名は2筆頂きました。
当日は若干暑さも残っていましたが、「自衛隊明記、緊急事態条項などの改憲反対、
ウクライナ問題などに乗じた軍備増強、核共有反対、9条の力を確信し平和主義を守ろう」と元気に訴えました。

今、安倍元首相の国葬が問題になっています。
もともと法的基準が定まっていないため、内閣が恣意的にやろうとしている事、肝心の安倍氏に旧統一教会との太い繋がりがあるという疑惑もあって、国民に反対の意見が強まっているようです。
葬儀では、参列者の弔辞などは「故人を偲び、功績をたたえる」ことが通例で、故人の批判などありません。これが国葬となると、安倍氏の功績を国が讃え、今後何度でも繰り返し国葬の内容として紹介されるでしょう。
安倍氏の歴史的評価がこれから定まっていくときに、この催しは間違ったイメージを押し付けてきます。
私達が反対している「9条に自衛隊を明記」を安倍氏は連呼していました。
葬儀の場で「日本の安全保障を高めるため自衛隊明記実現に奔走されました」などと紹介されてはたまりません。
国葬は止めるべきです。


 




Z-170 旧統一教会などと
軌を一にする改憲策動に

反対しましょう

2022.8.17


旧統一教会と政治家の関わりの問題がさらに広がっています。
岸田首相は支持率挽回とばかり内閣改造を行いましたが、旧統一教会とかかわる大臣が続出し、世論調査ではさらに支持率の下落を招いています。
旧統一教会と関係ある団体とは知らなかったなどと弁明している議員が多いですが、自民党の政策や報道を見る限り、知らないわけがありません。ほうかむりして嵐が過ぎ去るのを待っている感じです。
旧統一教会と自民党政治家特に安倍元首相に近い政治家の関係は、単に霊感商法、信者の問題だけでは片づけられない大きな問題であることが分かってきました。
旧統一教会と一体の国際勝共連合がらみで、憲法改正、ジェンダーフリー反対、家族重視などが自民党の政策と酷似しているのです。
安倍元首相が右翼的と言われる背景には、こうした旧統一教会、日本会議などと深い繋がりがあることが白日の下にさらされたのです。
日本の政治がこうした宗教的な力によって歪められることは、あってはならないことです。
 
恒例の「大田平和のための戦争資料展」が今月の12日から14日まで開かれ、当会紹介の資料が九条の会紹介コーナーで展示され
ました。
区内五つの九条の会がそれぞれの活動を紹介していました。
会場は様々な戦争関連の資料が展示され、催し物も行われましたが、ロシアのウクライナ侵攻もあって、戦争反対、核兵器反対の展示が多くありました。
 
 
7月の運営会議も議論が進みました。
世論調査によると、「自衛隊を憲法に明記する」ことには賛成多数の一方、「憲法9条改憲」には反対多数となっています。
つまり国民の多くは、9条改憲は反対だが、9条に自衛隊を明記するぐらいのことは問題ない、とみていると思われます。
私達としては、「自衛隊明記」が9条の規定を骨抜きにする危険性があることを、訴えていくことが大事だと確認しました。

今後の活動について
今後憲法審査会の動きがどうなるか予断を許せませんが、ミニ学習会、講演会、チラシ全戸配布などを検討していくことになりました。
その中で、ウクライナの人から戦争体験を聞く催しはどうかとか、宣伝を行っていく上で学習をする必要があるのではとの声が上がっています。

 


Z-169 生活の苦しさ、
不安の解消が国民の声

改憲では解決しない

2022.7.20

猛暑もあった中、参院選が終わりました。
自民党が議席を増し、改憲派4党(自、公、維、国)の議席数が全体の三分の二以上を獲得しました。
選挙では経済政策、教育・少子化対策などが争われましたが、ロシアのウクライナ侵攻が国民に不安を与え、軍事力強化など安全保障についての関心が高まったことは事実です。
国民の要求項目として、改憲そのものは優先順位が高くはなかったのですが、選挙後改憲派は声高に改憲の早期実現を叫んでいます。

こうした中、当会のニュースでは以下のように呼び掛けています。
『思い起こせば、九条の会が発足した2004年頃は改憲派の比率が今まで以上に大きい状況でした。
 私たちは、気持ちを切り替え、九条の会の原点に戻って「自衛隊を認める人も、認めない人も、手をつないで9条の平和主義を守りましょう」を合言葉に、今まで以上に地域からの憲法と平和を守る声を大きくしていくために、今後の取り組み方のバージョンアップを図っていきたいと思います。』
また投票日直前、安倍元首相が銃弾に倒れましたが、暴力による言論圧殺は絶対許せません。
安倍元首相は、集団的自衛権行使を認め、安保法制を強行採決し、改憲の旗振りを進めるなど、護憲の私達からすれば全く立場が異なります。
しかし私達はあくまで言論で戦い対決してきましたし、こうした暴力に反対するのは平和を求める私達からすれば当然です。
私達は(憲法にも明記された)言論の自由も守っていきたいと思います。

それにしても不可解なのは、(元首相暗殺)犯行の動機に関する「宗教法人名」がなぜか選挙後になって明らかにされ、それが(旧)統一教会だったということです。
投票前に、統一教会の名が出れば、一連の政治家とのつながりや、なぜ密接な関係があったのか白日の下にさらされかねず、「ヤバイから隠せ」との圧力があったのではないでしょうか。
統一教会は、霊感商法や信者の家庭崩壊など大きな批判を浴び、右翼的な活動で知られていました。
安倍元首相が、この宗教団体の会長にビデオメッセージを送り、「敬意を表します 高く評価します」などと持ち上げその繋がりの深さが分かってきました。
影響力のある安倍元首相や自民党議員等の社会的責任が問われる問題です。

ネットのあるURLには以下の記事がありました。(一部抜粋)
『スパイ防止法や青少年健全育成基本法の制定運動、日本国憲法や教育基本法の改定運動、性教育に関する教科書改訂、同性婚や人権擁護法や外国人への参政権付与への反対、専守防衛・非核三原則・武器輸出三原則の破棄の提唱、原発再稼働……等々、これら自民党政治の先導かのような訴えのすべては統一教会、勝共連合、神道政治連盟、日本会議の主張と同じだ。それは保守や右翼の主義主張というだけでなく、安倍政権とともに急速に自民党に浸透したカルト的宗教イデオロギーでもあったということだ。』


 


Z-168 参院選で「改憲論者」や
「軍事費倍増論者」などが

多数を占めないようにしよう

2022.6.16

5月21日に「ウクライナ危機と9条」というテーマでミニ学習会を行いました。
当会にとっては久しぶりの催しでしたが、11名が参加し学習と討論で理解を深めました。
今回は事務局員が分担して発表する形になりましたが、運営会議では「ミニ学習会の形はいい。身近に感じられ、やりやすいし、他の人も呼べる」など好評の感想でした。
学習会の詳しい内容は当会ホームページの「ミニ学習会」の欄をご覧ください。

先月紹介しました地域全戸配布チラシをみんなで分担して配布中です。
久しぶりの全戸配布で、数年前まで行っていたチラシ配布の感覚を思い出し、少し暑くなってきたなか頑張っています。
地域に2万枚配布中ですが、チラシが多くの方に読んで頂ければと思います。
なおチラシ作成には費用が掛かりましたが、多くの方にカンパを頂き無事乗り切ることができました。そこで(チラシ作成用の)カンパについては終了にしたいと思います。
どうもありがとうございました。

5月の運営会議では、活発な意見交換がありました。
一連の改憲、軍事力強化の動きに対し、参加者の危機感の現れだと思います。
9条を取り巻く状況について主な意見を紹介しますと
・自民党、維新の会は防衛費倍増、反撃能力保有、改憲、核共有など前のめり 
・防衛費増額の財源についての説明がない 国債の発行か他の予算から削るかだが、いずれも財政が圧迫される
・敵基地攻撃能力を反撃能力に言い換えたのは、支持されやすい効果がある 
・反撃能力は相手の中枢を攻撃する全面戦争、しかも先制攻撃も辞さないという
・国民が政治で取り組んでほしい課題は、最大は年金・医療・介護で32%、改憲は7項目中最低で2%、(朝日新聞世論調査)
・消費税値上げの時、社会保障に使うといいながら、半分ぐらいは大企業の減税分などにまわり結局内部留保がその分増えている 政策がきちんと説明されていない
・日本が核を持つことは、核兵器不拡散条約(NPT)に違反し、非核三原則に反する
・日米の中国敵視政策が強すぎる 経済面の繋がりの強さを見れば不合理 中国の人権問題とか、覇権主義とかまずいところは批判していくが軍事的に包囲強化していくのはよくない
他に9条、自衛隊、専守防衛、ハード抑止力、ソフト抑止力など話し合い、引き続き討論し
ていくことになりました。

6月9日の9の日行動には、10名が参加しました。
梅雨の合間でしたが、日陰は涼しいものの、日向はやはり暑くなってきています。
チラシは70枚配り、「憲法改悪を許さない全国署名」は8筆頂きました。
通行中の人達に何の宣伝なのか分かりやすくするために、横断幕などが必要ではないかとの声があがっていました。

7月の参院選に向け、各党が選挙政策を発表しています。
ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮のミサイル発射等があり、各党とも安全保障に関する政策を打ち出しています。
しかし問題なのは、この機に乗じたかのような、9条改憲、軍事力大幅増強、敵基地攻撃能力、核共有など軍事大国化を目指すような政策を打ち出しているところがあります。
9条を持ち、戦争被爆国としての日本がこのような方向に突き進めば、国際環境は一層の
緊張を招きます。
各国と連帯して、平和的な方向を目指す政党を大きくすべきです。
来る参院選では、改憲派が三分の二を割るように投票しましょう。


 


 

 


Z-167 専守防衛の9条で
世界と連帯し平和を目指そう

2022.5.15


安全保障や9条に反する動きが目立つ中で、当会の活動が活発になっています。 
5月に配布予定の地域全戸配布チラシができあがり、配布に向けて準備中です。
チラシの表には「日本はソフト抑止力と専守防衛で」というタイトルで、ロシアの
ウクライナ侵略を批判し、日本がハード抑止力のみでなくソフト抑止力も大事にしつつ専守防衛で行くべきことを訴えています。
チラシの裏面では、日本は世界と連帯して国連改革を進めることを訴え、さらにアベ改憲と軍事力強化に反対の声を挙げています。
地域の多くの方に読んで頂きたいと思います。

5月21日にミニ学習会を開きます。
テーマは「ウクライナ危機と9条」です。
ロシアがウクライナに侵攻したことをキッカケに、国民の不安が高まる中、この機に
乗じて「軍事費を倍に(GDP比1%から2%へ)」とか「核共有」「専守防衛の見直し」
「敵基地攻撃」など過度の軍事力強化への動きがあります。
日本が「9条をもとに専守防衛で世界と連帯して平和を」を目指すべく討論して学習したいと思います。
学習項目としては
・ウクライナ危機の背景、現実    ・国連、国連憲章、国際法
・ウクライナ危機と9条       ・意見交換
急な開催となったので、当会のメンバーが発表し討論します。
参加しやすい雰囲気となりますので、是非お越しください。
日時:5月21日(土) 午後2時~3時30分  下丸子図書館 多目的室

今月の9の日行動では、全戸配布チラシが出来上がったので早速道行く人に配りました。
8人が参加し、ロシアの軍事侵攻を批判し、軍事面以外の抑止力も強めた専守防衛が大事なことを強調し、岸田政権の軍事力強化一辺倒の政策を批判しました。

当会では引き続き「憲法改悪を許さない全国署名」を募っています。
また全戸配布チラシのためのカンパもお願いしています。
 下記の口座かお知り合いの当会メンバーまでお願いいたします。
  ・三井住友銀行 下丸子支店   ・口座名 大田たまがわ九条の会
  ・普通口座           ・口座番号 3943320







Z-166 世界の平和、安全をぶち壊す
プーチン・ロシアに抗議の声を挙げよう

2022.4.15


ロシアのウクライナ侵攻がまだ続いており、犠牲となる市民が増加するとともに、虐殺の実態が報道され、なんとも痛ましい状態となっています。
ロシアの狂ったとも言える異常な侵略に対し、全世界が協力してこれを止めさせなければなりません。
日本の国民も不安に思うのは当然ですが、専守防衛に徹しつつ多くの国と連帯して行けるような関係を作り上げていくべきです。
間違っても「敵基地攻撃論」とか「核共有」などの方向へ行くべきではありません。
その方向でもし日本のリーダーが、プーチンとか太平洋戦争時のリーダーみたいになってしまえば、こんどは日本が「今のロシア」になってしまいかねません。
残念ながら、軍備増強(軍事費GDP2%へ)とか、実質的核武装の核共有、緊急事態条項を憲法へ、などの危険なキャンペーンが出てきています。
軍事費GDP2%などになれば、そうでなくても落ち目の日本経済が更に悪化し、私達の生活がより厳しくなります。
また戦争被爆国の日本が核武装ともなれば、多くの国の核武装を招き、核戦争の危険が一気に高まります。「核共有」をまき散らす安倍元首相は、世界の「核兵器を無くそう」「核兵器禁止条約締約国の拡大」に目を向ける大局観を持つべきです。
また国連安保理常任理事国のロシアが侵略行為をしたことで、国連改革も緊急の課題です。
安保理は、ロシアが拒否権を行使するのでもはや機能していません。
大国が「拒否権」を行使すれば議決できないというのはおかしいし、やはり国連加盟国の多数(例えば3/4とか4/5以上など)の賛成で決まるなど、より合理的な形を検討すべきです。

当会の活動ですが、今月の9の日行動には9名が参加し、チラシ配布は62枚でした。
また9条改憲を許さない全国署名は6筆頂きました。
この日は9条守れの声とともに、ロシアのウクライナ侵攻に対し強い抗議の声を挙げました。
当日は天気も良く暖かくて、今後の活動のエネルギーを貰った感じがします。

当会賛同者にお願いしている返信封筒用付の署名には、約30通(計:102筆)の返事を頂いています。
5月にチラシ全戸配布を予定し、ミニ学習会も5月開催で検討し、その準備を進めています。





Z-165 ロシアのウクライナ侵攻は許しません!
ロシアはウクライナから撤退し謝罪せよ!

2022.3.14


ロシアがウクライナに侵略するという事態が起きています。
他国を侵略し、自分の言うことを聞かせるなど、あってはならないことです。
一時的にロシアがウクライナを支配したとしても、国際世論やウクライナの人達はそれを決して許さないし、あきらめないでしょう。
ロシアは即時ウクライナから撤退し、謝罪と賠償をすべきです。

このような時に気をつけなければいけないのは、「日本の安全保障」と称して軍備増強や軍事同盟強化、核の保有などが持ち出されていることです。
安倍元首相が核シェアという言葉を使いつつ、核武装の検討を口にしていますが、とんでもないことです。
核を持つことでロシアのように他国を脅すようになるのです。
日本は昨年発効した核兵器禁止条約を批准し、世界に広げるべきなのです。
戦争被爆国の日本こそ、核兵器の禁止を声高に呼びかける責任と力があると思います。
ウクライナの状況を見れば、大事なのは戦争反対、軍事侵略反対、国際協調の声を全世界であげ、侵略国を孤立させることです。

私達は9条の精神を持って、戦争反対、国際協調を強く訴えていきます。

憲法審査会の動きにも注意しなければなりません。
改憲派の人達は、もはや(内容はどうあれ)改憲することが目的のような動きをしています。
オンライン国会が改憲を必要とするか議論していましたが、問題があれば国会会期中に国会で論議すべきです。国会では国民の生活に直結した問題が山積しているので、それより優先すべき問題かはっきりします。
改憲は必要なしとの報告書が出ましたが、自民党などはなんとか改憲への糸口を作りたいようです。
今回の件で、高千穂大の五野井郁夫教授は「オンライン国会は衆参両院の規則や国会法などで対応できる。強引に理由をつけて憲法審を動かすことで改憲の機運を高めようとしているのではないか」と指摘しています。

当会の活動ですが、コロナ感染が徐々に下がりつつあり、本格的に展開しようとしています。
改憲の動きはまだ大きくはなっていませんが、ロシアがウクライナに侵攻しており、戦争反対の機運を高めるという意味でも、「憲法改悪を許さない全国署名」の運動を強めていきます。
具体的には、当会の賛同者にニュース配布と一緒に、署名用紙と返信用封筒を
配り、署名を広く集める運動を展開します。
また3月の9の日行動から、本格的な署名活動も展開しています。
今月の行動には9名が参加し、チラシ配布は64枚、憲法改悪を許さない全国署名は7筆集まりました。
さらに5月には地域に全戸配布のチラシを配り「改憲反対、9条守ろう、戦争反対」と訴えたいとおもいます。
このチラシ全戸配布のためのカンパを募っています。
*運営会議や「9の日行動」にお持ちより下さい
*下記の口座への振り込みでも 構いません
・三井住友銀行 下丸子支店   ・口座名 大田たまがわ九条の会
・普通口座           ・口座番号 3943320
よろしくお願いいたします。







Z-164

寒い中、9の日行動に
10名が改憲反対を訴える

2022.2.21


1月中旬から2月にかけて、新型コロナ・オミクロン型が急速に広がっています。
最近は検査が追いつかず「みなし陽性」という言葉まで現れ、検査結果がなかなか出ないため早期に投与すべき薬も使えない状況となっています。
更に恐ろしいことに、医療体制がひっ迫して救急車での患者が入院できない事例が出始めています。コロナではない救急事態でも入院できないとなれば若者でも恐怖です。
重症者、死者が増えており、高齢者、基礎疾患のある人へのワクチンブースター接種が、他の先進国に比べ大幅に遅れていることが大きな要因と見られています。
こうしたことの背景には、ずっと前から指摘されている政権の対応の遅さ、ずさんさがあります。
岸田首相は「検討する」という言葉を連発していますが、一向に事態は改善されず指導力が問われています。

この時期、オリンピックが開催されコロナ禍の中でなんとか気晴らしになっています。
しかしそうした中、オリンピックの華やかな催しの陰で中国の人権問題や覇権的な動きに対し、軍事的に対抗し封じ込めようとする動きがあります。
こうした動きをすれば、当然中国も軍事的に対抗した動きをするでしょう。
日本は、こうした動きに同調することなく、多くの国と連帯して人権や国際法に反する行為を言論で批判していくべきです。
この点でも日本の外交の力が試されています。

さて当会の活動ですが、コロナ感染拡大の中、注意を払いながら活動を展開しています。
現在は9の日行動はアナウンスとゼッケンによる宣伝だけを行って、署名は感染防止の点から控えています。
今月は一番寒い時期で、手がかじかむような日でしたが、10名という久しぶりに二けたの方が集まり、改憲反対など通行人に訴えました。
やはり憲法審査会の開催圧力など、改憲をめぐる動きが厳しくなってきていることへの危機感からだと思います。

さらに「憲法改悪を許さない全国署名」を今後本格的に集める一環として、賛同者に返信用封筒と署名用紙を送り、署名を集めることにしてその準備を進めています。
運営会議については、東京の感染者が多いものの、緊急事態には至っていないので現時点では開催していく予定です。





Z-163

気を引き締めて
9条の平和主義を守って行こう!

2022.1.12


明けまして今年もよろしくお願いいたします。御一緒に憲法を守り生
かすためにがんばりましょう。

年末年始にかけオミクロン型コロナが急速に広がりました。
海外での大流行がある中、日本の検疫も機能しなんとか時間稼ぎ(感染爆発に備える準備時間)をしていましたが、なんと大きな穴があいていました。
ご承知のように、米軍基地からのオミクロン拡散です。
報道によれば、米軍人がアメリカを発つときも、日本の基地に着いた時も検査なし。そして感染者が基地内を動き回り、基地外へ出る時も検査なしで飲食をしていました。
米兵がノーマスクで酔っ払いながら肩を組みフラフラ歩いている映像もありました。
基地内で働く日本人や、街の人々が感染の危機にさらされたのです。
米軍由来のオミクロン感染であることはゲノム解析で確認されています。
これまでも米兵犯罪、事故、基地騒音等問題があるたびに話題になりましたが、このコロナ問題を機に地位協定の見直しを政府は強く行うべきです。

最近のニュースで、日本とオーストラリアの軍事面での協調がありました。
海自がオーストラリア軍に安全保障関連法で可能になった「武器等防護」を初めて実施したとあります。
任務を行ったのは護衛艦「いなづま」で、共同訓練の中、フリゲート艦を警護したということです。
こうしたことは米軍以外は初めてで、大きなニュースにもならず注目されていませんが、
じわじわと自衛隊が海外で活動を広げていっている感じです。
そのうちにオーストラリアで紛争が起きた時、自衛隊が出動という事態が現実になりそうです。
国民が理解し、納得しているのなら別ですが、いつの間にかそういう事態になって戦争突入になるとしたら由々しき問題です。

そうでなくても岸田政権が敵基地攻撃能力を持つことに意欲を示しています。
違憲の安保法制のもと、出動を命じられる自衛隊、さらには敵基地攻撃を模索する事態に
なっています。
今夏の参院選で改憲派が三分の二を獲得すれば、自衛隊の憲法への明記の改憲が強行される可能性があり、ますます軍事的緊張が高まるでしょう。
中国、北朝鮮への対応ということで軍事的対抗が当然視されていますが、あくまで国際法や国際世論を基に国連などと協調しながら、相手国の攻撃を未然に防ぐための緊張緩和や相互の軍縮の努力を行い、話し合いでこれらの国に向かうべきです。

現在コロナはオミクロン型の感染拡大により、私達の活動にも影響が及ぶ可能性があります。当面9の日行動は(屋外なので)継続しますが、会議などは様子を見ながら行っていきたいと思います。
しかし今年は改憲をめぐりかつてない危機を迎えています。今夏に参院選があり、改憲を強行しようとしている岸田政権にストップをかけなければなりません。
頑張っていきましょう。





Z-162

来年に向けしっかり気を引き締め
憲法を守り生かす活動を展開しよう

2021.12.13


今年の12月8日、日本がアメリカとの戦争に突入して80年になります。
戦争の惨禍が人々の記憶からだんだん薄れてくる中、今軍事的緊張が高まりつつあります。

選挙前の朝日新聞世論調査で、「9条を改正して、自衛隊を明記することに賛成ですか?」との問いに、賛成が47%、反対が32%と賛成が多かったとのことです。
自衛隊が災害派遣とかコロナ対応などでイメージが良くなっていることに加え、中国、北朝鮮の軍事的動きに対し、自衛隊にしっかりやってほしいという国民の気持ちが世論調査に表れたと思います。
しかし自民党改憲案にある「9条に自衛隊明記」が単なる明記ではなく、9条の1,2項をないがしろにする大変危険な内容です。
集団的自衛権を認める安保法制のもと、自衛隊が憲法でも根拠づけられれば、自衛隊は大手をふって海外に展開することになるでしょう。
80年前の誤りの教訓が生かされないのではないでしょうか。
この改憲の危険性を地域の方々に訴えていきたいと思います。

日本政府が、バイデン大統領の「核兵器先制不使用宣言」に反対行動をとっています。
理由は核抑止力が低下するからだという。
「核抑止力を維持するには、先制攻撃を否定しない」という言い分らしいですが、そうすると相手国も核の先制攻撃を否定しないことになり、これはかなり危ない関係になります。
唯一の被爆国日本は、率先して核を無くす方向に努力すべきなのに、この問題でも足を引っ張り何とも情けない自民党政権です。

さらに日本は、核兵器禁止条約にも参加していません。
しかし同じアメリカの核の傘の下にあるドイツの新政権は、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバー参加すると表明しました。
ほんとうに日本の対応は残念なことです。日本は核の傘の下にあっても率先して参加すべきでした。

当会の活動ですが、新型コロナ感染者数が少なくなり、一方で改憲の動きが活発になってきているため、今月の9の日行動からチラシ配布を再開しました。
寒さや新型コロナの影響もあってチラシの受け取りは少なかったようです。

先月の運営会議では、改憲の動きに警戒の意見が多くありました。
その中で改憲反対を訴えるチラシを参院選前に全戸配布しようとの意見もでています。
当ホームページに掲載されているニュース201号に運営会議の意見の概要が紹介されています。

12月の運営会議は12月20日(月)午後6時30分から下丸子図書館にて行います。
今年最後の運営会議で今年を締めくくり、来年に向けてしっかり気を引き締め憲法を守り生かす活動を展開したいと思います。




Z-161

改憲ではなく憲法を
活かす政治を!

2021.11.15

衆院選が行われました。
改憲派の大幅減を期待したのですが、改憲派議員数が三分の二以上を占め残念な結果に終わりました。
しかし今回選挙の国民の要求順位では、改憲は7番目ぐらいで関心事、争点にはなっていなかったので、改憲が容認されたというわけではありません。
野党が共闘して、自民党甘利幹事長を破ったことに代表される事例もあり、共闘が成功した部分もあったのですが、全体としては前進できませんでした。
今回数を増やした維新の会は改憲にこだわっており、9条改憲についても自民に歩調を合わせる可能性があり大変危険です。

選挙運動期間中運営会議が開かれましたが、この中で出された改憲だけではない注意すべき動きを紹介します。
『自民党高市氏が総裁選で防衛費(軍事費)をGDP比2%にすべきと言ったが、今回の自民党公約にもなっており、大きな問題だ』。
現在の日本の軍事費は世界9位ですが、GDP比2%にすると世界3位の軍事大国になってしまいます。
日本のGDPは約540兆円でその2%は約10兆円になり、国家予算107兆円の10%となり軍事国家への道だけでなく、国民生活に多大な影響を及ぼす大きな問題です。
その他会議では、岸田首相の任期中に改憲するとの発言や、敵基地攻撃の問題点についても議論しました。

当会の運動について
総会については、ここ2年近く活動を大幅に控えていたので総会は行わず、代わりに運営会議参加を呼びかけ会議の充実を図ることにしました。
また2月恒例の「すいとんの会」は、飲食を伴いコロナ流行がどうなるか読めないので中止にしました。
当面は「9の日行動」を中心に活動を行います。これまでコロナ感染を防ぐためアナウンスとゼッケンだけの宣伝をしてきましたが、チラシ配布を再開することにしました。
改憲勢力が、憲法審査会を動かして改憲への具体的動きを強めようとしている今、改めて改憲の問題点をしっかり地域の皆さんに訴えていく必要があります。
今月の9の日行動には、9人が参加しました。雨上がりでまた降らないか心配しましたが、参加者はゼッケンを着けながら改憲への危機意識を持って力強く宣伝を行いました。

今月の運営会議は、都合により11月29日(月)に変更します。
場所は下丸子図書館 多目的室で午後6時30分からです。
マスク着用での参加をお願いします。






Z-160

総選挙で改憲勢力を少数派にしよう

2021.10.14


朝日新聞の「惜別」というコーナーに、最近亡くなった方の紹介記事があります。
戦争での加害体験を証言した元兵士の近藤一(はじめ)さんが紹介されていました。
近藤さんは、沖縄と中国で戦いました。
沖縄では米軍の戦車や火炎放射器に立ち向かわされ、同じ大隊の9割が戦死し、戦友と「兵士たちの沖縄戦を語り伝える会」を作り活動しました。
その中で「中国ではどうだったのですか」と問われ、中国戦線を語らざるを得なくなったそうです。
捕虜の「刺殺訓練」で「胸の下に銃剣がすっと入った」こと。自らの提案で人を数珠つなぎにし、一発の銃弾で何人殺せるか実験したこと。乳児を抱いた裸の女性を行軍に同行させ、討伐では食料を奪いつくしたこと。性暴力も隠さなかった。
この証言で、「仲間の恥をさらすのか」「自虐的だ」と批判され仲間も離れました。
それでも証言を止めず、泣きながら語っていたそうです。
なぜ、自分を痛めつけてまで語るのかと問われ、「被害と加害、両方話さないと伝わらない」といつも答えたそうです。
戦争への憤りを持ち続け、その悲惨さを伝えることが義務だと思っていたとのこと。

最近も勇ましく軍備増強を叫ぶ政治家がいましたが、戦争とはどんなに残酷なものかを感じとり、戦争にならないよう外交、経済、文化、スポーツなどあらゆる分野で他国と関係を改善していく努力をすべきだと思います。

さて岸田政権が発足しました。
安倍・菅政権に忖度した後継政権であることは、内閣人事にあらわれています。
岸田首相は改憲にも意欲的で、緊急事態条項新設や自衛隊明記など4項目の改憲を任期中に達成すると発言しています。
また安全保障分野では「弾道ミサイルを相手領域内で阻止する敵基地攻撃能力を保有する」
など武力に依存する政策も掲げています。

一方野党側は今度の総選挙で、立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の4野党が市民連合の提起した共通政策に合意しました。
その政策の中には、「憲法に基づく政治の回復」があり、共感が持たれます。
今度の選挙では、政権交代できれば大変いいことですが、少なくとも改憲勢力が議員数の三分の二を大幅に下回り、改憲が話題にもならないようにすることが必要です。

新型コロナの感染者数がかなり減少し、緊急事態が解除されたことにより、先月末から運営会議が開催され、今月から9の日行動も再開しました。
運営会議は久しぶりとあって、幅広い話題で話し合いました。
特に菅首相退陣、自民党総裁選真っただ中、そして近づく総選挙ということもあり、いろいろ意見が出されました。
意見の一部が当ホームページのニュースに載っていますのでご覧ください。
9の日行動は、未だチラシの配布は早すぎる(感染対策上)ので、ゼッケンを着けアナウンスによる宣伝を行いました。
選挙が近いこともあってか、ゼッケンの内容を見ながら歩く人が多かったと思います。




Z-159

激動する内外の情勢

2021.9.16 事務局・阿部


アフガニスタンから米軍が撤退しタリバーンが政権を奪取した。
米国のブラウン大学の「戦争のコストプロジェクト」によると、2001年からの20年間でアフガニスタンでの戦争に費やした費用が2兆2600億ドル(約247兆円)、1日当たり3億ドル(約338億円)という巨額です。
日本の国家予算(今年度の一般会計総額)が106兆円なので丸々2年分以上が注ぎ込まれたことになります。
失われた命という点では、6万9000人のアフガン軍の警察や4万7000人の民間人、5万1000人の反政府勢力の兵士が死亡、さらに2500人の米軍兵士が死亡し、4000人近くの米国の民間人の契約者が死亡。
特に驚いたのは、米軍撤退のニュースと共にアッという間にアフガン政府や軍が崩壊したことです。
軍事介入という力で抑えても、アフガンの人心は前政権を支持していなかったということです。巨額の援助は無駄となった軍事費と政権などの一部の人の利権になるだけで一般人の援助にはならなかったのです。

しかしこれとは対照的に、アフガニスタンで用水路を作った医師・中村哲さんは、水の供給で食料や環境の改善により65万人の命を救ったと言われています。
工事は困難を極めましたが、現地の人と協力し成し遂げたのです。残念ながら中村さんは
テロに遭い亡くなりましたが、その精神は現地の人達に引き継がれているようです。
こうしてみると、日本がどのような援助、支援を行うべきか、アフガニスタンの人々の生活と平和を守るための戦略が出てきたと思います。

菅首相が退陣することになりました。
後手後手のコロナ対策、感染拡大を招いたGo Toトラベルやオリンピック。
安倍前首相のもと有無を言わせぬ権力行使を、今度は自分が決めて行う段になり、説明責任を果たさない(できない)やり方が破綻しました。
先月の事務局便りで、菅総理に「一刻も早く退陣して頂きたい」と書きましたが、まさに急転実現し驚きつつ、コロナ対策等の事態が大きく改善することを望むものです。
続いて総裁選がありますが、安倍、菅政治が自民党政治のあらわれであり、その点では誰が総裁(首相)になっても基本は変わらないでしょう。目新しいキャッチフレーズで国民の支持を取り込もうとするだろうからこれまでの諸問題を振り返りながら冷静に見ていく必要があります。

当会の活動について。
コロナ感染者数が減少傾向にありますが、緊急事態宣言が延長され、医療体制が厳しい状況です。
そこで当会の取り組み参加者のほとんどがワクチンの接種済を前提とし、かつ感染者が減少傾向にあることを条件として運営会議を開催し、取り組みを再構築していきます。
9の日行動は緊急事態宣言の解除が前提となります。




Z-158

平和を願う気持ちも、
安心できるコロナ対策を願う気持ちも同じ 
菅政権じゃダメだね

2021.8.17 事務局・阿部

今年も8月になり、原爆の日、終戦の日を迎えましたが、いつもとは違う雰囲気があります。
まずコロナ禍の中、オリンピックが開催されました。アスリートの健闘はやはり感動を呼び
記憶に残るものとなりましたが、この間政府、東京都などがコロナ対策でどんな有効な手を打ったのかまるで見えませんでした。
恐れていたように、コロナ感染が爆発的に広がり医療体制は破綻しています。
もうコロナ等で具合が悪くなっても入院は望みにくい状態となりすごく不安です。
菅首相は、相変わらず覇気もなく同じことを繰り返し発言し、広島の平和記念式典では挨拶の一部を読み飛ばすなど精彩を欠き、全く誠意もやる気も見られません。世論調査の支持率は危険領域まで下がったと言われています。
こういう首相の下では、私達の生活、命と健康が守られるのか不安になるばかりです。
一刻も早く退陣して頂きたい。
また今の大変な状況を打開するため国会を開き、有効な対策を至急打つべきです。
さて8月14日~16日にかけて、大田区民プラザで「大田 平和のための戦争資料展」が開かれました。
当会は「大田区内の九条の会の活動紹介コーナー」で会の紹介の展示を行いました。
昨年から今年にかけては、コロナのため活動は少し控えざるを得なかったので、報告する内容はあまりないのですが、改憲や軍備拡大の動きには対応できるようにしておく必要があります。


 
 7月23日、残念なことにノーベル物理学賞を受賞した京都大名誉教授の益川敏英さんが亡くなりました。7月29日の毎日新聞の記事を紹介します。
益川敏英さん死去 晩年まで護憲と平和訴え続け 学術会議問題でも声
素粒子物理学の分野で、クォークに関する「小林・益川理論」で2008年のノーベル物理学賞を受賞した京都大名誉教授の益川敏英(ますかわ・としひで)さんが23日、がんのため死去した。
5歳だった1945年3月に名古屋市で空襲を体験した益川さんは、「九条科学者の会」や「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼びかけ人に名を連ね、晩年まで護憲と平和を訴え精力的に発言し続けた。
核兵器と戦争の廃絶を目指す科学者らの国際組織「パグウォッシュ会議」の活動にも長年関わり、2015年11月に被爆地・長崎市での世界大会開催にも尽力。08年のノーベル化学賞受賞者で、16歳の時に爆心地から約12キロ離れた長崎県諫早市で原爆を体験した下村脩さん(18年に90歳で死去)とともに核廃絶を訴えた。  
20年10月、菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人の任命を拒否したことが発覚した際には、安保関連法に反対する学者の会が同月開いた記者会見にメッセージを寄せ「戦争の反省の上に作られた学術会議に汚点を残す」と菅首相を厳しく批判していた。益川さんとともに「九条科学者の会」の呼びかけ人を務めた宇宙物理学者の池内了(さとる)・名古屋大名誉教授(76)は「政治、社会問題に敏感に反応し、物おじせず発言していく人だった。兄貴分に当たる益川さんの姿勢に学んできた。名前を出して物申す科学者が少なくなっている中、益川さんのような科学者がいなくなるのは寂しく、つらい」と話した。  
益川さんと長年の付き合いがあり、15年に長崎市で開かれたパグウォッシュ会議世界大会にともに参加した、小沼通二・慶応大名誉教授(90)は「科学者の責務として、核兵器の廃絶、戦争反対の思いをぶれずに貫き、機会があるごとに社会に平和を訴えていた。同じ志をもった仲間がいなくなり残念だ」と惜しんだ。



Z-157

東京にまた緊急事態宣言
 菅内閣発足以来の低支持率

2021.7.15 事務局・阿部


首都圏で新型コロナの感染が急拡大する中、オリンピック・パラリンピックが開催されます。
菅政権のオリンピック最優先政策により、コロナ対策がちぐはぐになり、結果として感染が再拡大しています。
ワクチンについては、出来るだけ接種を増やせと言っていたのに、ワクチンが不足して接種スピードがダウンし、多くの人が不安になっています。
一連の政策のまずさ、説明不足が重なり、12日のNHK世論調査で菅内閣支持率が過去最低に下落しました。(支持33%、不支持46%)

こうした中、西村経済再生担当相が、緊急事態宣言で酒類の提供停止に応じない飲食店に対し、取引金融機関から順守を働き掛けてもらう方針を示し、大きな批判を浴び発言の撤回に追い込まれました。
取引で強い立場にある金融機関を関与させることについて、優越的地位の乱用だとか、法的に問題がある脱法行為とかの批判を受けたわけです。
ここで思い出すのは、加藤官房長官の「コロナ禍は憲法に緊急事態条項を設ける好い機会」との発言です。
憲法に緊急事態条項を設ければ、酒類の提供停止など有無を言わせぬ命令が出せる法的根拠が出てきます。
時の政府が自らの政策的失敗を挽回するため、緊急事態条項を使って強引に政策を進める可能性があります。特に無能な政権であればなおさらで、国民にとっては大きなダメージになります。安易に憲法に緊急事態条項を設けるべきではありません。
それよりも国会を開き予測される災害、問題に対しよく議論し、対応した法律を整備しておくのがあるべきやり方です。

さて、7月9日に4月以来となる9の日行動を行いました。参加者は久しぶりに顔を会わせ、お互いの無事!を挨拶にしていました。
今回も、参加者はゼッケンを着けアナウンスで道行く人に訴えました。
曇天で雨が心配される中、始まって30分ぐらいで雨が本降りになり、残念ながら中止となりました。今回は7名の参加です。

7月12日から来月22日まで東京都に緊急事態宣言が出され、コロナ感染者も急増していることもあり、今月の運営会議と来月の9の日行動は中止となります。
(8月の9の日行動はもともと暑さ対策のため行っていません)

8月14日~16日まで「大田平和のための戦争資料展」が大田区民プラザで開かれます。
当会からは「大田区内の九条の会の活動紹介」コーナーで紹介記事を展示します。
是非お越しください。

改正国民投票法が採決強行されたことについて、九条の会から抗議の声明が出されましたのでご覧ください。http://www.labornetjp.org/news/2021/0611seimei




Z-156

コロナ後の改憲策動に注意しよう

2021.6.18 事務局・阿部


今、コロナ感染が収まらない中、菅政権は感染症専門家の危惧をよそにオリンピック開催に突っ走っています。オリンピックをそこそこに盛り上げ、政権支持率を上げ、総選挙に勝つというシナリオなのでしょう。
またコロナ対策で無策だった政権が、ワクチン接種が唯一の救いとばかりに取り組んでいます。
これ自体は私達の命と健康を守る上でいいことですが、他の面でも国民のためにこれぐらいやる気を出してほしいものです。

さて改正国民投票法が成立した。参院でこの法律の問題点について議論が進展するのかな、と思っていたらコロナに紛れて何も無く成立。
待ってましたとばかり、早速自民党からは改憲に向けた発言が出てきた。
コロナ感染に乗じて緊急事態条項を憲法に盛り込むべきとか。
加藤官房長官は記者会見で、改正国民投票法と新型コロナを関連させ「緊急事態の備えに関心が高まっている。議論を提起し、進めるには絶好の契機だ」と発言しました。国民が苦しんでいるコロナ禍を「好機」といって改憲の口実にするのはとんでもないことです。
やるべきは改憲ではなく、CM規制など国民投票法の問題点を正すことです。

G7が終わり、菅首相が帰国した。
会議の中で中国の覇権的、非民主的行動を批判し各国が協力し合うことが確認されました。これは当然のことですが、注意しなければいけないことがあります。
中国に対し軍事力の強化、包囲網のため、自衛隊がオーストラリアの艦艇も守る集団的自衛が確認されたと報じられています。
この点は国会で十分議論したのだろうか。
集団的自衛権をどんどん行使するのは、もともと違憲であるうえに自衛隊の活動が際限なく広がり、紛争へ巻き込まれる可能性が大きくなります。
こうなると9条が全く機能しなくなってしまいます。

当会の活動再開ですが、緊急事態宣言が解除され、感染者数が抑えられていれば、活動再開となります。
ただ運営会議の再開には、会議室が使用できるようになることが必要です。
改正国民投票法成立、コロナ問題に便乗した改憲策動、中国を巡る動きなど、皆で話したい事柄が積もっており、活動再開に向けて準備しましょう。





Z-155

この時期、改憲ありきの国民投票法改正案に反対します

2021.5.17 事務局・阿部


5月11日、国民投票法改正案が衆院を通過しました。
国民投票法改正案は、2016年に改正された公職選挙法の内容を、憲法改正の手続きに関する国民投票にも適用する、というものです。
しかし国民投票法改正案には、大きな問題が残されています。
・テレビ広告費用の上限規制がないため、資金力のある政党(自民党など)や政治団体が大量の宣伝を展開し国民の判断を歪める可能性大です。
・最低投票率が設けられていません。こうなると投票率が低い場合、賛成者の絶対数が少ない(例えば国民の10%や20%の賛成意見)にもかかわらず、重要な憲法が改定されてしまう恐れがあります。
・公務員や教育者の『地位を利用した』国民投票運動が禁止されています。
これらの人は憲法などについての知識があり、権力側に都合の良い改憲には反対しそうなので,
その動きをけん制する狙いがあります。
立憲民主党は、広告規制などを規定する「法制上の措置」を3年を目途に設けるという付則をつけることで賛成しました。
自民党などは改憲に前のめりで法案を採決しましたが、このような内容での成立は許されず、参院ではこの法案について抜本的な問題解決を図って欲しいと思います。

コロナ感染が拡大する中、政府は自らの対策が後手後手で失敗したのを棚に上げ、国民に規制を強制するため、憲法に緊急事態条項を設けるべきとの声をあげています。
現憲法内でも十分な対策が可能なのに、経済面を重視して適切な対策を怠り感染を拡大させてしまったため、改憲して国民を強制的に縛り感染を止めようというのです。
安倍前首相の布マスク配布に見られる的外れの政策や、菅首相の締まりのない後手後手対策によって感染が拡大したのに、それを憲法のせいにするのは、全くのお門違いです。
むしろ無能なリーダーに強大な権限を与えるのは大変危険なことです。

5月3日の憲法記念日に際して、各メディアが世論調査をしています。
殆どのメディアが憲法改正について、賛成が反対を上回っていたと伝えています。
(それでも9条に関しては改憲反対が賛成を上回っています)
改憲賛成の理由には、コロナ感染対策のため緊急事態条項が必要なのではとか、中国の覇権的行動に対しての不安から「自衛について」等があるようです。
これらの点について、国民の意向をよく分析し私達の主張が理解されるよう丁寧に宣伝していく必要があると思います。

東京も緊急事態が宣言され、感染者が千人を超す日も出ています。
変異した新型コロナウィルスは感染力が強く、感染すると重症化しやすいとされています。
このため区内の会議室等も使用不可となっています。
こうした事態を受け、当会の活動も控えざるを得ないと判断しました。
5月の9の日行動は中止とし、運営会議は「予定」はしますが、状況が好転しなければ中止
にせざるを得ません。





Z-154

9の日行動から活動再開へ

2021.4.13 事務局・阿部


コロナの感染状況がやや改善されてきた3月、当会は活動再開を期して3月22日に運営会議を予定していました。
ところがコロナ感染が再拡大したことにより、急に会場が使用不可になり、会議は中止となりました。
止むを得ず、4月の9の日行動は、(運営会議に諮れないので)事務局判断により行うことにしました。
昨年11月以来の久しぶりの9の日行動です。
感染防止のため、チラシ配布や署名などは行わず、アナウンスによる宣伝とポスター提示を行いました。
この日は3月に戻った感じの肌寒い日で、久し振りの9の日行動にもかかわらず、10名が参加して訴えました。
参加者がポスターを持ち整列して並んだ状況は目新しく、道行く人も目にとめていました。

それにしても菅政権のコロナ対策は相変わらず後手後手で、ワクチン接種に至っては先進国で最低のレベルです。
国民の命と健康を守るという最も大事なところでこんな状況ですから、とても不安で国政を任せることはできません。

今、世界ではミャンマーの軍事クーデター、中国の軍事的覇権の増大など大きな問題が生じています。
日本は、これに対し武力で対応するというのではなく、あくまで国際協調、国際世論を喚起して話し合いで解決すべきです。
人道支援、国際法など道理に基づききちんと対応する必要があります。
これとは逆に、武力増強で対応すれば、相手もそれに対応し軍拡競争を招きます。ましてや敵基地攻撃を正当化するようなことになれば、相手もそれに応じることになり戦争勃発の可能性がかなり高まってしまいます。

さて4月の運営会議は26日ですが、変異型コロナの感染拡大により東京都では「まん延防止等重点措置」が適用され、会議室等も使用不可となっています。また都の1日当たりの感染者はこのところ500人を超えています。
このままでは次回会議も中止にせざるを得なくなります。
ただ9の日行動は屋外であり、人との密も避けられるため行っていく予定です。






Z-152
新たな活動を控えて

2021.2.26 事務局・阿部


東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗前会長の問題は、単に彼だけの問題でなく日本社会の男女格差が依然として根深いことを示しています。
このような女性差別が存在する社会は、男性の間にも差別があると言われています。
なぜなら支配者が人々を支配するために、社会に差別を持ち込み人々を分断するからです。
私達も、つい見逃し勝ちな差別について注意を払っていく必要があります。
新しい会長選出にあたり、菅首相は透明性を強調していましたが、それなら学術会議メンバー任命拒否の理由、プロセスについて十分透明性を発揮してほしいです。

さてコロナ対策で後手後手に回った菅政権が支持率を下げています。
しかしコロナが収束に向かえば国民投票法改正案の成立や、敵基地攻撃能力の強化や緊急事態条項を憲法に盛り込む改憲などを目指そうとするでしょう。
オリンピックの開催や、衆院選などを控えて強行はしないだろうとする見方もありますが、油断は禁物です。
長男のスキャンダルも抱える首相は、危機に直面して何らかの争点を提起し国民の目をそらそうとするからです。

米国がバイデン大統領になり、日本へどのような要求をしてくるか、中国への対応を含め新たな負担を要求してくる可能性があります。
香港に代表される中国の民主化への抑圧や、ミャンマー、ロシアなど平和、民主主義に反する動きが目立ちます。特に海洋進出を進める中国の動きは、地域の平和、安定化に反しています。日本の尖閣領海への中国公船侵入は許されないことで、中国側に言い分があるのなら話し合いを申し込むべきです。
一方で中国は日本の最大の貿易相手国で、お互いが欠かせない存在です。中国が軍事大国化を目指す理由の一つが世界最大、最強の軍事大国アメリカの基地が日本にありその圧力があるからでしょう。
日本としては、米中の間にあって双方(日本を含め)の軍事力を削減し地域の平和、安定化を目指す戦略が必要だと思います。

今新型コロナの感染者が減少傾向にあり、当会としても活動再開を検討する時期になってきましたが、以下の項目がクリアされた時がその目安と考えています。
・東京の新規感染者が安定的に1日500人を下回ること
・非常事態宣言が解除されていること
・医療体制のひっ迫度が改善されていること
 (感染判明時にすぐ入院が可能である等)








Z-153

いよいよ当会も活動再開

2021.3.19 事務局・阿部


新型コロナの感染対策で首都圏4都県の緊急事態宣言が解除されました。
当会では、東京の新規感染者数が安定して1日500人以下であること、緊急事態宣言の解除、医療体制の改善などを活動再開の条件にしていました。
これらの条件がほぼクリアされたと思われるので、今月の運営会議から再開します。
ただし感染再拡大の兆しがあり、対策をとりながら行っていく必要があります。

自民党の今年度運動方針案が出ました。
安倍首相が総裁だった昨年度の運動方針では、前文に続く章で改憲を取り上げ「改憲を目指す決意」をうたっていました。
しかし今年の方針案では、新型コロナ対策、震災復興等の各種政策の最後に改憲を紹介しています。
しかも「改憲原案の国会発議を目指す」とあり、強い表現ではありません。
これは菅政権が様々なスキャンダルを抱え、批判を受けているコロナ対策等もあって、改憲を前面に打ち出す状況ではないからと思われます。
しかし菅首相は、自民党内の支持を固めるため、安倍前首相等の改憲強硬派の要求に沿った動きをする可能性があり、油断はできません。
現に運動方針の項目としては、「国民投票法は全力で成立に努める」、「相手領域内でも弾道ミサイルなどを阻止する能力の保有」などをあげています。
改憲、軍事力強化への動きに注意していきましょう。


Z-152
新たな活動を控えて

2021.2.26 事務局・阿部


東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗前会長の問題は、単に彼だけの問題でなく日本社会の男女格差が依然として根深いことを示しています。
このような女性差別が存在する社会は、男性の間にも差別があると言われています。
なぜなら支配者が人々を支配するために、社会に差別を持ち込み人々を分断するからです。
私達も、つい見逃し勝ちな差別について注意を払っていく必要があります。
新しい会長選出にあたり、菅首相は透明性を強調していましたが、それなら学術会議メンバー任命拒否の理由、プロセスについて十分透明性を発揮してほしいです。

さてコロナ対策で後手後手に回った菅政権が支持率を下げています。
しかしコロナが収束に向かえば国民投票法改正案の成立や、敵基地攻撃能力の強化や緊急事態条項を憲法に盛り込む改憲などを目指そうとするでしょう。
オリンピックの開催や、衆院選などを控えて強行はしないだろうとする見方もありますが、油断は禁物です。
長男のスキャンダルも抱える首相は、危機に直面して何らかの争点を提起し国民の目をそらそうとするからです。

米国がバイデン大統領になり、日本へどのような要求をしてくるか、中国への対応を含め新たな負担を要求してくる可能性があります。
香港に代表される中国の民主化への抑圧や、ミャンマー、ロシアなど平和、民主主義に反する動きが目立ちます。特に海洋進出を進める中国の動きは、地域の平和、安定化に反しています。日本の尖閣領海への中国公船侵入は許されないことで、中国側に言い分があるのなら話し合いを申し込むべきです。
一方で中国は日本の最大の貿易相手国で、お互いが欠かせない存在です。中国が軍事大国化を目指す理由の一つが世界最大、最強の軍事大国アメリカの基地が日本にありその圧力があるからでしょう。
日本としては、米中の間にあって双方(日本を含め)の軍事力を削減し地域の平和、安定化を目指す戦略が必要だと思います。

今新型コロナの感染者が減少傾向にあり、当会としても活動再開を検討する時期になってきましたが、以下の項目がクリアされた時がその目安と考えています。
・東京の新規感染者が安定的に1日500人を下回ること
・非常事態宣言が解除されていること
・医療体制のひっ迫度が改善されていること
 (感染判明時にすぐ入院が可能である等)






Z-151
政府は早く有効なコロナ対策で、
 
国民の生命・生活を守るべき

2021.1.18 事務局・阿部


2021年の新年を迎えましたが、コロナ感染が爆発的に広まり厳しい状況になっています。
菅首相の後手後手の対策、人命より経済重視の政策が感染拡大を早め、医療体制は崩壊し始めています。
政府の危機管理能力が問題です。軍事力強化には積極的でも、パンデミックの危機などに対して大変弱いことがはっきりしました。結局国民の健康、暮らし、生命に関して永年軽んじてきた自民党政治のツケが大きいのです。
例えば医療政策の貧困化(病院、保健所の整理縮小等)が背景にあります。こういう問題を改めよと訴えていた議員もいますが無視されてきました。

菅首相の首相としての能力、姿勢が問われ内閣支持率が暴落しています。
こうした首相が私たちの暮らし、平和のかじ取りをするのは大変危険です。
アメリカでは、バイデンが大統領になることで、WHOやパリ協定への復帰など国際協調が進む一方、日本に対し軍事面を含め不当な要求がされる可能性があります。
9条の会としては、日本と世界の平和の観点から活動を展開していく必要があります。

当会の活動は、コロナ感染拡大を受け9の日行動、運営会議などを当面休止しています。
事務局はメールでのやりとりをし、ニュース発行と情勢のチェックは行っていきます。
コロナ感染が収まってきたら、皆さんと9条を守る活動を再開したいと考えています。

当会新年号ニュースより転載します
  核兵器禁止条約が1月22日に発効します
核兵器禁止条約は、核兵器を包括的に法的禁止とする初めての国際条約です、2017年に国連総会で賛成多数にて採択され、2020年10月に発効に必要な50ヵ国の批准に達したため、2021年1月22日に発効します。
この条約は、核兵器の開発、実験、製造、移譲、使用、威嚇としての使用を禁止していて、核兵器を全面的に違法として、核兵器の廃絶への大きな第一歩となります。
 ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のフィン事務局長は、「核軍縮にとって新たなページが開かれた。長年の活動は、多くの人が不可能だと言ってきたことを成し遂げた。核兵器は禁止された」とコメントしています。
しかし、日本は唯一の被爆国にもかかわらず、日本政府はこの条約の批准に後ろ向きです。
9条の平和主義を世界に広げるためにも、日本政府にこの条約の批准を求めていきましょう。




Z-150
コロナ感染防止の対策をしつつ
 
活動再開に備えましょう

2020.12.11 事務局・阿部


新型コロナの感染が広がり医療崩壊の危機が指摘されています。
当会に参加している方には高齢者が多く、当会の活動によって新型コロナに感染してしまうことは、できる限り避けなければなりません。

11月の運営会議では、この点で議論し当面の12月~来年2月まで活動(運営会議、9の日行動)を控えることにしました。
毎年12月に行っていた総会は、当面コロナがある程度収まるまで延期します。
また年初の活動のキックオフを兼ねていた2月の「すいとんの会」は飲食を伴うので中止にしました。
ただ事務局はメールでのやりとりで情勢に対処し、ニュースも発行します。

このように当面活動は休止しますが、来年の通常国会で国民投票法などの情勢に変化があればすぐ対応する構えです。

この1年を振り返れば、9条守れという人たちと共同し安倍改憲の動きを止め、最終的に安倍首相を退陣に追い込みました。
この点は評価しつつも、菅政権の新たな策動が始まり、私たちの運動もまた新たな覚悟で展開していく必要があります。

菅政権の医療崩壊を招きつつあるコロナ対策、学術会議の強権的任命拒否等々に加え安倍首相の桜前夜祭の問題など課題は山積です。
こうした安倍政治を継承する菅政権に日本の政治、平和を任せるわけにはいきません。

憲法9条を守り、平和で安心して暮らせる社会にするため、来年も頑張っていきましょう。








Z-149
菅政権の
 危険性を訴えます

2020.11.17 事務局・阿部


次期アメリカ大統領が誰になるかは、世界の安定、平和にとって大変重要なことです。
トランプ大統領が「不正がある」として裁判闘争に持ち込もうとはするものの、バイデン氏が事実上大統領になるようです。
トランプ大統領のパリ協定やWHOの脱退など国際協調に反する行為、人種差別に代表される分断の助長、自分に反する見解や都合の悪い事実はフェィクにして嘘を平気でつくなど、社会の進歩に逆行する動きはどうにも認めがたく、新大統領のもと世界が協調して課題を克服していくことを願うものです。

さて当会の10月の運営会議では、学術会議会員の任命拒否問題と核兵器禁止条約についての話で議論が盛り上がりました。
学術会議の件では、理由も言わず任命を拒否したことについて、会議参加者は大きな危機感を持っていました。
現在は国会で菅首相が追及されていますが、答弁するにつれ矛盾が出て来て収拾がつかない感じです。任命拒否に関わったとされる杉田氏は警察、公安出身だそうで、結局政府の政策に反対する学者をマークし、排除したという疑惑が深まっています。
こんなことがまかり通れば戦前、戦中の物言えぬ社会になってしまいます。

明るい話題は、核兵器の開発、保有、使用を禁じる核兵器禁止条約を批准した国と地域が50に達し、条約が来年1月に発効となったことです。
核兵器を違法だとする条約はこれが初めてで、核を持たない国や国際NGOのICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)は、新たな核軍縮の基盤として核兵器の廃絶に向けた圧力としたい考えのようです。
しかし、条約には世界の核兵器の9割を保有するアメリカ、ロシア、中国などの核保有国や、アメリカの核抑止力に依存する日本などの同盟国は参加しておらず、今後、実効性をどう高めていくかが課題となります。
世界の平和のために、私たちにも粘り強い運動が必要とされています。

11月の9の日行動は西友、下丸子駅前で行いました。
恒例となったゼッケンのスローガンの一部を紹介しますと
『敵基地攻撃能力は専守防衛を逸脱』 『今でしょう改憲よりもコロナ対策』
『学術会議の説明抜きの任命拒否は強圧的な人事介入&違法』 他
道行く方たちも結構ゼッケンを見ていました。
自民党は、9条改憲のたたき台・イメージ案として「自衛隊の9条への明記」を表明していましたが、今年の年末までにこの案を正式の条文案として取りまとめる予定です。
憲法審査会の開催が予定されていますが、自民改憲案が持ち出される恐れもあります。
このように、菅政権は9条改憲を安倍前首相よりもさらに加速化しようとしており、この危険性についても訴えました。




Z-148
菅政権の
危険性、陰湿さ露見 

2020.10.14 事務局・阿部


憲法改正を声高に叫んでいた安倍首相がついに退陣しました。
安倍前首相は就任以来、一貫して改憲を主張しその実現を図ろうとしました。
しかし私たちも世論の盛り上がりの一翼を担って安倍改憲に反対し、改憲を阻んできました。
多くの方が平和を望み、安倍改憲に戦争への危機を感じこれに反対したことが、国民的な運動となり改憲を跳ね返したわけです。

しかし安倍政権を引き継ぐとした菅首相は、改憲を目指すため憲法審査会での議論を進めようと発言しています。また政府はイージス・アショア撤回の代わりに出てきた「敵基地攻撃能力の保有」について早速、検討を進めると表明しました。
コロナ禍で改憲派が持ちだした緊急事態条項に続き、破綻したイージス・アショアに代わる敵基地攻撃論が、9条をないがしろにする大きな問題になってきました。

敵基地攻撃論は、攻撃される前に相手を攻撃することで結局先制攻撃になります。
先制攻撃の論理を各国が正当化すれば、戦争勃発の可能性は飛躍的に高まり大変危険です。
この「敵基地攻撃能力の保有」は、専守防衛のシバリを超えて、軍事力拡大競争を招き、平和主義を壊しかねません。
憲法9条のもと、戦争抑止、話し合いでの解決を目指すことこそ重要です。

安倍前首相は辞任にあたって、後任に改憲を託すと表明しました。
しかし、もう日本の平和主義を壊す改憲は、終わりにすべきです。
安倍政権のもとで強行された、違憲の集団的自衛権行使の閣議決定、安保法制、武器の爆買いなどを撤回し、止めさせましょう。

ここへきて菅首相がその素性、本性をむき出しにする大きな事件が起こりました。
学術会議会員任命をめぐり一部の学者を排除するという暴挙です。
これまで政府は、「学術会議で推薦された学者を首相が形式的に承認する」という見解でしたが、突然解釈を変更し「拒否することも責任の範囲」と言いつつ、拒否する理由は何も示していません。
排除された学者はいずれも政府の法案や姿勢を批判した方です。
自分の意見や政策に反対の者は排除するという菅首相の姿勢は、安倍首相と同じで官僚支配のやり方と同じです。
これは日本の民主主義、学問の自由への大きな攻撃で、こんな菅首相に日本の政治は任せられません。

さて当会の9月の運営会議では、菅政権の問題や改憲の動きについて議論しましたが、衆議院解散総選挙が行われ改憲が大きな争点になった場合は、全戸配布を行うかも議論しました。
恒例の秋の講演会はコロナ対策のため中止を決めています。
それに代わる催しについても議論しましたが、総会時にDVDを視聴する案が出て適切なものを探すことにしました。
10月9日の9の日行動では、チラシ配布や署名活動はしませんでしたが、参加者はゼッケンを着用しアナウンスで宣伝しました。ゼッケンのスローガンは通行の方が結構見ていました。
また宣伝に対し励ましの声もありました。





Z-147
安倍改憲とその引継ぎを
名実ともに終わらせよう!

2020.9.14 事務局・阿部


コロナ感染が徐々に下がってきたため、2月以来控えてきた運営会議を8月24日開きました。
運営会議では9条を取り巻く状況について、特に破綻したイージス・アショアに代わる敵基地攻撃能力保有という新たな問題について議論しました。
国会を開かない、記者会見も開かないという、すっかりやる気を失くしたような安倍首相が、すぐさま飛びついた「敵基地攻撃能力」だけに、またも憲法9条をないがしろにする危険な動きだと注目しました。

しかし8月28日安倍首相が突如辞意を表明、事態は先行き不透明になりました。
声高な安倍改憲が弱まるのか?モリ、カケ、サクラ、大臣の不祥事等々が安倍辞任とともにうやむやに消え去るのか?

こうした中9月9日、久しぶりに9の日行動も再開しました。
安倍首相が辞意を表明し、自民党新総裁の選挙運動期間中でした。
「安倍改憲NO」というスローガンは、「安倍改憲の引き継ぎNO」となりますが、次の首相も改憲を言ってくるのは明らかなので気を引き締める必要があります。
現に総理最有力の菅氏は「憲法審査会での議論を進めたい」と発言しています。

9の日行動では、コロナ感染防止の観点から、従来行ってきた署名行動、チラシ配布を控え、プラカード掲示とアナウンスによる宣伝行動を行いました。
この日もまだ残暑が厳しく、なるべく日陰に立って宣伝しました。
プラカードには皆で出し合った幾つものスローガンが書かれ、道行く人が結構目にしていました。
スローガンの一部を紹介しますと
「STOP!日本の軍事大国化」 「終わりにしよう安倍改憲」 「戦争はしないさせない憲法9条」 他です。
久しぶりの9の日行動でしたが、今後9条をめぐる状況がどうなるかわからない中、新たな運動の一歩になったと思います。






Z-146
秋へ向けて注意しながら
活動再開を

2020.8.18 事務局・阿部

コロナ感染が全国に広がる中、安倍政権のコロナ対応が全く見えないため、国民の怒りと不信で内閣支持率は更に下がり、最低を記録しています。
コロナ対策で野党が要求する国会は開かれず、首相の記者会見もすっかり少なくなり、やる気を失くしたかのような安倍首相。
しかしイージス・アショア撤回の代わりに浮上してきた「敵基地攻撃能力の保有」には早速飛びつき、検討を進めると表明。
安倍首相がやる気を出すのは、改憲と軍備増強、それと国会で多数を得るための解散時期の検討だけのようで、国民の健康、暮らし、命の問題は関心外なのでしょう。

コロナ禍で改憲派が持ちだした緊急事態条項に続き、破綻したイージス・アショアに代わり実質的な敵基地攻撃論が自民党から政権に出されました。
敵基地攻撃論の行きつくところは「敵が我が国を攻撃しようとしているように見える」ことに対し、「攻撃しようとしている敵を(やられる前に)先に攻撃する」ことだと思います。
敵が攻撃しようとするのであれば、こちらはそれを抑えるための攻撃の準備をしなければなりませんが、それを見た敵はそれをおさえるため我が国を先制攻撃する・・・・
そもそも「攻撃しようとしている」という判断を誰が、どのような根拠で、どのような判断基準で行うのか全く曖昧です。
この論理をどの国でも採用すれば、戦争勃発の可能性は飛躍的に高まります。
憲法9条のもと、戦争抑止、話し合いでの解決を目指すことこそ重要であって、敵基地攻撃能力の保有は戦争への引き金になり大変危険です。

さて当会の活動も新型コロナの影響を受け、感染防止の観点から事務局会議のみを行ってきましたが、運営会議、9の日行動を再開することになりました。
8月の運営会議は24日(月)下丸子図書館で午後6時30分から
9月の9の日行動はサミット・千鳥町駅前で午後4時から
ただ9の日行動では、感染防止の観点からチラシの配布や署名活動は控え、アナウンスやポスター提示などで宣伝を行う予定です。
また秋の講演会については11月開催の可能性を検討しましたが、従来の小ホールでの開催は難しいと判断し、どのような催しが可能か検討することになりました。

恒例の「大田平和のための戦争資料展」には、今年もポスター提示で参加します。
8月21,22,23日に下丸子駅前大田区民プラザ地下展示場及び小ホールで開かれます。





Z-145
新型コロナ感染拡大の下での
取り組み方は?

2020.7.16 事務局・阿部

ここ数か月、メールのやりとりで済ませていた事務局会議を、久しぶりにメンバーが集まって行いました。
会議室は換気扇を回し、ドアをあけ放ち、窓はできる範囲で開け、換気を良くしました。もちろん会議参加者はマスク着用です。マスクを着けたまま発言するのはちょっと苦しい時もありますが、止むを得ません。

会議では、九条を取り巻く状況、今後の取り組み、秋の講演会、今後の日程について議論しました。
九条を取り巻く状況では、まず安倍政権の一連の問題、不祥事が話題になりました。
東京高検検事長黒川問題、森友問題で自殺した財務省職員の遺書に対する「調査しない」対応、新型コロナへの一連の対応のまずさ、持続化給付金事業の委託をめぐる利益誘導疑惑、安倍首相が重用した河井前法相夫妻の公選法違反容疑等々です。
憲法審査会は1回開催されたが自民の思惑通りに行かず閉会しました。
コロナ流行下で緊急事態が発せられましたが、これをチャンスとして憲法に緊急事態条項を盛り込む画策は変わらずあるようです。
ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」は問題を解消できず配備を撤回しましたが、これに代わって敵のミサイル発射前に相手の基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」の保有を検討するという重大な問題が出てきています。

今後の取り組みについては、新型コロナが程度の差はあれ流行する中でどうすべきか議論しました。
9の日行動については、改憲の動きが差し迫ってはいない状況下で、感染を避けるためにチラシ配布と署名活動は行わないこと、アナウンスはコロナ問題にも対応した内容で行い、
ポスター、看板等での宣伝を行う、ことなどを検討しました。
7月の運営会議(7月27日)開催は東京都のコロナ感染状況を見て判断することにしました。
8月の9の日行動は真夏ということもあり実施しないことにしました。

秋の講演会については、今の東京のコロナ感染状況をみると開催はかなり厳しいという
認識でした。まず10月の開催は準備と宣伝等を考慮すると難しく、企画しないことにしました。
11月については可能性はまだありますが、小ホールの定員は85名と従来の半分であり
規模、内容等検討が必要です。






Z-144
油断は禁物

2020.6.23 事務局・阿部

コロナ感染は一進一退を続けていますが、コロナ問題への対応のまずさや一連の不祥事で安倍政権の支持率は下落し続けています。
安倍首相の求心力にはっきり陰りが出ているようにも見えます。
このまま安倍改憲も遠のくかと思いたいのですが、このまま黙って引き下がるわけがないですね。
憲法審査会であわよくば国民投票法の採決を狙いましたが、野党の反対と世論がいまどきそんなことを許すはずがないという状況で議論が進まず閉会になりました。
安倍首相にとって、秋の臨時国会と来年の通常国会が任期中の国会になり、衆議院選を控えることから国民投票法の採決と改憲にどの程度強気に出るか分かりません。
もしそれらができなければ、後継の首相をけしかけ、野望を実現しようと図るでしょう。
いずれにせよ私たちが声をあげ続けなければ、何かをきっかけに一気に改憲の動きが強まる可能性があります。
油断しないで行きましょう。

安倍政権の米国からの武器爆買いの一環を為していた、イージスアショアガ突如中止となりました。
技術的、金銭的にどうにもうまくいかなくなったようです。
同じように莫大な金を使い、技術的にも無理があり、住民の支持も得られない辺野古新基地建設も早く中止を決めたほうがずっと合理的です。

当会においては、東京のコロナ感染が収まっていないため、今月の運営会議も中止することにしました。
来月から開催するとしても、すぐコロナ発生前の活動レベルにもどすのは無理があるでしょう。
コロナがある程度は流行する中での活動、駅頭宣伝、講演会など、いろいろ意見を出し合うことから始める必要があります。



Z-143
a安倍政権の不手際を
憲法のせいにするのは筋違い

2020.5.17 事務局・阿部

新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言もあり、当会の9の日行動、運営会議は中止を余儀なくされています。
秋の講演会についても、コロナの影響がどれぐらいあるか予断を許せません。
会場の予約は進めていますが、講演会の規模、講師などこれから検討していく必要があります。

さて国民が我慢して自粛を続ける中、国会では「検察庁法改正法案を含む国家公務員法等の一部を改正する法律案」が審議され、大きな反対の声が起こっています。
安倍内閣に近い黒川検事長を検事総長にすることを法的に根拠付けるためでもあり、今後の検察人事を時の内閣が介入し支配する大変危険な法案だと言われています。
政権に不正があればその捜査も行う検察を支配できれば、政権の暴走が始まり、三権分立を揺るがすものとなります。
コロナ対策こそ緊急で総力を挙げて取り組むべき時に、どさくさ紛れに悪法を通すやりかたは絶対許せないものです。
この件では多くの芸能人もネット上で声を発し抗議しています。その声を聞くと、こんな無法は許せない、主義主張の違い以前の問題などと事の重大性を訴えています。
日本弁護士連合会も強く反対しており、会長の声明文を以下のアドレスでご覧ください。
https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2020/200511.html

今年も憲法記念日を迎えましたが、新型コロナのため異例の記念日となりました。
憲法記念日の中央集会はなく、国会前からのネット中継となりました。

同じ日、安倍首相が改憲派の集まりにビデオメッセージを出し、9条に自衛隊を明記することに加え、新型コロナ対策の緊急事態宣言に絡めて、より強い対策のために憲法に緊急事態条項を盛り込むよう発言しています。
しかしコロナ対策の現状を見ると、政府の対策は後手後手に回っており国民の不信を買っています。この対応のまずさ、不手際を憲法のせいにするのは全くの筋違いであり許せないことです。
現行の法体制でも迅速かつ効果的な対策は十分とれたはずです。憲法に緊急事態条項を書きこむ改憲をすれば、政権は相当の強権を得ることになります。
今回のコロナ対策で見せた政権の適応能力の低さを見ると、憲法に緊急事態条項を盛り込んだ場合、それを乱用して人権抑圧等何を仕出かすかわからない怖さを感じてしまいます。





Z-142
新型コロナウイルス対策で
緊急事態宣言出される

2020.4.11 事務局・阿部

4月7日、新型コロナウイルスの感染者が急速に拡大している中、緊急事態が宣言されました。
当会では感染を避けるため、すでに3月の9の日行動や会議を控えていましたが、あらためて5月の9の日行動まで控えることにしました。
事務局ではメールのやりとりで事務局会議に代え、やるべきことの準備はしています。

首相はようやく緊急事態を宣言しました。
医療関係者を始め急速な感染拡大を抑えるため、この宣言を早く出してほしいとの要望が結構ありました。
にも拘わらず宣言を出すのが遅いと批判を受けながら、首相が宣言をなかなか出しませんでした。
これは、(演出された)高株価を始めとした首相の経済政策に大きなダメージを与えるのでは、という懸念があったのではと思われます。
あくまで国民の健康、生命というより、自らの支持率の下落が心配なのだと思います。
また安倍首相の別のネライとして、国民から緊急事態宣言への期待を増大させ、憲法への緊急事態条項の追加に目を向けさせるためだとの疑念があります。
こう思うのは決して邪推ではありません。

現に、自民党は国会で憲法審査会の審議開始を画策しています。
「緊急事態における国会機能の確保」をテーマに早急な憲法論議を呼びかけ始めたのです。
ご存知のようにかねて自民党の改憲項目には「緊急事態条項」が主要な項目として入っており、コロナ発生の初期には改憲派から緊急事態条項が叫ばれていました。
緊急事態条項を憲法に書きこめば、首相は相当の権力を行使でき、まさによだれが出るほど欲しいものです。
しかし今回の緊急事態はコロナ特措法の中だけのものであり、首相にとっては権力行使上の魅力はそれほどありません。
今回の与党の憲法論議の呼びかけは、コロナ問題のドサクサに紛れて改憲機運を盛り上げようとの魂胆で、野党からは「究極の火事場泥棒、いまは抜本的な経済支援、医療崩壊を防ぐために全力を注入すべき」との批判があがっています。
結局安倍政権は国民の健康、生命本位ではなく、自らの権力、支持の維持が最も大きな関心事なのではないかと思わざるを得ません。





Z-141
新型コロナ対策で緊急事態
今後に禍根が残らぬように

2020.3.14 事務局・阿部

私たちの会の今月の9の日行動は、新型コロナウイルス感染防止のため中止にしました。
今、多くの方が自粛のため不便を被り、収入も悪化したりする中、医療関係者を中心に感染拡大防止と治療のため懸命の努力がなされています。
しかしこうした新型コロナ問題の機に乗じて、憲法に緊急事態条項を盛り込もうとの声が改憲派から上がりました。
新型コロナのような重大な問題が生じた時、解決するのに政府に強い権限を持たせるため、憲法を改正しようとのことです。
しかし国民が心配する弱みに付け込む提案だとして批判が起こり、その後はこの改憲の動きは弱くなりました。
以前大震災などで緊急事態条項新設の改憲が話題になった時、憲法学者は「現行法規で対応できるし或いは問題を予測して法律を整備すれば憲法上の緊急事態は必要ない」と明言していました。
現政権のコロナ対策を見ると後手後手に回ったり、場当たり的との批判が出ています。
こんな内閣に憲法上の緊急事態条項で相当の権限を与えたら、何を仕出かすかとても怖いと思いました。特に中国で新型コロナウイルスが発生してからそれなりの対策準備期間があったはずなのに、殆ど策が講じられていないことが露呈したからなおさらです。
こういう状況ながら今回は新型コロナ対策の新法で緊急事態を認めるようですが、運用が限定的で人権への配慮が十分なされるか懸念があります。
今後何か問題が生じる度に特措法が出されその中に緊急事態を認めることがあれば、権力者はそれを乱用する誘惑にかられます。
様々な問題について関連法が存在するでしょうから、事前にそれをより充実することが大切であって、緊急事態を宣言して乗り切ろうというのは民主主義にとって極めて危険です。






Z-140
すいとんの会が
大いに盛り上がりました

2020.2.18 事務局・阿部

国会では一国のリーダーたる安倍首相がまたも問題を起こしています。
野党議員の質問に対し「意味のない質問だよ」などとヤジを飛ばしたという。自らの疑惑に対し追及する質問を「意味がない」というわけで、厳しい質問に焦りといら立ちが出たらしい。それ以上に国会の基本的役割を否定するものとして大きな問題になっています。
また安倍政権が東京高検検事長の黒川氏の定年延長を閣議決定し、半年後に検事総長に座らせる荒業を仕掛けていると批判を呼んでいます。黒川氏は安倍政権と近く『官邸のお庭番』と揶揄(やゆ)されているそうです。
安倍政権は首相の桜を見る会を始め、IR疑獄、前法相夫妻の公選法違反などを抱え、検察の追及を避けるためといわれています。
こんな私利私欲、自分に都合のいい人事の例は、「集団的自衛権行使を合憲と言わせるため、内閣法制局長官の首をすげかえた」など枚挙にいとまがありません。
こんな首相が掲げる改憲が国民のためなどとは到底信じられません。

さて今月15日当会の「すいとんの会」が催されました。
メインの「戦争体験を聞く」では、山本宏さんの被爆体験を聞きました。山本さんは広島で被爆し、弟は広島カープで活躍した山本浩二さんです。
山本さん自身は、背後から光線を浴びたため後頭部が大きく腫れ、その後うじ虫がわいて激痛に悩まされたそうです。
しかし最も怖かったのは、近くの小学校で2200人ともいわれる被爆犠牲者が焼かれ、その強烈な臭いと光景だと言いました。それ以降原爆に関することには一切かかわらなかったそうです。
被爆体験を語るという苦渋の決断をしたのは、母が亡くなり法事で広島に行った時、自分の被爆した場所が全く様変わりし、このまま放っておくと全部忘れ去られてしまうと感じ、話をしなければいけないと思ったからだそうです。
山本さんは自身のリアルな話の後、「原爆行」という詩を尺八の伴奏で朗々と吟じました。
山本さんは最後に核兵器廃絶の署名を強く訴えて話を終えました。

今年のすいとんも大変美味しく、戦中のすいとんを偲ぶのは難しいですが、こういう食べ物を通して戦争を考えるのもいい機会だと思います。
また「空母は必要か」というビデオを見たり、戦争クイズなど盛りだくさんの内容でした。
山本さんの話ということが関心を呼んだせいか、38名という多くの方が参加し盛況裏に終わりました。
9条守れという運動と核廃絶を求める運動は協力し合って日本と世界の平和に貢献することが大事だと思いました。



Z-139
今年も粘り強く「9条を守り、生かす」活動を展開していきましょう

2020.1.11事務局・阿部

安倍首相は年頭所感で「国のかたちに関わる大きな改革を進める。その先にあるのが憲法改正だ」として、憲法改正への意欲を改めて示しています。
今夏は東京都知事選、オリンピックがあり、それまでは憲法審査会を動かすことや、野党議員を改憲派に懐柔することなど、改憲に向けた策動がなされる可能性があります。
オリンピックが終わって秋ごろから本格的に改憲条文の提示などに踏み切るかもしれませんが、いずれにしても油断はできません。地域の方々に安倍改憲の危険性を訴えることが大切です。
なにせ桜を見る会に対する安倍政権の対応をみれば、表向きの説明や文言がどうあれ、全く
信用ができません。あれだけ資料隠し、データ消去、説明の二転三転を行いながら「国民に対し丁寧な説明を行っていく」と開き直っているのです。
とにかく、国民の財産をきちんと保管し公開する「公文書管理」と「情報公開」は、民主主義にとって大変重要なことですが、安倍政権は首相を守ることと政権維持を図ることしか頭にない相当のデタラメ政権です。

さて当会では昨年末総会が開かれ、今年の活動について討論しました。
安倍政権に対する怒りは相当なもので、「安倍政権反対の方針」をメインにすべきではないかという意見までありました。
それでも、当会としては安倍改憲反対、軍事力強化などの安倍政治反対を柱として活動することでまとまりました。
地域に対する宣伝活動としてのチラシ全戸配布は、秋の講演会の案内は行うとして、それ以外の配布は改憲に関する動きが大きくなった時に行うこととなりました。
2月に行う「すいとんの会」では、戦争体験者の話のみならず、「(戦争の影響を受けた)戦後体験を聞く」という形も検討することにしました。
さらに今後はもっと新しい運動も検討し、より多くの方が参加し運動も広がるようにしようと確認しました。

当面のイベントとして「すいとんの会」を2月15日に行うことにしました。
場所は千鳥南町会会館で11時からです。戦時中のひどい「すいとん」ではなく、おいしい
「すいとん」を味わいながら懇談しましょう。皆さん是非お越しください。






Z-138
憲法を守る運動を来年に!

2019.12.28 事務局・阿部

この1年を振り返ると、改憲に関しては参院選での改憲派議員数が2/3を割ったことが最大のニュースでしょうか。
それから天皇退位、即位行事や老後2000万円問題、閣僚の連続辞任、桜を見る会など政権側(改憲側)のオウンゴールで、安倍首相がもくろんだ改憲の動きにブレーキがかかりました。
朝日新聞の今年最後の世論調査によると、安倍政権の支持率がまた下がり38%に、不支持は42%になりました。桜を見る会をめぐる安倍首相の説明は「十分ではない」が74%で「十分だ」の13%を大きく上回りました。
この結果は桜を見る会をめぐる安倍政権の対応があまりにひどすぎると国民にはっきりわかってしまったからでしょう。
さらにIR事業(カジノなど)をめぐる自民議員の逮捕などがあり、年明けの通常国会でも
安倍政権批判が強まると思います。
しかし安倍首相等は時間稼ぎをして国民がだんだん飽きたり、忘れたりすることを狙っています。例によって首相は年頭挨拶で、空しくも美しい言葉をちりばめ改憲を語るでしょう。

さて当会では、12月14日今年1年の総括と来年の展望を話すため、総会をもちました。
総会ではやはり安倍政権の桜を見る会での対応などみんな怒りを超え呆れる意見が相次ぎました。こんな首相が繰り出す改憲など内容以前に信用などできないという雰囲気でした。
それでも来年安倍首相は必ず改憲を強く言ってくるだろうし、任期中にできなければ4選の可能性も言われており油断はまったくできません。
私達はそれ以上の覚悟で来年も従来の運動を粘り強く続け,更に新たな運動も検討しながら地域に「憲法を守り、活かそう」と訴えていくことを確認し閉会しました。



Z-137
秋の講演会が成功裏に終わりました
総会で今年を締めくくりましょう

2019.11.30 事務局・阿部

11月16日、秋の講演会が多くの方に参加して頂き成功裏に終わりました。
この間スポーツイベント、天皇即位行事、桜を観る会問題等、改憲や自衛隊をめぐる問題以外の話題がマスコミをにぎわし、講演会参加者が多く集まるか心配しました。
しかし地域に2万枚のチラシをまき、少しでも知り合いに連絡をとるなど関係者の努力で開催成功にこぎつけました。
 
講師は東京新聞論説及び編集委員の半田さんで、氏はながらく自衛隊、防衛省を取材する中「9条改憲反対だけでなく、違憲の安保法制、自衛隊の軍備増強、自衛隊の米軍への組み込みなどの問題を指摘し、これが解決されなければ、ほんとうの意味での日本の平和は築けない」と訴えていました。
講演内容はそれに沿ったもので、具体的で分かりやすく改めて安保法制、自衛隊の実態、その危険性を認識しました。
講演内容等は、そのページをご覧ください。

さて今年は参議院選挙で改憲派が2/3を割り、安倍首相の2020年改憲の目論見は厳しいようですが、草の根の運動で改憲機運を盛り上げようと必死ですし、油断はできません。
こうした中、今年も12月14日当会の総会が開かれます。
今年も2回のチラシ全戸配布で地域に改憲反対を訴え、毎月の駅頭宣伝ではチラシ配布、アナウンス宣伝、署名活動を行ってきました。
こうした地道な活動が全国の安倍改憲を阻止する力の一部になっていると自負しています。
1年の反省と来年への展望を開くためにも総会への参加をお願いいたします。





Z-136
秋の講演会 講師:半田滋さん
チケット販売を開始しました

2019.10.12 事務局・阿部


秋の講演会に皆さんをお誘いしましょう

今月から消費税があがりました。上げた分は社会福祉と財政健全化に充てるそうです。
しかし安倍首相がトランプ大統領言いなりの米国製武器の爆買いとか、今後5年間で25兆円を超える莫大な軍事予算化とかをみると、結局従来の8%分の税から軍事費を大きく増やし、国民には2%アップ分を福祉に回しますよと言っている気がします。
また今回あらわになった関西電力の不祥事は、原発再稼働のカネ(国民の電気料金や税金)をめぐっての一例で、似たような構図は政治家も絡んで相当あるのでは、と気づかされました。安倍政権がなぜ原発再稼働に固執しているのかの理由の一端が見えた気がします。
また安倍首相は、媚びを売っていたトランプ大統領から見返りもなく、貿易交渉で譲歩したにもかかわらず、ウィンウィンの結果などと私たちを欺いています。
こんな状況にもかかわらず、安倍首相の臨時国会所信表明演説では、世論調査で一番国民の要求度の低い「改憲」を進めたいなどと言い張っています。
それにしてもやはり民意をないがしろにしています。

さて安倍改憲へ反対の運動を盛り上げる一環として、当会の秋の講演会の準備が進んでいます。
講演会案内の全戸配布チラシが完成しました。
今回は『憲法と自衛隊 安保法制下で進む! 先制攻撃できる危険な自衛隊』という講演テーマですが、その雰囲気が伝わるチラシになっています。
今月中旬から多くの方が手分けして地域への配布を始めます。
今回の講師の半田さんは東京新聞の方なので、東京新聞の一部配布区域について、当会のチラシの折り込みをすることにしました。
東京新聞の読者も沢山来て頂けたらと思います。
チケット販売はすでに開始されています。講演会まであと1か月余りとなりました。
講演会への参加をみんなで呼びかけていきましょう。

 






Z-135
秋の講演会
講師:半田滋さん

2019.9.13 事務局・阿部


猛暑だった8月も終わり、9月から9の日行動を行い当会の活動を本格的に再開しました。
ところが9日は台風一過で東京は猛暑日となり、宣伝行動は暑さとの闘いにもなりました。
それでも行動には9人が参加し、元気よく道行く人に「9条守ろう」と訴えました。
参院選以降、目立った改憲の動きはありませんでしたが、安倍首相は内閣改造にあたり「改憲に党一丸となって進めていく」と改憲に執念を見せ、改憲論議が進むよう内閣改造、自民党役員人事に改憲シフト体制をとったようです。
また令和2年度予算概算要求では、米国からの武器爆買いもあってやはり防衛費の伸びが目立ち過去最大となっています。
今、日韓問題が話題となり韓国内のトラブルが取り上げられていますが、北朝鮮のミサイル発射、イランに対するトランプ大統領の対日圧力、米ロの中距離核戦力全廃条約の消滅など
もっと目を向けるべき問題が多くあります。
こういう情勢だからこそ日本は、核廃絶や緊張緩和に外交努力をすべきで、トランプと仲
良しの「日米同盟一本鎗」では、国際情勢に対応できないと思います。

さて当会の秋の講演会のテーマ、講演内容が決まりました。
テーマは「憲法9条と自衛隊 安保法制下で進む!先制攻撃できる危険な自衛隊」です。
講師は東京新聞論説兼編集委員の半田滋さんで、長年防衛庁時代から防衛省(自衛隊)を取材し続けてきた方です。
安倍政権は9条改憲が思うように進まない中、日米同盟を連呼し米国からの武器爆買いをはじめアメリカに組み込まれる中での軍備拡張を進めています。
そうした中で、日本の軍事状況・自衛隊に詳しい半田さんからその実態、危険性について
話が伺えるのはまさに時宜を得た企画だと思います。
安保法制の下、海外で戦争に突入するかもしれない自衛隊は、日本を守るどころか日本を戦争に巻き込み、テロの攻撃対象にもしてしまう可能性があるからです。
今、講演会案内用の全戸配布チラシの作成にかかっていますが、こうした緊張感が伝わるチラシになっています。
講演会をぜひご期待ください。

 





Z-134
改憲派は2/3を割り込みました

2019.8.9 事務局・阿部


先の参院選で改憲派が2/3を割ったというニュースは、久しぶりの朗報でした。
安倍首相は、国民が取り組んで欲しい項目の最下位だった改憲を前面に出し、護憲の政党を激しく非難していました。
そのため首相は、自民党が9議席減で単独過半数を割り、かつ改憲派が2/3を割ったのに、「改憲議論を行うべきとの国民の審判を受けた」と強弁しています。
これはここで改憲を言わなくなれば、自身の求心力が下がってしまうからという解説もありますが、私達は油断できない状況だと思います。
何よりも参院の改憲、護憲の議員数差はわずか4です。首相は野党の中に改憲を支持する人がおり、「今後呼びかけていく」と切り崩しを公言しています。
さらに首相側近の萩生田氏が、衆院議長を改憲に前向きな有力者に代えるという発言までしています。

今回の選挙で、改憲派2/3以上を打破するのに、野党統一候補の善戦が大きく貢献したと思います。
憲法を守り生かす運動も、多くの市民、護憲政党と共同して進めていく必要を感じました。

今年も8月となり、核兵器廃絶や戦争の惨禍を思い戦争に反対する様々な催しがあります。
「大田 平和のための 戦争資料展」もその一つです。
当会も区内の他の九条の会と共に活動内容を紹介する展示をします。
また今年は作家の早乙女勝元さんの講演「平和を探して生きる~ある作家の体験から~」もあります。

日時等は以下の通りです。
8月24日 13:30~18:00
8月25日  9:30~18:00
8月26日  9:30~16:30 (早乙女氏の講演 13:30~15:30)
場所は下丸子駅前の大田区民プラザです。
是非参加して資料を見て、講演を聞いてみませんか。
 





Z-133
改憲派の2/3を阻止しましょう

2019.7.13 事務局・阿部


参院選が公示され選挙運動が展開されています。
今度の参院選で、改憲派が2/3以上を占めれば、かなり改憲への動きが強まると思います。
これまでも一応2/3は占めていたのですが、世論の支持がなかったり、野党の反対があって、思うようにはできなかったわけです。選挙で2/3を取ればやってくるでしょう。
そうさせないために、なんとしても改憲派の2/3は阻止したいものです。
同時に、改憲派が2/3を割った場合でも安心はできません。安倍首相等は、何らかの便宜を図る約束をちらつかせて、野党議員に改憲賛成の動きを求める戦略があると言われています。

一方で9条をないがしろにする安倍政権の動きが目立っています。
トランプ大統領が莫大な武器購入を迫るのと、安倍首相の武力増強路線が相まって、高価な米国製武器購入が目白押しになっています。
9条の平和主義、戦争放棄の精神など、どこ吹く風です。

選挙になってからも、安倍首相の、物事を良く見せるパフォーマンス、都合の悪い事を隠す姿勢は相変わらずです。
トランプ大統領との貿易交渉では、日本にとって厳しい内容で押し切られそうなのを、(トランプが安倍首相に貸しを作る形で)選挙後に明らかにしようと二人で決めました。
また大きな問題となっている年金では、公的年金財政の健全性をチェックする五年に一度の厚労省の「年金財政検証」の公表時期を、参院選後に先送りすることにしました。
都合の悪いことは国民に知らせず、選挙をうまく乗り切ろうという魂胆です。こんなに国民をバカにした話はありません。
安倍第一次政権時に、「消えた年金」問題で世論の厳しい批判を受け、自民党が大敗した経緯がありますが、国民が本当のことを知れば道理ある結果になるわけで、それを恐れているのです。

この5日にアメリカのニューヨーク・タイムス電子版が、「日本、独裁政権のよう」と報じています。
菅義偉官房長官が記者会見で東京新聞記者の質問に対する回答を拒むなど、そのメディア対応を指摘したうえで、「日本は憲法で報道の自由が記された現代的民主国家だ。それでも日本政府はときに独裁政権をほうふつとさせる振る舞いをしている」と批判しています。
この東京新聞の記者こそ、昨年当会の秋の講演会で大好評を博した望月衣塑子さんです。
望月記者の真実を明らかにしようとする姿勢を、安倍政権は嫌がっているのです。





Z-132
安倍改憲はますます信用できない

2019.6.14 事務局・阿部


今、金融庁から、「年金だけでは老後の資金を賄うことができないために、95歳まで生きるには夫婦で2,000万円の蓄えが必要になる」とし、投資など資産運用を(個人の責任で)行うよう提起して問題になっている。
そもそも「年金100年安心」と国民に安心感をバラまいてきた政権が、深刻な内容が表ざたになり、火消しに躍起になっているのは無責任極まりありません。
麻生担当大臣はこの報告書の全体は読んでいないと言い、次に誤りや正確さに欠けるとしてこの報告書の受け取りを拒否、すると自民党はそのような文書は存在しないわけだから文書について国会で議論することはできないとした。
見事なまでの丸見えの隠ぺい、国民をなめ切っている。
森友・加計問題で明らかになった政権の隠ぺい・(データなどの)改ざん体質は、この年金問題や参院選前は公表しないトランプ大統領との貿易交渉密約など常習的です。
自民党は参院選政策で改憲も訴えていますが、安倍改憲案が文字通りには信用できないことがますますはっきりしました。

安倍改憲の柱である「自衛隊の存在を憲法9条に追記する」が、如何に危険であるかを地域の方々に理解して頂くため、今月からチラシの全戸配布を始めました。
早速読まれた方もいるかと思いますが、全部で2万枚を配布するのは容易ではなく、是非皆さんのご協力をお願いします。
またチラシの内容について周りの方と話し合ったり、感想を当会に寄せて頂ければ幸いです。

当会のこの秋の講演会の講師が決まりました。
東京新聞の論説兼編集委員の半田滋さんです。
半田さんは、日本の防衛問題、自衛隊等について広い見識を持ち、安倍政権が強引に進めている日米軍事同盟下の軍備増強や、自衛隊追記の改憲について、それらに反対する私たちに有意義な話をして頂けるものと期待しています。




Z-131
5月3日憲法記念日と
私たちの改憲反対運動の高揚を

2019.5.14 事務局・阿部


5月3日憲法記念日に有明での憲法集会に参加しました。
5月の風が爽やかに吹いていましたが、天気が良くずっと陽に当たっていると夏の暑さを感じました。
そんな中、多くの講演者が安倍政治、安倍改憲を批判していましたが、会場に詰めかけた6万5千人の参加者が、呼応し拍手を送っていました。

集会のスローガンとして
*安倍政権のもとでの9条改憲発議は許しません。
*日本国憲法を守り生かし、不戦と民主主義の心豊かな社会をめざします。
*二度と戦争の惨禍を繰り返さないという誓いを胸に、「戦争法」の廃止を求めます。
等々の8項目を挙げ、これらを実現するために行動し、安倍政権の暴走にストップをかけましょうと訴えていました。

また集会では、野党党首が壇上で、安倍改憲・安倍政治を強く批判していました。
きたる参院選で立憲主義に基づく野党統一候補で戦い、なんとしても改憲派の三分の二を打ち破ってほしいところです。

憲法記念日の朝日新聞に憲法についての世論調査があり、項目二つを紹介しますと
*いまの憲法を変える必要があるかどうかでは
「変える必要はない」が47% 「変える必要がある」は38%
*安倍首相が目指す憲法9条の1,2項を維持して、自衛隊の存在を明記する9条改正案は
 「反対」48%  「賛成」42%
このように9条に自衛隊を追記することについては、反対が多いですが賛否の差は大きくなく、改憲反対の運動をもっともっと広げていく必要があります。
一方、同じ日に改憲推進派の集会に安倍首相がビデオメッセージを寄せ、改憲推進を呼びかけていますが、こちらの動きも侮れないです。

当会が5月末に展開する地域全戸配布チラシの版が仕上がり、印刷手配となりました。
地域の方にぜひとも読んで頂き、安倍改憲の危険性を理解し反対して頂きたいと思います。
一方、当会の秋の講演会講師候補として10数名ほど挙げてもらっています。次回運営会議で数人に絞り依頼の交渉を始めます。






Z-130
5月は
チラシの全戸配布&憲法集会

2019.4.15 事務局・阿部


桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣が、被災者、被災地を軽んじる発言で辞任しました。
塚田国交副大臣が「忖度」発言で辞任したのに続く安倍内閣の不祥事ですが、安倍政権はこの危機感をバネにし、参院選を乗り切ろうとしています。
今度の参院選で改憲派の三分の二以上を許せば、九条改憲の発議へと向かうのは必至でしょうから、何としてもこれは阻止しなければなりません。

当会としても、宣伝活動を続けていますが、チラシなどの受け取りがあまり良い状態とはいえません。
このため運営会議で幾つかのアイディアが検討され、チラシの受け取りを良くするため、テッシュを一緒に配る試みを行いました。
本来はチラシだけで受け取って読んで頂ければ良いのですが、少しでも読んで頂くために行いました。
その結果は、配布参加者のほとんどが「チラシの受け取りは良かった」との感想でした。
少しでもチラシを手にし、見てもらえるという点では良かったと思います。

4月になり、当会の大きなイベントである「秋の講演会」の講師について、話し合う時期になりました。
お話を是非伺いたいという講師がおられましたら、ご意見をお寄せください。
昨年は東京新聞の望月衣塑子さんをお招きし、参加者、内容とも大盛況でした。
講師について運営会議で話し合います。
また5月にはチラシの全戸配布がありますので、その案を検討中です。
みんなで改憲反対を訴えていきましょう。

安倍改憲を阻むため、全国的には5月3日に憲法集会が開かれます。
『2019平和といのちと人権を!5・3憲法集会―許すな!安倍改憲発議―』です。
11時からのミニステージに始まり、13時からメイン集会、15時からパレード出発と
なります。
当会としても運動を大きく盛り上げるため、多くの方の参加を呼びかけています。
場所:有明防災公園
交通機関:りんかい線「国際展示場駅」徒歩4分 または ゆりかもめ「有明駅」徒歩2分





Z-129
九条の会声明を活かし
改憲反対の運動を進めよう

2019.3.15 事務局・阿部


当会の今年の活動のキックオフとなる「すいとんの会」が盛況裏に終わり、3月になって寒さも緩んできたため、署名行動(19日)を再開し、9の行動(9日)と共に月二回の宣伝署名活動に戻りました。
改憲反対の運動盛り上げのため3000万署名に向け元気にいきましょう。

この2月22日に九条の会が声明を発表しました。
その中で安倍首相が9条改憲に強い意欲を示していることに警戒を呼び掛けるとともに、9条改憲を先取りする実質的な憲法破壊を強引に推し進めていることにも危険性を訴えています。
声明では、新防衛大綱は「これまでに直面したことのない安全保障環境の現実」を口実に、「従来の延長線上ではない」「従来とは抜本的に異なる速度で」軍事力強化を図るとくり返し、事実上他国に侵攻できる軍隊化を進める方向を打ち出しました、と述べています。

当会の運営会議でも次のような意見が出ていました。
『2019年度の防衛予算案は18年度当初比1.3%増の5兆2574億円となり、5年連続で過去最高を更新した。空母への改修、ミサイル防衛システムイージス・アショアの装備などを含む』、『莫大な金額でステレス戦闘機100機も購入してどうするのか自衛隊も困るほど』などです。

声明では更に、安倍政権のめざす9条改憲は、こうした軍事化の前に立ちはだかる憲法上の障害を取り除き、軍事大国化をいっそう加速させようという企てに他なりません、と述べこれらはアメリカの戦略に呼応した大変危険な動きだと指摘しています。

声明は最後に、9条改憲を阻むため、発議を許さず選挙で改憲勢力を打ち破る立憲野党の共闘と頑張り、9条改憲は絶対に許さないという市民の運動、この2つの力が不可欠です、と訴えました。

私達の会としては3000万署名を目指す市民の運動を進めていきましょう。





Z-128
参院選で
改憲派を三分の二より大幅に減らそう!!

2019.2.15 事務局・阿部


当会の今年初めての運営会議は、13名が集まり活発な議論が交わされました。
情勢についての議論ではもちろん、安倍首相等がどのように改憲の発議、国民投票へ突き進むかという点がメインでした。

今国会の安倍首相の施政方針演説では、「与野党による憲法改正論議の進展に期待し改憲を促す」発言だけで、具体論はありませんでした。
ソフトな言い方で改憲論議を進め、できれば参院選前に発議をという目論見だったかもしれません。
しかし今や、国会は厚労省の毎月勤労統計調査データの不正、改ざん問題が噴出し、またも政府・与党による隠ぺいかと問題になっています。

森友・加計疑惑から引きずっている政府・与党のウソとごまかしがまた再現されています。
こんな政権を仕切る安倍首相が、どんなにきれいごとを言って改憲を訴えても、どうにも信用がおけません。
「自衛隊を憲法に明記する」との改憲理由が「自衛隊員に誇りを持ってもらう。自衛隊員の子供がいじめられないようにしたい」「明記するだけで何も変わらない」というふうに言えば言うほど、真実味が無くなってきます。
それでも油断はできません。まずは来る参院選で三分の二の改憲勢力を打破することが当面の最大課題と言えます。

当会の年度初めのキックオフとして2月24日に「すいとんの会」を開きます。
戦争体験や改憲派のネライを動画で視聴し、すいとんを食べながら大いに懇談したいと思います。
是非ご来場ください。

    日時:2月24日(日) 午前11時~午後1時
    場所:千鳥南町会会館(千鳥2-8-18)
    参加費:200円




Z-127
今年もよろしく!

2019.1.10 事務局長・小林

安倍首相は年頭の記者会見等で、改憲を進める意思を表明しています。
安倍改憲を阻止するには、今年の夏に予定されている参議院選挙で、改憲派に2/3の議席獲得をさせないことが必要です。
今年も、皆さんとともに、改憲を阻止する取り組みを進めていきたいと思います。


昨年の12月15日に、総会を18名の参加で開催しました。
この総会の主な意見を紹介します。
〇昨年の取り組みについて
・望月衣塑子講演会は、最後まで立ち席の方がいたが、クレームは無かった。望月さんの迫力は凄かった
・5月下旬の9条ウォークは11名の参加の為、署名に切り換えた。改憲が切羽詰まった状況でなく関心薄らい
だのか。高齢化と体力の衰えを感じる
・9の日行動のチラシはA4の1/4のパンフ型の方が受け取りやすいようだ
・全戸配布チラシの二つ折りは配布しやすくて良かった

〇今年の取り組みについて
*情勢について
・国会は多数で押し切る、自民党は国民を無視している。権力を止めようがないのか!
・安倍政権は丁寧に説明すると言うが、すべてスルーしている
・7~8割が安倍に辞めてもらいたいと思っている。皆がもうちょっと頑張れば・・・
・九条改憲は参院選の後になるだろう、来年発議、参院選前に国民投票難しいのでは?
*取り組みについて
・参院選前の全戸配布を効果的にやりたい
・2月にキックオフを兼ねてすいとんの会を、戦争体験者の話を交えて開催したい
・ニュースの紙面を改善したい
・若い人が選挙に行かない。国民投票もわからない。40代から60代の我々がどう頑張るかだ。
などでした。

今年もよろしくお願いいたします。



Z-126
来年もよろしく!

2018.12.13 事務局長・小林

昨年の総会では、今年は安倍9条改憲を阻むための正念場であることを確認して、
・チラシの全戸配布をできたら年3回行いたい
・駅頭宣伝を、矢口渡、久が原、鵜の木にもひろげ、請願署名を募りたい
・秋の講演会とともに、ミニ学習会も開催したい
等の取り組みを進めることにしました。

しかし、3月の自民党大会で「改憲条文イメージ・たたき台素案」をまとめたことが説明されましたが、条文自体は示されませんでした。
その後の国会では、森友・加計問題の説明が不十分で紛糾したこともあり、憲法審査会も少ししか開催されず、
国会での改憲の動きは進みませんでした。
それでも、安倍首相は自民党の総裁選で、憲法9条での明記を軸とした改憲案を「自民党として次の国会で提出できるよう取りまとめを加速する」と表明し、秋の臨時国会での憲法審査会への改憲条文の提示を画策しました。しかし、下村憲法改正推進本部長の「野党の職場放棄」発言などで、憲法審査会の審議も進められず、改憲の動きも進まずに、臨時国会は終了しました。

私たちの当初予定した取り組みの中で、署名行動、学習会、秋の講演会は計画通りすすめましたが、複数回のチラシ全戸配布は改憲の機運が高まったときに行うことにしたため、講演会の案内の全戸配布の1回だけとなりました。

今年は、私たちの取り組みも少し不完全燃焼だったと思いますが、来年こそ安倍9条改憲を阻むための正念場となると思います。

来年もよろしくお願いします。




Z-125
11月2日は
望月衣塑子さんに
元気をもらいました

2018.11.8 事務局長・小林

11月2日に、東京新聞記者の望月衣塑子さんを招いて「秋の講演会」を開催しました。
10月にチラシの配布を開始しましたが、その後チケットの問い合わせが例年より多いので、
会場の定員が気になりましたが、何とかなると楽観していました。

ところが、開催当日に当日券での参加者が想定以上に多く、会場は超満席となりました。
想定外でしたので、受付で不手際もあったと思います。
ご迷惑をおかけした方に、お詫びを申し上げます。

振り返れば、講演会の準備は、会場予約から始まり、
5月末 講師候補決定 → 講師候補と折衝開始
6月30日 望月衣塑子さんから快諾を得る
8月末  チラシの原稿作成
9月中  チラシのレイアウト・デザイン完
9月末  チラシ印刷上がり・チケット販売開始
10月   チラシ(2万枚)の全戸配布開始
11月1日 レジュメ・資料印刷
11月2日 講演会
のように準備を進めてきました。

講演会はエネルギッシュでパワフルな望月さんの講演で、みんなで元気をもらったと思います。
準備は結構大変でしたが、講演の中身が良かったこと、参加者が多かったことで報われました。

もらった元気で、「安倍改憲STOP!」の取り組みを強めていきたいと思います。





Z-124
11月2日は
望月衣塑子さんですよ

2018.10.11 事務局長・小林

11月2日開催の「秋の講演会」が近づいてきました。

すでにチケット販売を開始しています。
朝日新聞の「我が街かわら版」に講演会の案内記事が掲載されましたが、さっそく10名の方より問い合わせ&チケットの申し込みがあり、反響が大きいと思いました。

また、近隣の地域への案内チラシの全戸配布を開始しています。
こちらからも、問い合わせ&チケットの申し込みがありました。

一方、自民党の総裁選挙に勝った安倍首相は、10月2日、第4次安倍改造内閣を発足させました。組閣後の記者会見で安倍首相は、秋の臨時国会に、自民党の改憲案の提出を目指す考えを改めて強調し、改憲への強い意欲をみせました。

私たちは、「STOP!安倍改憲」の声を地域から広げていくためにも、講演会の取り組みを進めていきます。
みなさんのご協力をお願いいたします。




Z-123
 秋の講演会の講師は
望月衣塑子さんですよ

2018.9.13 事務局長・小林

安倍政権は、森友・加計(かけ)疑惑・公文書改ざん・自衛隊の日報隠し・などの民主主義の根幹をゆるがす重大な疑惑の解明に、誠実に向き合おうとしませんでした。
“ウミを出す”と言った安倍首相こそが“ウミそのものだ”と国民の多くは見抜いています。
このように、ウソにウソを重ねる安倍首相に憲法を変える資格はありません。

しかし、安倍首相は、自民党の総裁選で自衛隊の憲法9条での明記を軸とした改憲案を「自民党として次の国会で提出できるよう取りまとめを加速する」と表明しました。
そして、秋の臨時国会で改憲の発議を行い、来年の参議院選挙の前に国民投票をおこなうことを画策しています。

私たちは、安倍首相の9条に自衛隊明記の改憲が「ただ、現状を追認するだけだ」はゴマカシだということを明らかにしていきたいと思います。

その強力な援軍が、今年の秋の講演会の講師の望月衣塑子さんだと思います。

みなさん、秋の講演会にご期待ください。



Z-124
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2018.8.9 事務局長・小林

通常国会は7月22日に閉会しました。
安倍首相は当初、この国会で「9条に自衛隊を明記する」改憲の発議を行うと明言していましたが、森友・加計問題、自衛隊の日報隠しなどの問題が発覚して、断念せざるを得ませんでした。
これは安倍政権のオウンゴールとも言えますが、憲法審査会が開催されたのは6分だけだったのも思わぬ誤算だったと思います。

また、この問題で真相を明らかにせず、説明責任を果たさず、民主主義をないがしろにする安倍首相に改憲を語る資格がないことは国民に明らかになりました、

しかし、国会終了にあたっての記者会見で、総裁選にも触れつつ、「自民党としての憲法改正案を速やかに国会に提出できるよう取りまとめを加速するべきであると考えております」と、安倍改憲を進める意思を表明しています。

私たちは今年の秋の講演会で、望月衣塑子さん(東京新聞・記者)を招いて講演会を開催します。
望月さんは、菅官房長官の記者会見で説明が不十分なので23回質問を重ねた熱血漢(?)です。
この催しを柱にして、安倍首相の改憲の野望を阻むための取り組みをさらに進めていきたいと思います。

みなさんのご協力をお願いいたします。




Z-123
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2018.7.12 事務局長・小林

九条の会の活動は「九条の会」アピールの『日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、「改憲」のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます』を原点としています。

この原点からは、安倍首相の森友学園、加計学園での疑惑解明は「九条の会」の直接の課題ではないとも言えますが、そうではありません。

「九条の会」の6月1日の声明では、
森友学園建設に絡む文書改ざん、加計学園の獣医学部新設への関与、うそにうそを重ねる答弁、さらに自衛隊の「日報隠し」は、安倍首相、安倍政権に対する不信を高め、内閣支持率は支持より不支持が多い状況が続いているばかりか、こんな安倍首相に改憲を語る資格はない、という声が増大しています。
と記しています。

また、当会の毎月9日に行っている駅頭での宣伝署名活動の「9の日行動」では、以下のようにアナウンスしています
皆さん。安倍政権は今、森友・加計疑惑・公文書改ざん・自衛隊の日報隠し・セクハラ発言・自衛官の国会議員への暴言など、数々の疑惑や不祥事にまみれています。多くの国民はウミを出すと言った安倍首相こそが、ウミそのものだと見抜いています。
このように、ウソにウソを重ねる安倍首相に憲法を変える資格はありません。
 そうです、安倍首相が九条に自衛隊を明記する改憲を、「明記するだけで、現状を変えない」と表明していますが、これこそ信用できません。

安倍首相の「自衛隊明記の改憲」は、9条の平和主義を空洞化することを狙っていることは明らかです。
安倍首相の改憲の企てをみんなで阻止しましょう。






Z-122
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2018.6.14 事務局長・小林

 九条の会は6月1日に以下の声明を発表しました。
 3000万人署名を達成し、安倍9条改憲に終止符を    2018年6月1日 九条の会 
あいつぐ悪政に対する怒り、そして3000万人署名の広がりが、いま安倍政権を急速に窮地に追い込んでいます。
 森友学園建設に絡む文書改ざん、加計学園の獣医学部新設への関与、うそにうそを重ねる答弁、さらに自衛隊の「日報隠し」は、安倍首相、安倍政権に対する不信を高め、内閣支持率は支持と不支持が逆転する状況が続いているばかりか、こんな安倍首相に改憲を語る資格はない、という声が増大しています。
 「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が提起した3000万人署名への賛同者は、4月末日現在で1350万人を超え、安倍政権に対する怒りと不信の高まりにあわせて急速に人々の数をふやしています。草の根の市民の会や九条の会の中には、自分たちでたてた目標を達成するところが次々に生まれています。
 安倍首相がもくろんだ今通常国会への改憲原案の提出と発議は実行できる見通しがたたなくなり、改憲強行のスケジュールは大幅な後退を余儀なくされています。
 
 9条改憲の危険性、時代錯誤も明らかになっています。
 いま、米朝さらには南北朝鮮の間で、朝鮮半島の非核化と長く続く「休戦状態」を終結させる努力が続けられています。ジグザグはありながら、力づくではなく話し合いにより平和を実現する道が模索されています。これこそ、9条がめざす道です。
 ところが、いま安倍9条改憲がめざすのは、話し合いによる道とは全く逆、米軍の北朝鮮攻撃に日本が武力で加担する体制をつくることであり、武力による「解決」を加速する方向にほかなりません。このような改憲を許すわけにはいきません。

 しかし、安倍政権、自民党は9条改憲の強行をなおあきらめていません。今国会で改憲手続法の改正を実現することで改憲の火を継続させ、ほとぼりを冷まして、秋の臨時国会での改憲原案の提出をねらっています。
 安倍改憲に終止符をうつには3000万人署名の力で改憲発議を断念させ、安倍政権を退陣に追い込むしかありません。安倍政権を退陣に追い込んでこそ、改憲の策動は止まります。
 いま、全国津々浦々で3000万人署名のとりくみが精力的にすすめられています。しかし、安倍首相のもくろむ9条改憲に危惧や不安を持ちながら声をあげる機会をもたない人々、署名のよびかけを待っている人々が、全国に、まだまだたくさんいることも間違いありません。
 何としても、3000万人署名を達成しましょう。改憲発議を断念させ、9条改憲に終止符をうちましょう。
  当会の最近の取り組みは、少し弱くなってきていると感じています。その原因は、
・改憲よりモリカケ問題がメディアを含めて話題の中心になっている
・長丁場の取り組みで疲れが出てきている
・メンバーの高齢化が進んできている
等があると思いますが、九条の会の声明を受けて、メリハリのある取り組みを、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。





Z-121
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2018.5.10 事務局長・小林

 例年は、5月の憲法記念日に合わせて、チラシの全戸配布を実施していました。しかし、現在の国会では、森友・加計問題、自衛隊の「日報隠し」などの問題が続々と発覚して、審議が長期にわたって中断されたような状況で、憲法審査会も審議どころではない様で、改憲の具体的動きが表に出てきていません。
 そこで、チラシの全戸配布は5月での実施は中止して、もっと効果的な時期に配布することに変更しました。
 例年行ってきた9条ウォークは少し遅くなりましたが、5月26日(土)に開催します。そして、安倍改憲の危険性を地域に訴え、3000万人統一署名を募ります。今年は下丸子商店街をウォークします。
 みなさんのご参加をお願いいたします。

 






Z-120
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2018.4.12 事務局長・小林

 国会では、森友文書改ざん問題に引き続き、防衛省の南スーダンPKO派遣やイラク派遣の「日報隠し」問題さらに加計問題など、「政府ぐるみの情報隠し」が問題となっています。
 3月25日の自民党大会では、二階幹事長は改憲推進本部の改憲条文は示さず、本部が「条文イメージ・たたき台素案」をまとめたことだけを説明し、これを踏まえ「衆参の憲法審査会で議論を深め、各党の意見も踏まえ、憲法改正原案を策定し、憲法改正の発議を目指す」ことを決定しました。
 このたたき台素案は右のように「自衛隊を保持する」ことを9条に追加するものです。
 
 改憲条文イメージ・たたき台素案

9条の2 前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。
(2)自衛隊の行動は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
  このたたき台素案は、今までの専守防衛の縛りを取り外し、集団的自衛権の行使も容認する、9条の平和主義を空洞化するものだと思いますが、このたたき台の危険性をもっと掘り下げるために学習会を企画しました。学習を深め、地域へ9条加憲の危険性を大きく訴えていきたいと思います。
 皆さんのご参加をお願いします。

 




Z-120
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2018.4.12 事務局長・小林

 国会では、森友文書改ざん問題に引き続き、防衛省の南スーダンPKO派遣やイラク派遣の「日報隠し」問題さらに加計問題など、「政府ぐるみの情報隠し」が問題となっています。
 3月25日の自民党大会では、二階幹事長は改憲推進本部の改憲条文は示さず、本部が「条文イメージ・たたき台素案」をまとめたことだけを説明し、これを踏まえ「衆参の憲法審査会で議論を深め、各党の意見も踏まえ、憲法改正原案を策定し、憲法改正の発議を目指す」ことを決定しました。
 このたたき台素案は右のように「自衛隊を保持する」ことを9条に追加するものです。
 
 改憲条文イメージ・たたき台素案

9条の2 前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。
(2)自衛隊の行動は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
  このたたき台素案は、今までの専守防衛の縛りを取り外し、集団的自衛権の行使も容認する、9条の平和主義を空洞化するものだと思いますが、このたたき台の危険性をもっと掘り下げるために学習会を企画しました。学習を深め、地域へ9条加憲の危険性を大きく訴えていきたいと思います。
 皆さんのご参加をお願いします。

 





Z-119
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2018.3.8 事務局長・小林


2月26日の毎日新聞の世論調査では、「自衛隊の存在を明記する憲法改正について、あなたの考えは次のどれに近いですか?」との問いに、
・9条の1項と2項をそのままにして自衛隊に関する条項を追加する    37%
・9条の2項を削除して自衛隊を戦力として位置付ける            14%
・自衛隊を憲法に明記する必要はない                     20%
・わからない                                     20%
この結果からは、安倍首相の「現状を変えない」とする自衛隊明記の憲法改正は現状では一定の支持があるように見えます。安倍首相の危険な狙いを隠す姑息な進め方が一定程度奏効していると思わざるを得ません。

憲法改正案の条文の詳細が分かりませんので、断定はできませんが、安倍首相の自衛隊明記の憲法改正は、
*9条の平和主義を空洞化させる
*自衛隊が海外で武力を行使できるようになる
*専守防衛の歯止めがなくなる
*集団的自衛権を容認した戦争法(安保法制)の違憲性が薄まる
等々、非常に危険だと思いますが、これらを地域の人たちにもっともっと訴えていく必要があると思います。

 



Z-118
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2018.2.8 事務局長・小林


安倍首相は6日の衆議院予算委員会でも自衛隊を憲法に明記する意義を重ねて強調しています。
また、自民党憲法改正推進本部では、安倍首相提起の「自衛隊を9条3項に追記」案と石破元幹事長らの「9条2項削除」案が議論されているようです。

安倍首相は、「自衛隊を9条3項に追記」は現状と変わらないと称していますが、それならわざわざ改憲する必要はありません。その矛盾が自民党憲法改正推進本部の論議に連なっていると思います。
安倍首相の本音は、「9条2項」を削除して、憲法の平和主義を武力主義に置き換えていくことだと思います。


先月の事務局だよりで「専守防衛の自衛隊」を支持する人との共同を訴えましたが、自衛隊が、すくなくともも海外で武力行使をしないよう、「自衛隊を9条3項に追記」に反対の声を強めていきたいと思います


この取り組みのキックオフを兼ねて、賛同者、近隣の方との懇親のため「すいとんの会」を開催します。
今回は、DVD視聴や戦争・平和クイズを用意しています。
皆さんのご参加をお願いします

 






Z-117
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2018.1.11 事務局長・小林


昨年の12月16日に第12回総会を20名の参加で開催しました。
そして、今年は安倍9条改憲を阻むための正念場であることを確認しました。

そのため、今年の取り組みは
・チラシの全戸配布をできたら年3回行いたい
・駅頭宣伝を、矢口渡、久が原、鵜の木にもひろげ、請願署名を募りたい
・秋の講演会とともに、ミニ学習会も開催したい
など、いままでよりも拡大した取り組みを進めることを確認しました。

安倍首相の9条への「自衛隊を明記」する加憲案は、自民党の昨年の憲法改正推進本部でさえ、
①1項と2項を残して自衛隊を明記する安倍首相案
②党改憲草案に沿って2項を削除して国防軍を設置する案
の両論併記しているように、②が本音で、その第1ステップとして①を打ちだしているのです。
 
 ここで気を付けないといけないのは、国民の大多数は「憲法9条の平和主義を大切と思っている」と同時に、「災害時救援と専守防衛に徹する自衛隊を支持している」ことです。
護憲派が「自衛隊は廃止と決めつけている」と誤解されると、安倍首相の手中に落ちることになりかねません。

九条の会の呼びかけ人の哲学者の梅原猛さんは、自衛隊について以下のように述べています。
  現在の日本国憲法はアメリカによって作られたものであり、自主憲法を制定するべきであるという論がある。しかし憲法九条には、あの約三百万人の日本国民及び約二千万人のアジア諸国民の命を奪った戦争に対する痛烈な反省と平和への熱い願いが込められているのではなかろうか。
  憲法九条は日本の伝統に沿ったものであると私は思う。日本の歴史を見ると、平安時代に約三百五十年、江戸時代に約二百五十年の戦争も内乱もない平和な時代があった。日本が大陸から離れた島国であるせいでもあるが、そのような国家が他にあろうか。戦後約七十年間平和が保たれているが、平和の時代はまだ百年も二百年も続いてほしいと思う。
  また日本は、攻めてくる外国との戦いでは、元寇(げんこう)といい日露戦争といい、赫々(かっかく)たる勝利を収めたが、外国に攻めた戦争は敗戦に終わった。白村江の戦い、秀吉の朝鮮出兵、及び満州事変に始まる十五年戦争、ことごとく惨敗であったといえよう。
  しかし、外国からの攻撃に対しては万全の備えをするが決して外国を攻撃しない軍隊をもつことこそ日本の名誉ある伝統である。それゆえ、自衛隊こそまさに日本の伝統に沿う軍隊であろう。またそれはカントの「永久平和論」に沿う軍隊でもある。カントの「永久平和論」は国際連合の思想的原理になっているが、国際連合は真に永久平和を実現する機関になっていない。
  たしかに現在、東アジアは一触即発の状態にあるかもしれないが、そのような危機も平和憲法の下で解決を図るべきではないか。平和の理想を高く掲げ、内に死を賭して戦う強い軍隊をもつ国には容易に外国が攻めてくるとは思われない。

 このように、九条の会は平和の理想を追求するとともに、専守防衛の自衛隊を認めている人とも共同しています。そして、自衛隊を認める人も認めない人も「憲法を守るという一点で手をつなぐ」ことをアピールしています。
皆さん、「安倍9条改憲」を阻むため、今年もよろしくお願いいたします。





Z-116
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2017.12.14 事務局長・小林


今年を振り返りますと、一番のトピックスは唐突な10月の衆議院選挙だと思います。

この選挙で、自民党は改憲(9条に自衛隊を明記)を公約に明瞭に掲げていました。
しかし、自民党は小選挙区制の弊害で少ない得票率で大きな議席を得ました。

また、民進党は希望の党への合流(?)を図りましたが、希望の党の排除の論理が立憲民主党を生んだと思います。
このことを、野党共闘の受け皿が分かり易くなったと好意的に考える人も多いと思います。

何はともあれ、安倍政権は「自衛隊を明記する」憲法改悪を押し進めてくることは間違いありません。そして来年の通常国会で憲法改正案を発議して、国民投票を実施しようとしています。

来年は「九条の会」にとっても、憲法の平和主義を守るための正念場となります。
大田たまがわ九条の会は12月の総会で、来年の取り組みの議論を行います。
地域から憲法改悪を阻止する取り組みを今まで以上に進めていきたいと思います。

 







Z-115
自衛隊と9条

2017.11.9事務局長・小林

運営会議で、「自衛隊の明記だけなら構わないという人も多いのでは」と危惧する意見がありましたので、少し調べてみました。

下図は今年のNHKの憲法に関する世論調査です。
 

また、共同通信社が行った今年の世論調査では、「海外で武力行使しなかったのは憲法9条があったから」と回答した人が75%と報道されました。
このように国民の大多数は、9条の平和主義を支持しているとデータが示しています。

一方、政府の自衛隊に関する世論調査では、例えば下図のように自衛隊の存在を大多数の国民は「良し」としています。

 
このように、国民の大多数は憲法9条の平和主義を支持するとともに、自衛隊の存在も「良し」としていると思われます。
このことは、自衛隊が武力行使に抑制的である「専守防衛」にとどまり、自衛隊が海外で戦争をしないというしばりを築いてきたことを示しています。
9月の「秋の講演会」で青井未帆さんは、このことを9条の憲法文化と称したのだと思います。

青井未帆さんの講演会での発言を紹介します。
 多くの国民は、平和を大切に思っているし、自衛隊、日米同盟も必要と考えている。もちろん自衛隊などに強く反対の人もいる。
このように意見の範囲が広いが、しかし「戦争しない」、「国家のために殺さない、殺させない、殺されない」という考えは共有している。
このように「絶対に非武装」というところだけでなく、ひろく九条の憲法文化を作ってきた。
以上の人達が一つにならないと、「殺すのは当たり前」という勢力がこれだけ伸長しているので負けてしまう。
私達の憲法文化を支えてきたのが、広がりを持った集団なので、ここは「憲法は戦争を放棄したのだ」という点では一致しているということを、改めて確認したい
 
今回の安倍首相の9条3項追加改憲は、国民の多数が自衛隊を「良し」としていることを悪用して、「自衛隊を明記」するだけと称していますが、「自衛隊を明記」することが国民の大多数で築いてきた「戦争しない」、「国家のために殺さない、殺させない、殺されない」という「9条の憲法文化」を壊すことになることを国民に知らせることが、何よりも大切ではないでしょうか。

国民の大多数が「9条平和主義」を支持していることを顕在化することが、今後の改憲阻止の取り組みのポイントだと思います。





Z-114
総選挙は、憲法9条の平和主義を守るための正念場

2017.10.12事務局長・小林

9月30日に開催した青井未帆・講演会は132人の参加で会場はぎっしりでした。
これは、「憲法と自衛隊 安倍改憲でどうなる9条」のテーマが総選挙直前というタイミングとマッチしたからだと思います。
青井さんの「9条3項追加は、全面的9条改憲の第一ステップ」というお話は良く分かりました。
 
安倍首相の唐突な解散・総選挙は、野党の状況や北朝鮮問題から「勝てる」との判断のもとでの、森友・加計問題追及阻止の「自己保身解散」であり、解散の大義名分はありません。
また、今回の総選挙での公約に9条加憲を明記しています。

希望の党は9条を含めた改憲推進志向であることも明確になってきています。
民進党のゴタゴタは、結局は立憲民主党を生み出しました。

この総選挙は、憲法9条の平和主義を守るための正念場でもあります。
みんなで、安倍政治をSTOPさせましょう!
 





Z-113
 9月30日(土)
秋の講演会を開催します

2017.9.14 事務局長・小林


安倍首相は、9条改憲は「スケジュールありきではない」とトーンを下げた姿勢を示していました。
しかし、自民党は臨時国会に9条への3項追加を提起する模様で、2020年に施行のスケジュールはあくまで変えないようです。

また、自民党には自衛隊明記の9条改憲を実現したうえで9条2項を削除する「2段階論」も存在するようです。
安倍首相と自民党の9条を空洞化する策動は止んでいません。

こういう状況の中で秋の講演会を開催します。

みなさん、友人や知人の方を誘ってください。

 





Z-112
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2017.8.10 事務局長・小林


憲法9条の平和主義は、
*第二次世界大戦の悲惨な結果
*武力に頼るのはとめどもない軍備拡大競争に陥るだけ
*すべての戦争は自衛のためという理由で開始されている
などの教訓から生み出されたと思います。

しかし、安倍首相は武力による抑止力に依存した武力主義を信奉していることは明らかです。それは、アメリカに従って海外で武力を行使できる集団的自衛権を認めた閣議決定、海外での武力行使を容認した安保関連法(戦争法)の強行成立にも表れています。

今までの政権は自衛隊を認めてましたが、「すべての戦争は自衛のためという理由で開始されている」ことからも、専守防衛という概念を生み出し、武力行使に非常に抑制的でした。

安倍首相の提言する9条に自衛隊のことを明記する9条加憲は、現状を認めるだけとの主張は、信用できません。
現状を認めるだけなら、わざわざ9条加憲を行う必要はありあせん。
安倍首相は、9条の武力行使に抑制的な制約を取り除く、空洞化を狙っていることは間違いないと思います。

みなさん、安倍首相の憲法9条空洞化のくわだてを阻止していきましょう。

 





Z-111
 安倍加憲=9条の空洞化を
阻止しましょう!

2017.7.15 事務局長・小林


安倍首相は、憲法9条に自衛隊を追記する「9条3項加憲」を来年の国会で発議して、国民投票を実施することを明言していました。
都議会選挙では自民党は大敗して、安倍首相は反省の弁明を述べていましたが、「9条3項加憲」を取り下げる様子はありません。

最近の世論調査では安倍内閣の支持率が30%台に落ち込んでいますが、逆に安倍首相は「9条3項加憲」をラストチャンスと考えて、より頑なに改憲を追求する可能性があります。

この「9条3項加憲」は、国民の大多数が「憲法9条を変えるべきでない」と考えている一方で、「自衛隊を認める」人も多数存在するという、間隙を狙ったものと考えられます。
安倍首相は「憲法9条を変えるべきでない」と考える人と、「自衛隊を認める」人の離反を狙っているのです。

憲法9条の「戦争しない」「武力を持たない」という平和主義の制約のもとで、自衛隊は武力行使に非常に抑制的な専守防衛を任務としていました、自衛隊がが現状のままで良いのなら、わざわざ「9条3項追加」をする必要はありません。安倍首相の「9条3項加憲」はこの制約をとりはずすことを狙っていることは明らかです。

いま大切なことは、「自衛隊を認める人」も「自衛隊を認めない人」も、専守防衛以上の武力行使や海外での武力行使など、今まで以上の武力行使には手をつないで反対していくことだと思います。

みなさん、安倍首相の憲法9条空洞化のくわだてを阻止していきましょう。
 





Z-110
 安倍首相の狙いは
9条の空洞化

2017.6.8 事務局長・小林


安倍首相は9条1項2項を保持して「自衛隊」を追記する改憲案を表明しました。

九条の会の運動は、憲法の平和主義を大事にして、「自衛隊を認める人も認めない人も、今まで以上の武力行使には反対しましょう」を合言葉にして進めてきたと思います。

9条と自衛隊の問題は、すっきりいかない点を含んでいると思いますが、この点に触れた九条の会世話人の田中優子さん(法政大学総長・江戸学で著名)の九条の会ニュースでの発言を紹介します。

 9条と現実の距離を縮める努力を   世話人:田中 優子
「国家」は、人間を入れるための壊れやすい、あいまいな箱である。だから私は、憲法9条という、人類がなしえた確固たる奇跡的な条文をそのまま保持すべきだと思う。憲法9条と自衛隊の存在は矛盾に満ち、不整合だ。この不整合は理想と、現実に生きる人間とのあいだの不整合そのものである。だからこそそれを手にしている私たちは悩み続け、戦争を回避する道を探し、憲法下での自衛隊とは何か、どこまで軍備が許されるのかを考えるのではないか? いかなる変更も、楽をすることへの道であろう。悩みたくない、ということなのだろう。9条と現実の距離を縮める絶えざる思考と努力は、民主主義の実現の困難さに似ている。だからこそ悩み続ける。私はそれを選択する。

この田中さんの、ご意見はとても真摯な意見だと思います。

同時に、安倍首相の狙いは9条の平和主義の空洞化にあり、国防軍の明記の布石であることは明らかですので、私たちはこの策動をみんなで阻止していきたいと思います。

この点を触れている、九条の会世話人池内了さんのニュースの発言を紹介します。

 ついに牙を剥き出しにした安倍首相   世話人  池内 了
 5月3日の安倍首相のビデオメッセージは、いよいよ安倍首相がガマンしきれなくなって牙を剥き出しにして国民に挑戦してきたと言えるのではないだろうか。国会で3分の2議席を達成したにもかかわらず国民の過半数の賛成が得られる見込みがなかなか立たない。その焦りもあって、憲法9条の第1項と第2項はそのままにして第3項に自衛隊の存在を明記するという、安倍首相得意のクセ玉で、9条の廃止に躊躇している人々を誘い込もうとの陽動作戦なのだろう。それは結局、戦力不保持と交戦権否定を投げ捨てて自衛隊を常備軍として認知し、世界のどこにでも送り込むことができることを目指しているのは明白である。まやかしの国民懐柔策だと広く宣伝していかねばならない
 




Z-109
 安倍首相の狙いは
9条の空洞化

2017.5.12 事務局長・小林


安倍首相は、5月3日に“2020年新憲法施行宣言”として「9条1項、2項を残しつつ自衛隊を明文で書き込む」
ことを打ち出しました。

この3項追加案は、現状の自衛隊の追認と称していますが、本当の狙いは9条の空洞化です。
安保関連法(戦争法)でも9条の空文化を行いましたが、3項追加案はさらなる九条の空洞化を狙っています。

もちろん、これは総理大臣の権限を大きく越えた発言で、明らかに憲法尊重擁護義務(99条)違反だと思いますが、国会では安倍首相はその発言が自民党総裁としてのものであると二枚舌を駆使し「読売新聞を熟読してもらいたい」などと、表明しました。
このことは、国会を軽視するもので、民主主義を破壊するものであり、許せないことです。

安倍首相は、護憲派の分断を狙っているのかもしれませんが、自衛隊の明記は「戦力の不保持」と「交戦権否認」を定めた2項を「空文化させる」ことは明らかで、3項が加えられ自衛隊を明文化すれば、自衛隊の活動に歯止めがきかなくなり、今までの政権が少なくとも守ってきた、武力行使に抑制的な「専守防衛」さえ崩壊することにつながります。

安倍首相は、「日本を海外で戦争できる国」にするため、
①2006年 教育基本法の改悪
②2013年 秘密保護法の制定
③2014年 武器輸出の解禁 (防衛装備移転3原則)
④2014年 集団的自衛権行使容認を閣議決定
⑤2015年 安保関連法の強行採決
などを着々と進めてきました。今回の9条3項追加案はこの策動につながるもので、国防軍設置などの明文改憲の布石であることは明らかです。

日本の平和主義を守るため、憲法9条の空洞化をSTOPさせましょう!
 




Z-108

すいとんの会のクイズ

2017.3.9 事務局長・小林


3月5日に開催した「すいとんの会」は、30名の参加で、用意したすいとんが完食となりました。この盛況ぶりは今後の取り組みの励みになりました。

この「すいとんの会」で出題する「戦争クイズ」を考えましたが、多くの出題はウェブで戦争クイズ・戦争トリビアのタームで検索した結果を利用しました。最後に「言葉の言い換え」を出題しようと思って大本営の発表の「撤退―>転進」「全滅―>玉砕」「自爆―>特攻」「敗戦―>終戦」のどれかを出題しようと思いましたが、安倍政権でも「言葉の言い換え」が多く、稲田防衛相の「戦闘―>武力衝突」を選びました。

安倍政権の「言葉の言い換え」は、これ以外にもいろいろあります。
 

前回には、トランプ大統領の「オルタナティブ・ファクト(もう一つの事実)」という言葉で真実をないがしろにしていることを指摘しましたが、安倍政権も真実をないがしていることは変わりません。

事実を国民から隠すときには、大本営発表のように「言葉の言い換え」から始まります、事実、真実を大事にすることが、民主主義の原点だと思います。

ポピュリズム(大衆迎合主義)ではない民主主義を大事にして、憲法を守ることを訴えていきたいと思います。
 



Z-107

すいとんの会を開催します

2017.2.9 事務局長・小林


最近の大きな話題は世界では「トランプ大統領」、日本では「共謀罪(テロ等準備罪)」だと思いますが、
マスコミの紙面では、トランプ大統領のことが大きく取り上げられ、日本を監視国家にしかねない共謀罪(テロ等準備罪)のことがかすんでいるように見えます。

トランプ大統領は「オルタナティブ・ファクト(もう一つの事実)」という言葉で真実をないがしろにしています。
安倍首相は「テロ等準備罪を共謀罪と呼ぶのは全くの誤り」と大胆に断言したそうですが、テロ等準備罪が心の中で考えることまで処罰対象とする側面は共謀罪と同じですので、「テロ等準備罪が従来の共謀罪とは違う」くらいは言えても「全くの誤り」とは言えないと思います。
このように、トランプ大統領と安倍首相は事実をないがしろにする点は共通しているようです。

こういう状況のなかで、「すいとんの会」を開催します。
この会は、
・今年の取り組みのキックオフを兼ねる   ・戦争体験を風化させない
・近隣の人たちとの交流          ・賛同者間の親睦を図る
為に開催します。

みなさん、ご気軽に参加してください。

 





Z-106

今年は九条を守る正念場

2017.1.11 事務局長・小林

昨年は、
・集団的自衛権の行使容認、「武力」を行使する危険が高い駆け付け警護などの追加を含む安保関連法(=戦争法)が3月に施行されました。
また、
・7月の参院選の結果、改憲勢力が衆参両院において3分の2を占めたことを受けて憲法審査会が再開され、憲法改悪の動きも具体化してきました。
 
 一方、「シールズ」や「ママの会」などの市民の連帯した運動の広がりや、野党共闘の広がりも進んできました。

今年は、
・憲法九条を守る
・憲法改悪を阻止する
・日本の平和主義を守る
・海外で武力の行使をさせない
などのいろんな思いを結集して、「憲法九条を守り、生かす」ための取り組みの正念場となってきたと思います。

みなさん、地域から「憲法改悪STOP」の声をつよめていきましょう!


みなさん、今年もよろしくお願いいたします。




Z-105

9条改憲をSTOPさせよう

2016.12.14 事務局長・小林


今年の主なイベントを振りかえってみました。
・4月:すいとんの会
今年は「餅つき交流会」を「すいとんの会」に変えて実施しました。年初の行事とはなりませんでしたが、戦争体験を聞くことができて、有意義な取り組みになったと思います。
・5月:憲法記念日九条ウォーク 
・5月~6月:チラシの全戸配布(2万枚) 
・~6月:戦争法廃止・2000万人統一署名 
・10月:憲法カフェ 
憲法カフェとして、通常の講演と違って、茶菓を喫しながら、小テーマの区切りごとに、質疑応答&意見交換をおこない、一味違った学習会となったと思います。
・12月:井上麻矢・講演会 チラシの全戸配布(11月~ 2万枚)
井上麻矢さんのソフトな語り口での井上ひさしさんの「思い出」「平和への思い」は参加者の胸に響きました。
大変好評な講演会となったと思います。

このように、今年も憲法九条と日本の平和主義を守るために、工夫しながら取り組んできました。
来年は、「明文改憲」の動きが強まってくると思います、「憲法改悪」を阻止するための取り組みを、地域からできる限り進めていきたいと思います。

 


Z-104

井上麻矢・講演会

2016.11.9 事務局長・小林


改憲の動きが、水面下で進められています。

憲法改悪をSTOPさせるのは、地域からの「戦争しない国・日本を守ろう」の声を大きくすることが第一歩だと思います。

12月2日に開催する井上麻矢さんの講演会は、「父・井上ひさしの思いを引き継いで」をテーマに語ってもらいます。井上ひさしさんの平和への思いを私たちも再確認して、草の根の憲法改悪STOPの取り組みにつなげていきたいと思います。

どうぞ、みなさん知人の方をお誘いください。

この講演会の案内チラシの地域への全戸配布も開始しています。

チケットをご希望の方は、info_ota_tama9@yahoo.co.jpにメールをください。
 


 




Z-103

新たな前進をめざし、
第6回全国交流討論会が開催されました

2016.10.11 事務局長・小林


九条の会・第6回全国交流討論集会が9月25日明治大学で開催され、全国から約500人が参加しました。
最初に事務局長の小森陽一さんが下記の問題提起を行いました。
*憲法違反の戦争法(安保関連法)の強行成立により、九条の会の運動は正念場を迎えている
*2016年は大きく運動を進められて、市民運動、共同した運動が野党共闘を前進させた
*九条の会のアピールを発表してから12年が経過したが、このアピールの精神は、今も生きている
*これからの運動を強化するため、12人の世話人会をあらたに発足した。
*全国の草の根でどのような運動をこれから展開すべきか、この1日、しっかりと議論を進めていただきたい

 世話人会の構成メンバー  (あいうえお順)
 愛敬 浩二   名古屋大教授、憲法学  浅倉 むつ子  早稲田大教授、労働法
 池内 了    名古屋大名誉教授、宇宙物理学  池田 香代子  ドイツ文学翻訳家
 伊藤 千尋   元朝日新聞記者  伊藤 真     日弁連憲法問題委員会副委員長
 内橋 克人   経済評論家  清水 雅彦   日本体育大教授、憲法学
 高遠 菜穂子  ボランティア活動家  高良 鉄美   琉球大教授、憲法学
 田中 優子   法政大総長、江戸文化研究家  山内 敏弘   一橋大名誉教授、憲法学
 (この中の、池田香代子さん、伊藤千尋さん、伊藤真さん、高遠菜穂子さんは当会の講演会にお招きした方です)

続いて、呼びかけ人の澤地久枝さんが「日本は独裁国家になりかかっている、憲法を守り生かそう」と訴え、その後、出席した6人の世話人が決意表明を行いました。

午後の部では、分散会に分かれましたが、私の参加した分散会での発言を紹介します。
*野党の共闘がよかった。統一すれば勝てる。
*統一署名を全戸を対象に訪問して集めた
*今まで開店休業だったが、戦争法の問題をきっかけに再開できた
*私たちの運動に、公明党の支持者の人たちも巻き込む必要がある

このように、取り組みの経験を交流し、九条の会の運動をさらに発展させる決意を共有して散会しました。


 




Z-102

憲法カフェを開催します

2016.9.14 事務局長・小林


安倍政権は、改憲を実現するため、国民の抵抗の少ない項目から始めようとしているようです。
その最初の項目は「緊急事態条項」と喧伝されています。

この「緊急事態条項」は、大規模な自然災害や外国からの武力攻撃に対処するため政府の権限を平時より強化する非常措置です。
改憲派は、
*ほとんどの国の憲法に「緊急事態条項」がある
*緊急時には、人権の制限も当然であるが、日本の憲法にはこの条項が無い
として、改憲のトップバッタとしているようです。

私たちは、明文改憲を阻止するためには、改憲派の主張の欺瞞を見抜く見識が必要です、固く言えば理論武装が今まで以上に求められていると思います。

そこで、参議院選挙後の最初の企画として、学習会「憲法カフェ」を開催いたします。

みなさん、ご一緒に学習を深めて、明文改憲を阻止していきましょう!
 

 




Z-101

9条改憲をSTOPさせよう

2016.8.10 事務局長・小林


7月の参議院選挙では、野党共闘が一定程度前進しましたが、改憲勢力が2/3を超す結果となりました。

安倍政権は、選挙では改憲を争点としないと表明していたにも関わらず、選挙後に「改憲するかどうかの議論はもはや決着した。具体的な内容を検討する段階に入った。」として憲法の改悪を進めようとしています。
 
 九条の会の取り組みは、改憲勢力が2/3を超えて、改憲の発議が可能となったことにより、新たな次元に入ったと思います。

ただし、改憲勢力とは言っても、すべての改憲勢力が9条改悪にまとまっているわけではありません。
(公明党は今の憲法は保持し、その上で環境権など、新しく確立した価値を憲法に加える「加憲」を主張)

また、野党共闘や市民の運動も進んできています。

こういう状況の中で大田たまがわ九条の会も、この新しい次元にふさわしい取り組みを構築して、憲法9条改悪を阻止するための、粘り強い取り組みを進めていきたいと思います。

 





Z-100

改憲をSTOPさせよう

2016.7.17 事務局長・小林


 参議院選挙が終わった14日の事務局会議で、選挙結果について意見交換しました。その中の主な意見を紹介します。

*改憲勢力が2/3を越したが、野党は選挙協力がそれなりに功を奏して6年前には及ばなくても、3年前よりは議席数が増えたのは良かった。
*共産党は、「自衛隊は憲法違反」、「軍事費は人殺し予算の発言」を追及された影響で伸びが止まったのでは
*「いよいよ改憲か」と思った

*マスコミで結構改憲のことや、2/3議席のことが取り上げられていたと思うが、アンケートなどでは2/3のことも知らない人が多かったのは、なんでだろう
*新聞を読まない人も多いのでは
*NHKの放送では選挙報道に時間を割いていない
*読売新聞は、改憲派が2/3を超しそうという選挙予想を報道しなかった。これを報道すると改憲派への投票が減ることを危惧したからからではないか

*改憲を隠しても、アベノミクスの支持も減っているのに、相変わらず安倍政権の支持が多いのはなんでだろう
*民主党が政権を取った時の悪い印象がまだ残っていて、自公に代わる野党が無いと思われているのでは

*これから憲法審査会で改憲の議論が開始されると思うが、審査会が動き出せば、憲法の議論がマスコミでも取り上げられる機会が増えるだろうから、国民に憲法のことを考える機会が増えると考えてもよいのでは
*最初に改憲として取り上げられるのは9条ではなく緊急事態条項ではないか、
*緊急事態条項は、それはそれで問題が多い
*改憲派も一か八かの勝負をするのは危険と思っているだろうから、長丁場の戦いになると思う

*私たちは、九条の会の原点に立って、粘り強く運動を進めるしかない





Z-99

戦争法廃止 & STOP改憲

2016.6.8 事務局長・小林


 安倍首相は、解釈改憲による集団的自衛権の一部の行使を可能にした戦争法の成立・施行に飽き足らず、全面的に集団的自衛権を行使できるように明文改憲を目指すことを今年の年頭から表明していました。
 しかし、最近は明文改憲を前面に出すことで選挙に悪影響が出ることを懸念して、あからさまな表現は控えています。
 しかし、選挙公約の片隅に明文改憲を記載し、選挙で勝ったらこの記載をもとに明文改憲に突き進むことは、過去の選挙後の進め方でも明らかだと思います。
 私たちは、このような姑息なやり方を許してはならないと思います。

 7月の参議院選挙は、こういう姑息なやり方のもとですが、憲法九条の平和主義にとって重大な岐路になっていると思います。
 憲法は権力を国民主権のもとに制限するものであるとともに、たとえ多数派でも行ってはいけないことを定めています。
 このことを理解しようとしない、または、無視する安倍首相は「行政府の長」として不適任と言わざるを得ません。

 日本の平和主義、立憲主義、民主主義を守るため、「アベ政治」に「3本の矢」でなく一矢を報いることができるのが7月の参議院選挙だと思います。

みなさん、戦争法の廃止、憲法の改悪の阻止、のため力を合わせましょう!





Z-98

戦争法廃止 & STOP改憲

2016.5.11 事務局長・小林


 4月17日に「すいとんの会」を開催しました。そしてリアルな戦争体験を3人の方からうかがうことが出来ました。
 5月3日の憲法記念日には、当会は地元で九条ウォークを行い「戦争法廃止」「STOP明文改憲」を街中で訴えました。
 また、この日は有明で憲法集会が開催され5万人が参加して、請願署名が1200万筆集まったことと6月末まで続行することが報告されました。
 この憲法集会の「むのたけじ」さん(ジャーナリスト、101才)の、従軍記者としてのリアルな体験にもとづく「戦争を殺そう」とのスピーチはあとから聞いても胸に響きました。
         (このスピーチは、ひとこと広場で紹介しています)

 また、5月2日発表の朝日新聞の世論調査によると、
*憲法を「変える必要はない」が昨年の調査の48%から55%に増え、「変える必要がある」は昨年の43%から37%に減った。
*憲法9条も「変えない方がよい」が昨年の63%から68%に増え、「変える方がよい」の27%(昨年は29%)を大きく上回った。
*安全保障関連法に「賛成」は34%、「反対」は53%で、安保関連法に「反対」と答えた人の93%が憲法9条を「変えない方がよい」と答えた。
 など、多数の国民が憲法九条の改正に反対しています。

 私たちは、これからはチラシの全戸配布に取り組むとともに、請願署名活動も続行します。
 来る7月の参議院選挙では、暴走する安倍政権をみんなでSTOPさせましょう!




Z-97

戦争法廃止 & STOP改憲

2016.4.13 事務局長・小林


 3月29日に戦争法は施行されました。「戦争法を実施させない」「戦争法を廃止」させるための取り組みがより重要となってきました。
 その最初の取り組みである、「戦争法の廃止を求める2000万人統一請願署名」行動の締め切りが近づいてきました。みなさん、署名はお済みですか?

 7月には参議院選挙が戦われます、この選挙で「アベ政治」の議員を減らしていくことが大変重要です。そこで当会は、今年も「戦争法の廃止」と「明文改憲の阻止」を訴えるチラシを地元へ全戸配布いたします。
 つきましては、今年もカンパをお願いいたします。

   できましたら、下記の口座へ振り込んでください
    ・三井住友銀行 下丸子支店   ・口座名  大田たまがわ九条の会 
    ・普通口座   口座番号 3943320
 
 
 なお、今年も憲法記念日には九条ウォークを開催します。その時にはこの全戸配布チラシを配布する予定です。
 こちらへの皆さんの参加もお願いいたします。






Z-96

戦争法廃止 & STOP改憲

2016.3.9 事務局長・小林


 戦争法=安保法制の廃止と、集団的自衛権容認の閣議決定の撤回には、国民の圧倒的な反対の声とともに、それを政治の場へ反映する野党の結集が不可欠でした。
このことに関する朗報として、2月19日に民主党、共産党、維新の党、社民党、生活の党の5党は戦争法廃止や選挙協力などについて下記のように、4つの点で協力することを合意しました。

  野党5党の合意事項
①安保法制の廃止と集団的自衛権容認の閣議決定撤回を共通の目標にする。
②安倍政権の打倒を目指す
③国政選挙で現与党およびその補完勢力を少数に追い込む。
④国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行なう
 
 この5党の合意は、大きな前進だと思います。
 私たちは、「戦争法廃止 & STOP改憲」のため、2000万人統一請願署名を強力に取り組み、この合意をバックアップして行きたいと思います。




Z-95

戦争法廃止 & STOP改憲

2016.2.10 事務局長・小林


安倍首相は、4日の衆院予算委員会で、「夏の参院選では改憲を掲げ、発議に必要な3分の2の議席確保を目指す」考えを鮮明にしました。改憲の具体的な条文として、戦力不保持を定めた憲法9条2項も対象として取り上げています。
安倍首相は、このように戦争法=安保関連法の制定にとどまらず、日本の平和主義を180度変更しようとしています。
今までも、安倍首相は「日本を戦争ができる国」にするため以下のように、着々と準備を進めてきました。
*国民の知る権利を奪う、秘密保護法の制定
*国家安全保障会議の設置
*平和主義をないがしろにする、武器輸出3原則の廃止
*沖縄・辺野古への新基地建設工事の強行
これらを完遂するために、明文改憲をいよいよ進めようとしています。

こういう状況の中で、九条の会は2月8日に、以下のアピールを発表しました

 安倍晋三首相は、2月3日と4日と5日の連日、衆議院予算委員会の審議において、戦力の不保持を定めた憲法9条2項の改定に言及しました。

その際に、「7割の憲法学者が自衛隊に憲法違反の疑いをもっている状況をなくすべきだ」という逆立ちした我田引水の理屈や、「占領時代につくられた憲法で、時代にそぐわない」という相も変わらぬ「押しつけ憲法」論などを理由に挙げました。これらは、同首相が、憲法9条の意義を正面から否定する考えの持ち主であることを公言するものに他なりません。

昨年9月、政府・与党は、多くの国民の反対の声を押し切って、日本国憲法がよって立つ立憲主義をくつがえし、民主主義をかなぐり捨てて、9条の平和主義を破壊する戦争法(安保関連法)案の採決を強行しました。この時は、「集団的自衛権の限定行使は合憲」、「現行憲法の範囲内の法案」などと、従来の政府見解からも逸脱する答弁で逃げ回りました。ところが今度は、そうした解釈変更と法律制定による憲法破壊に加えて、明文改憲の主張を公然とするに至ったのです。それは、有事における首相の権限強化や国民の権利制限のための「緊急事態条項」創設の主張にも如実に現れています。

 私たち九条の会は、自らの憲法尊重擁護義務をまったくわきまえないこうした一連の安倍首相の明文改憲発言に断固抗議します。2007年、9条改憲を公言した第1次安倍政権を退陣に追い込んだ世論の高揚の再現をめざして、戦争法を廃止し、憲法9条を守りぬくこと、そのために、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます。

2016年2月8日   九条の会
 
大田たまがわ九条の会は、当面は戦争法廃止の2000万統一請願署名を募る取り組みを進めていきます。
みなさん、戦争法の廃止と明文改憲をSTOPさせるため、力を合わせましょう。




Z-94

今年は9条を守る正念場
力を合わせて戦争法廃止に向けて
頑張りましょう

2016.1.13 事務局長・小林

昨年は、戦争法=安保関連法への反対の声が、全国津々浦々から高まりましたが、この国民の声を無視して、戦争法=安保関連法が議事録も取れなかったような強行採決により成立しました。

このことには、以下の問題があります。
*戦争法=安保関連法は従来の専守防衛の範囲を超え、憲法違反である
今までの専守防衛では、日本の領土内での防衛が基本でしたから、海外に自衛隊を武力派遣することは出来ませんでした。しかしこの戦争法により海外に自衛隊を派遣して武力の行使が出来ることになり、明らかに専守防衛の範囲を超えることになり憲法違反です

 
 *内閣が恣意的に憲法の解釈を変更するのは、立憲主義を破壊している
国家権力の横暴を防ぐため、権力を縛るのが立憲主義ですが、憲法解釈を内閣が勝手に変更するのは、立憲主義を破壊することになります。
*安倍政権の説明責任を果たしていないこと、強行採決などは民主主義を否定している
民主主義は、お互いの意見を出し合い、充分に議論を尽くすことが必要条件ですが、今回の安倍政権は十分な説明を行っていません、そのうえで議事録を取ることさえ出来ないような強行採決を行うことは民主主義の否定です。

夏には参議院選挙を迎えますが、安倍首相は「参議院選挙で改憲発議に必要な2/3以上の議席獲得を目標とし、その後明文改憲を進める」と明言しています。このような状況の中で、私たちは今年を「9条を守る」正念場として位置づけ、以下の取り組みを進めて行きます。
*戦争法を廃止に追い込む
*参議院選挙では、改憲派の2/3以上の占有を阻止する
*明文改憲の危険性に警鐘を鳴らす

昨年の総会では、当面の取り組みとして、戦争法廃止の2000万人統一署名を当会では2000筆を目標に集めることを確認しました。この取り組みは今後具体化して行きます。

みなさん、本年もよろしくお願いいたします。






Z-93

19日に第10回総会を開催します

2015.12.9 事務局長・小林


今年は戦争法の廃案に向けて色々取り組みました

大田たまがわ九条の会の今年の取り組みの中心は「戦争法を廃案」へ
追い込むため取り組みでした。
*5月:憲法記念日九条ウォーク、チラシの全戸配布(2万枚) 
*~5月:閣議決定の撤回を求める請願署名
*6月:育鵬社の教科書を採択させないための取り組み
*7月:戦争を語り継ぐ人形劇、チラシの全戸配布(2万枚) 
*~9月:戦争法の廃案を求める請願署名
*10月:雨宮処凛さんとの「トークイベント」
 
  このようにチラシの全戸配布はトークイベントの案内チラシを含めると3回行いました。この取り組みを財政的に支えたのは皆さんからのカンパでした。
これ以外にも、8月30日の『戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行動』に当会からも参加しました。
全国津々浦々から「戦争法案を廃案に」という声が大きく高まりましたが、残念ながら、「戦争法案」は民主主義のルールさえ破壊した強行採決で成立しました。

12月19日に第10回総会を開催します
このような状況の中で、
*戦争法の廃止
*立憲主義と民主主義を取り戻す
ことが求められています。
大田たまがわ九条の会は、これらの取り組みを総会で議論して、もう一回り、二回り大きい取り組みをしていきたいと思います。

会の原点は、みんなで議論して、みんなで分担して実行
戦争法を本当に廃止に追い込むためには、今まで以上に、みんなの知恵と行動が必要です。
この総会も、勿論、九条の会アピール賛同者の方はどなたでも参加できます。
戦争法の廃止に向けて、キックオフの総会にしたいと思います。

みなさんの、ご参加をお願いします。 




Z-92

忘れない強行採決
戦争法を廃止!

2015.11.11 事務局長・小林

10月24日は、雨宮処凛さんを招いてのトークイベントでした。今回は雨宮さんにインタビューする形で行いましたが、「講演と違って、引き込まれた」とのアンケートの感想があったように、一味違った催しになったと思います。雨宮さんの実体験の中からのリアルな「国会包囲行動」「貧困と戦争」「平和と憲法」の話は新鮮でした。
また、会場のカンパで約3万円も寄せられたことは、私たちのこれからの取り組みへの大きな激励だったと思いました。
  戦争法の強行採決から約2か月たちましたが、安倍政権は批判の高まりを避けるため、臨時国会の開始を拒否しました。
 参議院特別委員会での、聴取不能で議事録にも記載されないような強行採決は、民主主義のルールを破壊するものであり、成立は無効です。また、安保関連法=戦争法は、「戦闘地域での兵たん」「武器使用の大幅拡大」「戦闘継続地域での治安維持活動」「集団的自衛権の行使」など、専守防衛を超えた憲法九条が禁止する「海外での武力の行使」そのもので、憲法違反は明らかです。
しかし安倍内閣は、これらの問題が時間の経過とともに風化することを狙っています。

私たちは、安倍政権が、
*強行採決などの民主主義を破壊したこと
*憲法違反の閣議決定と、戦争法立法を行ったこと
*立憲主義をないがしろにしたこと
等を忘れないで、戦争法の廃止の取り組みへ力を注いでいきたいと思います。

みなさん、戦争法廃止の声を大きくしていきましょう!




Z-91

戦争法を廃止!

2015.10.7 事務局長・小林

9月19日に参議院で戦争法が強行採決で成立しました。

日本に自衛隊が存在していますが、専守防衛に限定して、海外で武力を行使することを禁じていました。この結果、戦後70年間、戦争で一人も、殺したり、殺されたりしていません。

戦争法は、この武力行使の歯止めを取り外し、海外での武力行使に道を開くもので、日本の平和主義を180度転換するものです。

戦争法は、憲法違反であることは、明らかですが、今回の強行採決では議事録に成立の記載も無いように民主主義のルールさえ守られていません。

こんな戦争法は廃止するしかありません。
大田たまがわ九条の会は、これからは「戦争法の廃止」を中心に取り組みを進めます。

みなさん、9条を守り平和な日本を守るために、「戦争法の廃止」のために力をあわせましょう。

10月24日は雨宮処凛さんのトークイベントです。
強行採決後の最初の取り組みです。
みなさん、知人の方を是非誘ってみて下さい。
 

チケットをご希望の方は info_ota_tama9@yahoo.co.jp へご連絡を下さい。




Z-90

830「国会10万人・全国100万人大行動」
12万人が国会を包囲

2015.9.9 事務局長・小林

 8月30日には「国会10万人・全国100万人大行動」で12万人が国会を包囲しました。各地からも様々な行動が報道されています。最近の行動は、SEALDsなどの若者、主婦、市民など多彩な人たちの参加が特色となっています。
また、先週には元最高裁判所長官の山口繁氏が「集団的自衛権の行使を認める立法は違憲だと言わざるを得ない」と述べたと朝日新聞は報じました。
このように、安保関連法案=戦争法案への反対の声がますます高まってきています。


それでも、政府・与党は国民の声を無視して、「安保法案=戦争法案」の参議院での採決を来週に行う予定です。

戦後70年、海外でも武力の行使をしていない日本の平和主義を保障したのは憲法9条です。今まさに「9条を守る」正念場です。
みなさん、「9条を守る」ため力をあわせましょう。


今年の秋の講演会は、トークイベントとして雨宮処凛さんをお招きしました。
 
このトークイベントのチケット販売も開始します。「戦争法案を廃案に」の請願署名集めと合わせて取り組んでいきます。皆さんのご協力をお願いいたします。
チケットをご希望の方は info_ota_tama9@yahoo.co.jp へご連絡を下さい。



Z-89

世論調査で
安倍内閣の支持率が
大きく低下

2015.8.12 事務局長・小林

 安倍内閣は、7月16日に安保法案=戦争法案を衆議院で採決を強行しました。
この状況の中で、7月21日の九条の会ニュース第210号で、九条の会事務局は、以下のように訴えています
 衆院での強行採決に抗議し、戦争法案廃案に向け草の根からのうねりを!
 7月16日、政府与党は衆院で戦争法案の採決を強行しました。国会審議を通じて違憲性がいよいよ明白になった法案を、しかも、国民の多数が反対を表明しているなか、強行採決したことは二重の意味で立憲主義を踏みにじる暴挙にほかなりません。私たちはこの暴挙に強く抗議するとともに、全国の九条の会が戦争法案を廃案に追い込むために全力をあげることを訴えます。

 この、強行採決後の毎日新聞の世論調査(7月22日発表)では、安倍内閣の支持率が大きく下がり、強行採決に反対が大多数で、安保法案の反対も賛成を大きく上回っています。
 
  このように憲法学者、文化人、老いも若きも、全国津々浦々から立ち上がり、安保法案の反対の声が広がってきています。

大田たまがわ九条の会は、こういう状況の中で 
*チラシの全戸配布
*参議院議長宛ての「安保関連法案の廃案」を求める請願署名
*8月も「9の日行動」を2回
など、地域から「安保法案=戦争法案」の反対の声を大きくする取り組みを進めています。
 新しい取り組みも考えて行きたいと思います。みなさんのご参加とアイデアのご提案を、お願いいたします。
 



Z-88

世論調査でも
安保関連法案の今国会での
成立に反対

2015.7.8 事務局長・小林

 
 安倍内閣は、
●憲法審査会で自民党が推薦した参考人も含め全員の憲法学者が「集団的自衛権の行使は憲法違反」と表明
●自民党の若手議員が憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」において「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働き掛けてほしい」などと、公然と言論統制を求める意見を表明
 などが起きたので、審議が思うように進まず、国会を過去最長の95日延長するという暴挙で、安保関連法案の強行成立を狙っています。

 毎日新聞の6日の世論調査では、「安倍内閣の支持率より不支持が上まわる」、「今国会で安保関連法案を成立させる方針に61%が反対」と報道されています。
 
  九条の会の小森事務局長は「大きく潮目が変わり始めている、正念場における運動を強めて行く必要がある」と訴えています。

 大田たまがわ九条の会では、この訴えに応えて、
*安保関連法制=「戦争立法」の廃案を求める九条の会の請願署名を新たに広範に集めています
 (6月だけでも200筆を超える請願署名が寄せられています)
*国会の審議に注目して、新たなチラシを作成し、7月に再度チラシの全戸配布を開始しています
 さらに、
*7月は駅頭宣伝の「9の日行動」を2回行う
 ことを6月の運営会議で決定しました。

 みなさん、安保関連法案を廃案に追い込むために、これらの取り組みへのご協力をお願いします。
  
 また、7月には「人形劇」の催しも開催します
 戦争を語り継ぐ人形劇
 7月26日(日)午後1時~
 千鳥南町会会館 2階
 参加費:500円

 この催しでも終了後に、安倍政権の危険性を訴え、安保関連法制の廃案を求める請願署名を募りたいと思います。

今が憲法の正念場だと思います。みなさん、憲法九条を守るために手をつなぎましょう。



Z-87

憲法審査会で参考人が全員の
「安保関連法案は憲法違反」と表明

2015.6.10 事務局長・小林


 国会では、憲法審査会で自民党が推薦した参考人が「集団的自衛権の行使は憲法違反」と表明するなどハプニング(自民党にとって)もありました。
 また、中谷防衛相は論戦の中で「現在の憲法をいかにこの法案に適応させていけばいいかという議論を踏まえ閣議決定を行った」と憲法を法案の下に置くような答弁を行い、立憲主義をないがしろにしていることが浮き彫りになりました。
 しかし、安倍内閣は安保関連の法案を2法案にまとめて、一気に可決を狙っているのは変わりません。

 5月1日の九条の会の訴えでは、「いま憲法九条は存亡の岐路に立っている」として『8月までを「山場月間」に!』と訴えていますが、大田たまがわ九条の会の運営会議では、この訴えに応えて、
*安保関連法制=「戦争立法」の廃案を求める九条の会の請願署名を新たに広範に集める
*国会の審議に注目して、新たなチラシを作成し、7月に再度チラシの全戸配布を行う
ことを決定しました。

 みなさん、安保関連法案を廃案に追い込むために、これらの取り組みへのご協力をお願いします。
  
 また、6月7月には下記の催しも開催します


育鵬社の教科書を考える会
 6月17日(水) 午後6時30分~
 矢口区民センター 3階

 戦争を語り継ぐ人形劇
 7月26日(日)午後1時~
 千鳥南町会会館 2階
 参加費:500円

 この催しでも終了後に、安倍政権の危険性を訴え、安保関連法制の廃案を求める請願署名を募りたいと思います。


 今が憲法の正念場だと思います。みなさん、憲法九条を守るために手をつなぎましょう。




Z-86

安倍内閣
安全保障関連法案を閣議決定

2015.5.15 事務局長・小林


 5月12日の、自民公明両党の、政府の安全保障関連法案への合意により、安倍内閣は14日に安全保障関連法案を閣議決定し、この法案を15日に 国会に提出します。
 これは、昨年7月に安倍内閣が憲法の解釈変更で行った「集団的自衛権行使を容認した閣議決定」の具体化ですが、集団的自衛権の行使を可能 にして、歴代政府が掲げてきた海外派兵法の制約さえ突破し、憲法9条にもとづく専守防衛さえ転換する、「いつでも、どこへでも、自衛隊 を派兵できる」ものであり、憲法9条の平和主義を破壊する「戦争立法」といっても過言ではないと思います。
今まさに、憲法9条をめぐり、重大な局面を迎えています。

5月1日に九条の会事務局は下記の「訴えと提案」を発表しました。

いま憲法九条は存亡の岐路に立っている
「戦争立法と改憲の暴走を止め」るために全国の会はどんな行動が求められているか提案します。
戦争立法を阻むためにはどんな運動をすればよいか
安倍政権の戦争する国づくりを阻むには、戦争立法を何としても阻止しなければなりません。
安倍政権のもくろむ明文改憲も、戦争立法を阻むことで挫折に追い込むことが出来ます。
そのためには、法案強行を許さない草の根からの圧倒的世論と、法案の危険な中身を徹底して追求しその成立を阻止するための会内外での 行動の連携が必要です。
九条の会らしい行動を
*戦争立法と9条の改憲に反対するすべての人々が加われるような幅広い行動を追求すること
*7000以上のすべての九条の会が立ちあがり、全国、津々浦々、自分たちの地域、分野で共同の行動を実現すること
戦争立法阻止のための具体的行動の提案
①法案が国会に提案される5月から8月までを「山場月間」に設定し、会の全力をあげて、会独自あるいは共同して可能なあらゆる行動に、創意をこらして取り組みましょう
②戦争立法の危険性は、まだまだ国民の中に届いていません。創意をこらした宣伝活動が何よりも急がれます。各地の九条の会は、繰り返し戦争立法の学習会を開き、学習しましょう。
③改めて、戦争立法反対の署名をつくります。この署名を持って地域の中に入り、地域の人々と話しあいましょう。
など、

これから夏にかけて、憲法の正念場です。全力をあげて戦争立法阻止のために頑張りましょう

 大田たまがわ九条の会は、
①憲法記念日・九条ウォーク(5月3日実施済み)
②地域へのチラシの全戸配布
などを進めてきていますが、今後も以下の企画・取り組みを進めていきます。

1)6月:育鵬社の教科書を考える会(仮称)
2)7月:戦争を語り継ぐ人形劇(仮称)
3)6月~:新しい署名用紙による署名活動

 私たちも、今が憲法の正念場だと思います。みなさん、憲法九条を守るために手をつなぎましょう。




Z-85

みんなの力を
結集しましょう

2015.4.15 事務局長・小林


5月の連休明けから国会では「戦争立法」ともいえる安保法制の審議が開始される予定です。
3月15日に開催された「九条の会全国討論会」で小森事務局長は、以下のように呼びかけました。

安倍内閣の暴走にストップをかけようとする様々な団体による取り組みが発展しているが、それらの団体には政治的立場の違いもある。
*日米安保条約や自衛隊そのものが憲法9条に違反している、武力で平和は作れないのだから平和外交を展開すべきであるという立場
*日米安保条約や自衛隊は認めるが、あくまで日本が武力攻撃を受けた時の最低限度の実力なのだから海外で武力行使をすることは認められないという立場
*そもそも憲法を変えないで解釈でやってしまうことは立憲主義に違反するから許せないという考え
これらの立場や考え方の違いを超えて、一致して安倍政権の暴走に対抗していけるかどうか、ここが大事な課題であることをまず確認しておきたい。
5月の連休明けに「安保法制」を国会に出すという状況ですが、出せない状況をつくることがまず重要です。しかし国会に出てきたときにはそれを阻止するため、全国の活動を一気に広げることをよびかけます。

私たちも、さまざまな考え方はあっても、安倍首相の憲法9条を破壊する暴走をストップさせる一点に力を合わせて、巾広い人たちを結集する取り組みを強めて行きたいと思います。

5月3日は憲法記念日・9条ウォークを行い、その後地域へのチラシの全戸配布を行います。

そこで、この取り組みのためのカンパをお願いしています。
  振込先:   ・三井住友銀行 下丸子支店   ・口座名  大田たまがわ九条の会 
         ・普通口座   口座番号 3943320

みなさんの、ご協力をお願いいたします。



Z-84

2月23日の九条の会のアピールを受けて

2015.3.11 事務局長・小林

 223日に九条の会から出された「憲法 9条を根底からくつがえす「戦争立法」と改憲の暴走を止めよう」のアピールでは、

*安倍内閣は、先の総選挙で与党が3分の2を確保したことで白紙委任を得たかのごとく、昨年7月の閣議決定を具体化する「安全保障法制の整備」に向け、暴走を加速させようとしています。
*国連の集団安全保障措置や多国籍軍の軍事行動などへの後方支援を、どこでもかつ迅速に行えるようにする自衛隊派兵恒久法の制定や「駆け付け警護」や「任務遂行のための武器使用」の解禁など広範多岐にわたっており、自衛隊が海外で他国の軍隊と肩を並べて軍事行動ができるようにするための「戦争立法」に他なりません。
*これは、憲法9条を根底から破壊するものであり、テロなどとの暴力の応酬の連鎖にはまり込むことをも意味します。
*その先には、憲法に「国防軍」を明記するなどの明文改憲が控えています
〇全国のすべての「九条の会」が、憲法9条を破壊する安倍内閣の戦争立法と明文改憲に「NO」の声をつきつけ、その暴走をストップさせるために、草の根での訴えと話し合いを創意をこらして展開しましょう。

と訴えています。

 2月15日(日)の「もちつき交流会」は、今年の取り組みのキックオフも兼ねた企画でしたが、この九条の会のアピールを受けて、5月の憲法記念日からチラシの地域への全戸配布を取組む準備を開始しました。

みなさん、安倍首相の暴走をストップさせるために、手をつなぎましょう!




Z-83

人質事件で考える

2015.2.11 事務局長・小林

 中東での過激組織「イスラム国」が引き起こした人質事件はいろいろ考えさせられました。

 その一つは、安倍首相の「積極的平和主義」の危険さを浮き彫りにさせたことだと思います。この「積極的平和主義」は武力での解決を前提にしているので、人命を軽んじる結果に連なったのではないでしょうか。
  また、暴力での報復では暴力の連鎖の悪循環に落ちいってしまうのは間違いありません。
 人質になった後藤健二さんの母親が「日本は戦争をしないと憲法9条で誓った国で、70年間戦争をしていません」「健二はイスラム国の敵ではありません」と訴えていたように、暴力の報復ではなく、経済封鎖や武器販売禁止なども含めて、憲法九条の精神である平和主義を生かした今後の取り組みが肝要になっていると思います。
 
 後藤さんの遺志を受け継ぐことは、憎しみや怒りの連鎖を断ち切ることで、決して紛争の火に油を注いだり、テロを必要以上に恐れたりすることではないと思います。

この事件を、悪用して憲法九条を骨抜きにする動きに反対していきたいと思います。






Z-82

みんなの力を結集して
憲法九条を
守っていきましょう!

2015.1.14 事務局長・小林

  昨年末の衆議院選挙で政府自民党は、消費税先送り、アベノミクスの是非などを争点にしました。その結果、比例区での得票率は33%に過ぎないのに、小選挙区制の大きな歪みにより民意とかけ離れた多数を自民党は維持しました。
 しかし、憲法改正により積極的な「次世代の党」の議席数が減少したことと、憲法を守ることを主張している「共産党」の議席数の増大は、国民の「憲法を守ろう」の声の反映だと思います。
 
 安倍首相は選挙で信任を受けたとして、
*解釈改憲の集団的自衛権行使容認の閣議決定を具体化する関連法の整備
*明文改憲による憲法改正
などを進めようとしています。

私たちは、「集団的自衛権の行使を容認する閣議決定」の撤回を求める取り組みとともに、「憲法改正」の動きに反対の声を大きくして、今年も憲法九条を守る取り組みを進めて行きたいと思います。

本年も、よろしくお願いいたします。




Z-81

安倍政権に
NOの審判を

2014.12.10 事務局長・小林

衆議院が唐突に解散され、選挙となりました。
安倍首相は、消費増税の延期とアベノミクスの信を国民に問いたいと言っています。
しかし、本当に国民に信を問うべきことは、
*特定秘密保護法の施行
*集団的自衛権行使を解釈改憲で容認した閣議決定
ではないでしょうか。

日本を「戦争する国」へと強引に変えようとしている安倍政権にNOの審判を下したいと思います。


  総会を開催します


選挙の直後ですが、今年の取り組みを振り返り、来期の取り組みを協議する総会を下記のように開催します。
大田たまがわ九条の会は、「みんなで話し合い」「みんなで分担する」をモットーで進めています。
みなさんのご参加をお願いいたします。


    日時:12月20日(土)午後1時半~
    会場:矢口区民センター 3F



Z-80

大盛況だった秋の講演会

2014.11.12 事務局長・小林

 今年の秋の講演会は、講師がアーサー・ビナードさんに決まってから開催日まで2か月を切っていました。準備時間が少なかったので、開催案内などの宣伝が行き渡るか心配でしたが、いざ当日になったら当日券での参加も50名を超え、会場は満席となりました。
 アーサー・ビナードさんのお話は、鋭い視点、異なる切り口と、たっぷりのユーモアで、会場は笑いで包まれる場面も多々あり、最後の「押しつけ憲法」の話も分り易かったと思います。
 請願署名も23筆寄せられ、書籍販売では50冊用意しましたがこれも完売できました。
 楽しく有意義な講演会になったと思います。









11月24日九条の会主催の「集会&パレード」
に参加しましょう!
 大田たまがわ九条の会は、全国の仲間と連帯して、この集会に参加しますが、パレード参加をメインとします。
参加される方は武蔵新田駅前に
       午後1時30分に集合して下さい。

 寒い時期ですので、防寒具と飲み物をお忘れなく。
 引率担当は阿部(080-1244-3288)ですので、不明点は阿部まで連絡ください。



引き続き、請願署名の取り組みを進めています
 安倍首相の暴走をストップさせるための「九条の会」の「閣議決定の撤回を求める」請願署名を集めています。10月25日の第二次集計では314筆集まっています。
 署名用紙をプリントして、小林(〒146-0092 大田区下丸子2-24-10 1-710)まで郵送してください。
 みなさんのご協力をお願いいたします。




Z-79

秋の講演会の
チケット販売を開始しています

2014.10.8 事務局長・小林

 秋の講演会のチケット販売を開始しています。
アーサー・ビナードさんはアメリカ生まれの日本語詩人で、外から見た日本への鋭い風刺とユーモアたっぷりの語り口は好評です。是非、ご参加ください。
 チケットを希望の方は、info_ota_tama9@yahoo.co.jp までメールをください。
日時:10月23日(木) 午後6時45分~
l 会場:大田区民プラザ (下丸子駅前)
l 講師:アーサー・ビナードさん
l 参加費:700円


講演会の案内チラシの全戸配布も進めています
 近隣への案内チラシを2万枚配布しています。
 裏面では、閣議決定の不当さを訴え、請願署名への協力を
お願いしています。

請願署名の取り組みを進めています
 安倍首相の暴走をストップさせるための「九条の会」の「閣議決定の撤回を求める」請願署名を集めています。9月27日の第一次集計では196筆集まっています。
 署名用紙をプリントして、小林(〒146-0092 大田区下丸子2-24-10 1-710)まで郵送してください。(FAXは不可となっています)
 みなさんのご協力をお願いいたします。


Z-78

大盛況だった
「戦争体験を聞く会」

2014.9.11 事務局長・小林

 準備会のときの開催いらい、久し振りに「戦争体験を聞く会」を8月30日(土)に開催しました。
 会場(矢口区民センター)の近隣に案内チラシを配布しましたが、それを見ての若い世代の人たちの参加もあり、30名の参加で会場は満席となりました。
  この聞く会は、憲法9条があのアジア・太平洋戦争の深い反省から生まれたことを風化させないためにも開催したものです。
 今回の語り手は、以前ニュースでインタービュー記事として掲載した方ですが、直接お話を聞けて、より胸に入ってきたと思います。
お話のあとは、懇談を行いましたが、色んな質問や、意見で盛り上がりました。
 (お話の内容は、まとめが終わり次第アップロードいたします)
 
 賛同署名は2筆、カンパは16,200円寄せられました。
 とても有意義な催しになり、また、来年も開催したいと思います。
 
秋の講演会の講師、日程が決まりました
 例年より少し遅れましたが、秋の講演会の内容が下記のように決定しました。
 アーサー・ビナードさんはアメリカ生まれの日本語詩人で、外から見た日本への風刺とユーモアたっぷりの語り口は好評です。ご期待ください。
○日 時:1023日(木) 午後6時45分~
○会 場:大田区民プラザ
○講 師:
アーサー・ビナードさん
○参加費:700円

 
 請願署名の取り組みを開始しました
 安倍首相の暴走をストップさせるため、「九条の会」は「閣議決定の撤回を求める」請願署名を提起しています。大田たまがわ九条の会もこの請願署名の取り組みを開始しています。
 早速、郵送などで、記入済みの署名用紙が届けられています。
 署名用紙をプリントして、小林(大田区下丸子2-24-10 1-710)まで郵送してください。(FAXは不可となっています)
 みなさんのご協力をお願いいたします。


Z-77

九条の会
秋の取り組みを提起!

2014.8.13 事務局長・小林


安倍内閣の閣議決定の暴挙に対して、「九条の会」は7月5日にアピール「集団的自衛権行使容認の閣議決定に 抗議し、いまこそ主権者の声を全国の草の根から」を発表しました。そして、全国の九条の会へ、下記の取り組みを提起しました。
①臨時国会の冒頭となる2014年10月を全国統一行動月間に指定し、この期間に全ての九条の会が最低1回は何らかの行動を設定し、とりくむよう呼びかけます。
②全国の九条の会の活動を激励するためにも、首都圏ではこの期間に、首都圏各九条の会が協力して、臨時国会の重要な局面になると思われる11月24日(月・休)、日比谷公会堂で、大規模な集会とパレードを企画したい。
*九条の会らしい(「集団的自衛権の行使容認に反対し、憲法9条をまもる」という共通の課題で一致する全ての人々が加われるような配慮をした)とり組みとして、行われるのがのぞましいです。

大田たまがわ九条の会では、8月30日(土)の「戦争体験を聞く会」を皮切りに、九条の会の提起に応えて行きたいと思いますが、今後の取り組みは運営会議で具体化して行きます。

みなさんのご意見を、運営会議に持ち寄ってください。
 



Z-76

「戦争する国づくり」を阻むため
力をあわせましょう!

2014.7.9 事務局長・小林

安倍政権が、7月1日に集団的自衛権の行使容認を閣議決定しました。
この閣議決定は、
*今までの日本の領土内の専守防衛(抑制された反撃)の歯止めを取っ払い、海外でも武力の行使が可能となること
*憲法9条を実質的に反古にしていること
*政府の恣意的な解釈変更で憲法を大きく変えるのは、立憲主義を否定していること
など、許すことが出来ません。
こんな閣議決定は撤回させるしかないと思います。
 

安倍政権のこうした動きに対抗するためにも、「大田たまがわ九条の会」は、引き続き「9の日行動」を行いつつ
*秋の講演会の開催と地域へのチラシの全戸配布
*戦争体験を聞く会の開催
などを行っていきます。

憲法9条がアジア太平洋戦争の深い反省から作られたことが私たちの運動の原点だと思います。
戦争体験を風化させないための取り組みは、集団的自衛権行使が容認されようとしている現在、並行して進めることがやはり大切なことだと思います。

これからも、みんなで知恵を出し合い、安倍首相の暴挙に反対する取り組みを強化させたいと思います。

皆さんの、ご協力をお願いいたします。。



Z-75

解釈改憲を
押し返すよう運動しよう!

2014.6.11 事務局長・小林

 大田たまがわ九条の会は、集団的自衛権の行使容認に反対するため、
・「日本を再び戦争する国にしてはいけない!」とのタイトルの両面カラー印刷のチラシを作成
・5月の憲法記念日に、このチラシを配りながら街角で宣伝を行う「憲法記念日・九条ウォーク」を実施
・このチラシの地域への全戸配布を実施
を中心に、皆さんとともに取り組んできました。 
 この取り組みを開始した時点では、安倍首相は集団的自衛権の行使容認を
閣議決定で行うことを表明していましたので、このチラシでは、
・集団的自衛権の行使容認で「日本を再び戦争する国にしてはいけない」
・集団的自衛権の行使容認は「9条削除と同じ」
・閣議で国の形を変えるのは「立憲主義の否定」
などを訴えました。

安倍首相はその後、
・集団的自衛権の行使容認を限定容認、グレーゾーンでの適用などを突破口に
・戦闘地域への後方支援の拡大
などを画策して、最近では今国会中(会期:6月22日)に閣議決定すると表明しています。
 
集団的自衛権に関しては、マスコミからも色んなキーワードが飛び出していますが、日本はいままで、平和主義の憲法の下で、以下の原則を確立していました。
*武力の行使は、日本の国土が攻撃された時の反撃に限る(専守防衛)
*海外で武力は行使しない
安倍首相の策動は、全てこの原則の「海外での武力は行使しない」の歯止めを取り去ることです。
集団的自衛権の行使容認は、限定容認、グレーゾーンでの適用などであれ、この原則を変え「海外で武力を行使」することになります。

しかも、このような平和国家日本の国の形を変えるほど重大な変更を閣議決定で憲法の解釈を変えて行うのは「憲法は国家を縛る」という立憲主義を否定するものであり、許すことは出来ません。

 こういう中で、昨日(10日)渋谷公会堂で「九条の会発足 10周年講演会」が開催されました。
講演会は、会場満席の約2000名の参加で午後6時から開始されました。

最初に登壇した金泳鎬(キム・ヨンホ)さん(韓国・檀国大学硯座教授)は、「アジア市民が連帯して、アジアに平和憲法を広げよう」とあいさつしました。

続いて池田佳代子さんは、
「安倍首相は、私的諮問機関の、お粗末な議論の末に出された報告書で、閣議決定で解釈変更をしようとしている、これを許してはいけない」「安倍首相の積極的平和主義は、「攻撃は最大の防御」と紙一重であり、とっても危険」「日本は70年間人を殺していない、他国と同じになる必要はない」と話されました。

元内閣法制局長官の坂田雅弘さんはビデオで、
「いままで日本は、憲法の下、戦力を持たない、海外で武力は行使しないを国是としてきた」
(自衛隊は、専守防衛で戦力ではない)
「戦争は原則として違法であり、正当防衛のみ例外であり、集団的自衛権は新しい概念であり、自然権ではない」
「安倍首相は、集団的自衛権での最小限の武力行使は許されるとしているが、今までの国の立場は、自衛の戦争でも憲法は否定しているので、専守防衛に限って、さらに必要最小限の武力行使に限って許容しているだけあり、これを曲解している」
「憲法9条の解釈を変えて、普通に戦争ができるようになるなら、9条の意味が無くなる」
「国の形を変えるようなことは、国民に問い直すべきである」と訴えました。
 
呼びかけ人の大江健三郎さんは、九条の会発足時のエピソードも紹介して、
「平和な日本は戦争か平和かを選択することができる、九条の会は選択可能性を呼びかけているのです」という加藤周一さんの言葉を引用して、「これから、一緒にできるだけのことをやりましょう」と訴えました。

奥平康弘さんは、安倍首相が掲げる「積極的平和主義」に対して、「平和主義とは戦争の準備をしないこと、逆行した動きをとっており、言葉でだまそうとしている」と訴えました。

澤地久枝さんは、「憲法9条のどこにも、集団的自衛権を認めると解釈できる余地はない。平和を求める市民の心を踏みにじっている」「若い人と老人が同盟して、二度と戦争しないと、運動を進めましょう」
「皆元気で長生きしましょう、日本の政治を見届けましょう」と結ばれました。

最後に小森事務局長は、
今、集団的自衛権の行使容認で、憲法が壊されようとしています、私たちは持てる力を出し尽くす時です。
九条の会はそのため、
* 呼びかけ人で新たにアピールを作成する
* このアピールを下に、九条の会が一斉に立ち上がったことが、多くの人にわかるような秋に向けての行動を近々提起します
* 1週間、10日間、1ヶ月間など統一した行動が出来るようにします
などを今後進めることを発表して、「解釈改憲を押し返すよう運動しよう」と結ばれました。

大田たまがわ九条の会でも、皆さんと一緒に、今後の進め方を更に進化させたいと思います。
これからも、みなさんのご協力をお願いいたします。




Z-74

「集団的自衛権の行使容認に反対」
の声を地域から大きくしていきましょう

2014.5.14 事務局長・小林


憲法九条改定についての最近の世論調査では、下図のように、改定反対の世論が増えています。

武器輸出に関しては、毎日新聞から以下の調査結果が報道されています。
政府が武器輸出を原則禁止した「武器輸出三原則」に代えて、一定の条件のもとで武器輸出を認める新しい三原則(防衛装備移転三原則)を策定したことに関しては、「反対」が62%に上り、「賛成」は27%だった。内閣支持層でも「反対」(49%)が「賛成」(40%)を上回った。

東京新聞の調査では、右図に示すように集団的自衛権の行使容認については、反対が50%と賛成の34%を上回っています。。
また、「安倍首相は当初、憲法九六条を先行的に見直し、国会手続きを緩和するなどして九条の改憲につなげようとしたが、現在は国会手続きも経ない閣議決定による解釈改憲へと方針を転換。こうした首相の政治姿勢に対し『政治のルールを軽視した強引な対応』(35%)、『一貫性がなく信頼できない』(17%)との批判的な回答が半数を超えた」との調査結果も報道されています。
 

このように、憲法改定に反対する世論や、安倍首相の強引な政治姿勢への批判や、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認への反対の世論は高まってきています。

5月3日に行った当会の憲法記念日・九条ウオークでは昨年の約3倍の署名が寄せられたことにも、地域のみなさんの関心が高まっていることを実感できました。

安倍政権は、集団的自衛権の「限定」容認に傾いているようですが、「限定」というと何か抑制的に聞こえます。しかし、「限定的」や「必要最小限度」という言葉を使おうと、これまでの政府が禁じてきた一線を越えることには変わりは有りません。「限定」容認は集団的自衛権の行使全面容認への突破口であることは間違ありませんし、「海外での武力行使はできない」という憲法の歯止めは外されることになります。

これからも、「憲法改定に反対」、「集団的自衛権の行使容認に反対」の声を地域から強くしていきたいと思います。

大田たまがわ九条の会は、憲法記念日・九条ウオークに引き続き、地域へのチラシの全戸配布に取り組んでいきます。みなさんのご協力をお願いいたします。

これらの取り組みのためのカンパも引き続きお願いしています。下記の口座への振込でも結構です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
    ・三井住友銀行 下丸子支店   ・口座名  大田たまがわ九条の会 
    ・普通口座   口座番号 3943320


みなさん、「戦争する国づくり」を阻むため、力をあわせましょう!



Z-73

「戦争する国づくり」を阻むため
力をあわせましょう!

2014.4.9 事務局長・小林

  ニュースなどでもお伝えしていますが、最近の運営会議では、「九条を取り巻く状況」の議論の中で、安倍政権の暴走が議論の中心となっています。具体的には、
*集団的自衛権の行使容認で「海外で戦争する国」づくりを進めている
*そのための解釈改憲を閣議決定で行おうとしているのは立憲主義の否定である
*秘密保護法は「海外で戦争する国」づくりの準備である
*だけど、反対世論の盛り上がりが欠けているのでは?    
などです。
 
  4月7日の朝日新聞の有権者の世論調査では、
*集団的自衛権について「行使できない立場を維持する」が昨年の調査の56%から63%に増え、「行使できるようにする」の29%を大きく上回った
*「憲法9条を変えない方がよい」が64%と昨年の52%より増えている (「変える方が良い」は29%)
など有権者が軍事力強化に対する不安を強めている様子がうかがえると分析しています。
  こういう状況のもとで、運営会議では今後の取り組みとして、
*5月3日(土)の憲法記念日に九条ウォークを行い、街中を歩いて宣伝・署名活動を行う。
*その後、地域へのチラシの全戸配布を行い、世論を喚起する。
などを進めることを確認しました。
 みなさん、一緒に行動しませんか。

 また、これらの取り組みのためのカンパもお願いしています。下記の口座への振込でも結構です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
    ・三井住友銀行 下丸子支店   ・口座名  大田たまがわ九条の会 
    ・普通口座   口座番号 3943320


みなさん、「戦争する国づくり」を阻むため、力をあわせましょう!
 





Z-72

集団的自衛権について

2014.3.12 事務局長・小林

 
 専守防衛の概念はかなり形骸化してきていますが、建前では今でも保持されています。2013年の「防衛白書」では、
「専守防衛とは、相手から武力攻撃を受けたときに初めて防衛力を行使し、その態様も自衛のための必要最小限にとどめ、また、保持する防衛力も自衛のための必要最小限のものに限るなど、憲法の精神に則った受動的な防衛戦略の姿勢」
と説明していて、「必要最小限」がキータームとなっていて、この説明は1981年以降32年間変わっていません。
一方、今までの政府の集団的自衛権に関する見解では、
集団的自衛権の権利は保持しているが、憲法9条の下において許容されている自衛権の行使は必要最少限の範囲にとどめるべきと解するので、集団的自衛権を行使することは、その範囲を超えるものであつて、憲法上許されないと考えている。
としていました。
 このように、憲法九条の下では、武力は戦力とは言えない範囲(最小限の範囲)でしか行使できないというのが、今までの政府の見解でした。

 昨年、安倍首相の強引な更迭劇で内閣法制局長官に就任した小松一郎氏は「隣人が強盗に襲われた場合、警察官の出動を待ってられないときに、強盗に対して実力を行使するのが集団的自衛権であり、法制度としては常識的なもの」と述べています。
 しかし、こういう卑近な例でなく、国際問題での現実的な例(仮定ですが)として、アメリカが他国に自衛のためと称して軍事介入した場合が考えられます。
 この場合、集団的自衛権行使が容認されていたら日本はその他国に派兵して、武力を行使することを余儀なくされますが、「強盗に襲われている隣の仲間を助ける」とは大きく異なっています。
 専守防衛の「敵」は明確です、しかし集団的自衛の時の「敵の他国」が悪者かどうかは、明確ではありません。

 同盟国が日本以外で武力紛争を起こした時に、日本が同盟国を守るという口実で海外まで武力を派遣することが「集団的自衛権の行使」の容認の帰結となります。海外(地球の裏側も含む)まで行って武力を行使することは、「必要最小限の範囲」と言えないのは明白ではないでしょうか。
 「集団的自衛権行使の容認」は結局、アメリカに従って海外で武力を行使することに帰結します。武力では紛争を解決できないことは、第二次世界大戦やイラク、アフガニスタン戦争の教訓ではないでしょうか。
 

 「集団的自衛権行使の容認」に反対の世論を、みんなで大きくしていきましょう。



Z-71

積極的平和主義について

2014.2.12 事務局長・小林

積極的平和主義には、二つの異なる立場があります。
九条を守り生かす立場からは、私たちは以前の駅頭宣伝では以下のように訴えました。
日本国憲法のめざす平和主義は、日本だけが平和で戦争がなければいいという「一国平和主義」ではありません。紛争が起こったときに軍事介入して解決するという対症療法ではなく、紛争の原因を無くすために、非軍事的援助、協力をすることで国際的に信頼されるようになり、その結果侵略されない国となっていくことを目指す「積極的平和主義」です。 
この場合、非軍事的外交努力を積極的に行うことを積極的平和主義としています。

一方、安倍首相の言っている積極的平和主義は、武力行使を前提にした立場で、暴力団の「脅しの論理」と変わりはありません。安倍首相の発想では、軍備はとめどなく拡大して核兵器を保持するのも積極的平和主義として当然となるでしょう。

過去の戦争は「自衛」のためと称し軍備を拡大して、「自衛のため」を口実として戦争を開始しました。この反省にたって、軍備を縮小しよう、軍備をなくそう、というのが戦後の国際世論の流れでした。

安倍首相の積極的平和主義は、積極的武力主義というのが正確ではないでしょうか。

武力では命は守れません、武力主義に反対していきましょう。



Z-70

 みんなの力を結集して、
憲法九条を守っていきましょう!

2014.1.8 事務局長・小林

 
 昨年の参議院選挙での自民党の圧勝で、安倍政権は悲願の「日本国憲法改正草案」を実現するため、まず憲法改正のハードルを下げようと、憲法96条の先行「改正」を主張しました。しかし、これに反対する多くの国民の声や「96条の会」の結成に見られるように多くの憲法学者の反対によりトーンダウンしました。
  しかし、安倍政権は明文改憲の代わりに、解釈改憲や法律制定で実質的に9条を骨抜きにする作戦に切り替え、その策動を急ピッチで進めています。
 そして、集団的自衛権についての政府の憲法解釈の見直しに積極的な小松駐仏大使を内閣法制局長官にすげかえ,10月からの臨時国会において国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案と特定秘密保護法を成立させ、12月には国家安全保障戦略を初めて閣議決定するに至りました。
 
 
 今年、安倍政権は解釈改憲の仕上げとして国家安全保障基本法の制定と集団的自衛権についての政府の憲法解釈の見直しを進めようとしています。
 これらは、憲法の平和主義をないがしろにして、憲法九条を骨抜きにするもので、「憲法を破壊」すると言っても過言ではないと思います。

 今年は、私たちの運動にとって正念場になってきたと思います。
 2014年も、「九条を守り」「解釈改憲による九条の骨抜きを阻む」ため、ともに頑張っていきましょう!!


Z-69

12月2日に「緊急行動」を実施
秘密保護法案の廃案を訴えました

2013.12.11 事務局長・小林

 
 安倍政権は、特定秘密保護法を強行採決で成立させました。
 当会は、毎月9の日には「9の日行動」として駅頭宣伝・署名活動を行ってきましたが、参議院の審議が始まり、予断を許されないことから2日(月)に前倒しで実施しました。
 そうして、以下のように訴えました。
1)特定秘密保護法案は政府が勝手に秘密だとして情報を秘匿し、国民の「知る権利」を制限する非民主主義的な悪法であるだけではありません。その主眼は軍事機密の保護にあり、戦争準備のための危険な法律です。
2)特定秘密保護法案、ここが問題
・「特定秘密」の範囲が広く、曖昧で、誰にも知らされません。何が秘密かも秘密なのも問題です。
・刑罰の適用範囲も曖昧で広範です。
・秘密保有期間が、最長60年。(武器、暗号、情報源など7項目を例外でそれ以上も可)
これでは、公開するとは言えません。
 この結果、マスコミからも「国民の知る権利を制約する」「社会を萎縮させる」「盗聴国家になる」などが表明されていました。
3)戦前には「軍機保護法」の元で、国民は目、耳、口がふさがれ、戦争を止めることは出来ませんでした。今国会に上程されている特定秘密保護法案でも、国民に正しい情報が公開されずに、戦後いままで日本が行ってこなかった「海外での武力行使」を行う可能性が高まります。

 残念ながら6日には参議院でも強行採決で可決されましたが、こんな非民主主義的な悪法である秘密保護法の成立は、憲法の国民主権をないがしろにして、憲法9条の平和主義を骨抜きにする、立法による改憲であり、私たちは見過ごすことが出来ません。
 今後も、秘密保護法の廃止に向けて、取り組みを強化していきたいと思いますが、総会でみなさんと議論したいと思います。

   第8回総会を開催します

 今期の取り組みを振り返り、来期の取り組みを議論する総会を12月21日(土)に開催します。
 秘密保護法案や日本版NSCが成立して、憲法9条の立法での改憲の詰めとして、安倍政権は集団的自衛権行使の容認を来年に行うのは必至です。
 これらへの対応策などを議論する大事な総会となりますので、みなさんのご参加をお願いたします。


第8回 総会
日時:12月11日(土)午後1:30~
会場:矢口区民センター 3階 



Z-68

-集団的自衛権を考える-
学習会を開催しました

2013.10.9 事務局長・小林

 
  集団的自衛権の行使容認は憲法9条を骨抜きにする!
             学習会-集団的自衛権を考える-
 
 安倍政権は、明文改憲の前に、集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を実現するための策動を強めています。そこで、集団的自衛権を考える学習会を9月25日に開催しました。
 講師の南部法律事務所の小林弁護士は、
・安倍政権は、先の参院選で改憲をねらう政党の議員が3分の2を超えられなかったため、9条、96条改憲を前面に出さず集団的自衛権の行使容認により、9条を骨抜きにする戦略にでてきている。
・集団的自衛権の行使が容認されると、日本は専守防衛を超えて海外で武力の行使ができるようになる。
・ベトナム戦争などは集団的自衛権を名目に始まっている。
・首相の諮問機関が「9条は集団的自衛権の行使などを禁じていない」と勝手に9条の解釈を変更している。
・安倍政権は、集団的自衛権行使を具体化する危険な法案(「秘密保全法」、「国家安全保障会議(日本版NSC)」など)を成立させ、さらに「国家安全保障基本法」をねらっている。この法律は集団的自衛権を行使できる内容が記され、先制攻撃も可能にするなど直接の改憲よりも非常にラジカルで危険である。
 など、集団的自衛権の行使容認の危険性を指摘しました。
 
 私達は集団的自衛権行使の容認の危険性を、もっともっと地域の人たちに訴え、反対の声を地域から巻き起こしていきたいと思います。
○秋の講演会のチケットの販売を開始しました。
 今年の「秋の講演会」は、ベストセラーにもなった『世界がもし100人の村だったら』の著者の池田香代子さんをお呼びしました。やさしい言葉で「世界の平和と日本の憲法9条」についてお話し頂けます。
 みなさんお気軽にご参加ください。

 2013年 秋の講演会
テーマ:『100人の村』の著者が語る平和と憲法9条
講 師:池田香代子さん
日 時:11月9日(土) 午後6時45分~
会 場:区民プラザ(下丸子駅) 小ホール
参加費:700

 チケットをご希望の方で、近くにチケット販売員がいない場合には、メールをください。
          (info_ota_tama9@yahoo.co.jp)



Z-67

-集団的自衛権を考える-
学習会を開催します

2013.9.11 事務局長・小林

 
○学習会を開催します
 昨年末の衆議院選挙と今年7月の参議院選挙に大勝して、安倍政権は、いよいよ彼らの悲願である改憲へと急ピッチで動いています。
 明文改憲については、まず改憲の発議要件を、衆参両院議員の「2/3以上」から「1/2以上」にゆるめ、改憲し易くしておいて、次に、9条の改憲を狙う2段構えです。
 そして、明文改憲の前に、集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲を実現するための策動を強めています。その第一弾として容認に積極的な小松氏を内閣法制局長官にあてる異例の人事を行いました。

 しかし、集団的自衛権の問題は解りづらいとの声が運営会議で出され、急遽ですが、「学習会」を開催することになりました。
 皆さんと共に、この問題について理解を深めていきたいと思います。

 学習会  -集団的自衛権を考える-
講師:小林 大晋 さん (南部法律事務所 弁護士)
日時:9月25日(水)午後6時30分~
会場:矢口区民センター 3階 第2集会室
参 加 費:300円
○秋の講演会の概略が決まりました
 運営会議では秋の講演会の準備を進めています、講師は児童文学者の池田香代子さんに決まりました。

 2013年 秋の講演会
「100人村の平和と憲法九条」(仮題)
    ~戦争のない世界をめざす~
講師:池田香代子さん
日時:11月9日(土) 午後6時45分~
会場:区民プラザ(下丸子駅) 小ホール
参加費:700円

 次回の運営会議では宣伝体制、チケット販売体制を確認して、具体的準備を開始します。

 9条を取り巻く状況は非常に厳しくなってきていますので、いま、もう一度九条の会を元気にする必要があります。どうぞ多くの皆さんに運営会議へご出席頂き(運営会議は代表者の会議ではありません。賛同者であればどなたでも参加出来る会議です)、秋の講演会をはじめとした取り組みに、知恵と力を出し合いましょう。




Z-66

集団的自衛権行使の容認に
反対していきましょう!

2013.8.14 事務局長・小林

 
 7月の参議院選挙では、小選挙区制の弊害もあって改憲をめざす自民党が議席を大幅に伸ばしました。そして明確に改憲をめざす自民・みんな・維新の議席数が全体の59%を占め、改憲発議に必要な3分の2以上の議席を占めたわけではありませんが、きわめて深刻な状況となっています。

 また、7月23日の毎日新聞の参議院議員へのアンケート結果では、下図のように憲法改正に当選者の74%が賛成していると報じられており、今後の政局の展開によっては大変危険な状況です。

 選挙後の集団的自衛権行使に関連する報道として、

法制局長官 解釈見直し派 小松駐仏大使、異例起用へ 
                                               (東京新聞 8月2日)
 政府は二日、内閣法制局の山本長官を退任させ、後任に小松一郎駐仏大使を充てる方針を決めた。八日の閣議で正式決定する。小松氏は外務省出身で、安倍首相が検討する集団的自衛権行使容認のための憲法解釈の見直しに前向きとされる。小松氏の起用は、集団的自衛権行使容認に向けた布石といえる。
 法制局長官の後任には、次長がそのまま昇格するのが慣例。小松氏は法制局の勤務経験はなく、異例の人事だ。

集団的自衛権行使、全面解禁提言へ   (朝日新聞  8月10日)
 安倍首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)の座長代理を務める北岡伸一国際大学長が9日の朝日新聞のインタビューで、集団的自衛権行使をめぐる憲法解釈で、全面解禁を提言する意向を明らかにした。解禁した場合の自衛隊の活動は自衛隊法を改正して定めるべきだとの考えも示した。

 などが報じられましたが、安倍首相は明文改憲の前に急ピッチで解釈改憲による「集団的自衛権行使の容認」に突き進んでいます。

 私達は今まで以上に、「日本を海外で武力の行使の出来る国」にする「集団的自衛権行使の容認」に反対するとともに、明文改憲による憲法九条の改憲への反対の声を大きくしていきたいと思います。

 当会の運営会議では、今後の取り組みについて議論を深めていく予定です。
 皆さんの、ご協力をお願いいたします。




Z-65

9条改憲、96条改憲を
STOPさせましょう!

2013.7.10 事務局長・小林

 
 参議院選挙の投票日が近づいてきました。自民党は経済政策を前面に立てていましたが、7日のNHK番組で安倍首相は「改憲手続を定めた96条を見直し、発議要件を衆参両院の過半数の賛成に緩和する」ことに改めて積極的な姿勢を示しました。

 8日の毎日新聞では、9党公約分析が掲載されていましたが、その中の96条に対する9党のスタンスの図解を紹介します。
 また、自民党は選挙公約の中で、
・天皇の元首制 
・国防軍の設置
・憲法改正の発議要件の緩和
・集団的自衛権の行使の容認
などを掲げています。

 日本維新の会の選挙公約では、
「憲法を改正する」の項の中で
・憲法改正の発議要件の緩和
・天皇の元首としての位置づけの明確化
・自衛権に基づく自立した安全保障体制確立のため、憲法を改正する
「主権・平和・国益を守る外交・防衛」の項で、
・武器輸出3原則の見直し
・集団的自衛権の見直し
などを盛り込んでいます。

 参議院選挙の投票日が近づいています、9条改憲阻止と96条改憲阻止の世論を地域からさらに大きくしていきましょう。


   秋の講演会の検討を開始しています
 当会の運営会議では、今年の「秋の講演会」の検討を開始しています。次回の運営会議(7月27日)では参議院選挙の結果を踏まえ、講演会の位置づけ、講演テーマ、講師候補などを決定する予定です。みなさんのご意見を運営会議にお寄せください。
 



Z-64


「九条の会」は5月17日に、
「九条の会のみなさんへ」との訴えを発表しました


2013.6.12 事務局長・小林

 「九条の会のみなさんへ」は「96条改憲」「9条改憲」の動きを許さないために、以下のように訴えています。
◎全国の「九条の会」は明文・解釈両面からの改憲攻撃について学習と話し合いをおこない、その成果をふまえ職場・地域の草の根から改憲反対の世論をつくり、安倍内閣や改憲勢力を包囲しましょう。
◎「九条の会」の輪をもっともっと大きくし、ゆるぎない改憲反対の多数派を形成しましょう。
◎ブロックごと、都道府県ごとの交流集会を開き、お互いの経験に学びあい励ましあいましょう。その成果をもって「全国交流・討論集会」(11月16日、於・東京)に参加しましょう。

 私達もこの訴えに応え、さらに活動をバージョンアップするため、頑張って行きたいと思います。

   秋の講演会の検討を開始しています
 当会の運営会議では、今年の「秋の講演会」の検討を開始しています。こういう状況の中で、講演会の位置づけ、講演テーマ、講師候補をどうするか、次回の運営会議(6月22日)でさらに具体的に検討する予定です。
 みなさんのご意見をお寄せください。

 参議院選挙も近づいていますが、改憲阻止の世論を地域からさらに大きくしていくため、みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。


Z-63


 「憲法改悪を許さないキャンペーン」
を大田区内で取り組んでいます


2013.5.8 事務局長・小林


 昨年の衆議院選挙で、改憲推進派の自民党と日本維新の会の2党だけでも3分の2以上の議席を占めるという、現憲法とりわけ憲法九条にとって非常に危険な状況となりました。

 このような状況の中、当会は1月に大田区内の「九条の会」に「憲法改悪を許さないキャンペーン」を取り組むことを提起することを決定して、最初にこのキャンペーンの呼びかけ団体を募ることから開始しました。
 その結果、当会と「田園調布九条の会」と「弁護士9条の会・おおた」が呼びかけ団体となり、区内の「九条の会」にキャンペーン参加を呼びかけました。4月には最終的に大田区内の「九条の会」の13団体がこのキャンペーンに参加することになりました。

 このキャンペーンに使用するチラシは、このホームページの「資料」欄にアップロードしましたが、この内容は参加団体の意見を反映させて作成したものです。

 当会はこのキャンペーンの一環として、最初に5月3日の憲法記念日に街なかを宣伝して歩く「九条ウォーク」を実施しました。さらに5月中にキャンペーンチラシの地域への全戸配布を予定しています。
 大田区内の各地の「九条の会」もこのキャンペーンを取り組んでいます。

 憲法と憲法九条を守るために、世論喚起の大々的キャンペーンで改憲推進派へ反撃していきましょう。

 みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。



Z-62

大田区内の九条の会に
「改憲を許さないキャンペーン」
を提起しました


2013.4.10 事務局長・小林


 安倍政権は改憲に向けて着々と準備を進めています。憲法九条にとって戦後最大の危機が迫っていると言っても過言ではありません。
 そこで、当会は「田園調布九条の会」と「弁護士九条の会・おおた」と一緒に、大田区内の九条の会に「改憲を許さないキャンペーン」の取り組みを提起してきました。
 このキャンペーンは、4月下旬から各地域でのチラシ全戸配布、駅頭宣伝のチラシ配布などを行うことを中心としています。現在、区内九条の会の13団体がこのキャンペーンに参加を表明しています。
 当会はこのキャンペーンの一環として、憲法記念日九条ウォークとその後の地域への全戸配布を予定しています。現在はその準備を進めています。

 憲法と憲法九条を守るための、世論喚起の大々的キャンペーンで改憲推進派への反撃を開始していきましょう。

 みなさんと共に、このキャンペーンを成功させていきたいと思います。
 みなさんのご協力をよろしくお願いいたしま
 



Z-61

大田区内の九条の会に
「改憲を許さないキャンペーン」
を提起しています


2013.3.13 事務局長・小林

 
 昨年の衆議院選挙の結果、改憲推進派の自民党と日本維新の会の2党だけでも3分の2以上の議席を占めるという危険な状況になっています。そして、
・今年の参議院選挙で改憲推進派が改憲発議に必要な3分の2以上を制し、具体的に改憲へ大きく進む危険性がある。
・当面、集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲で、「アメリカに従って、海外派兵」するため「国家安全保障基本法」を制定する策動が高まる。
・まず最初に、憲法改正のハードルを下げるため、憲法96条の国会での改憲発議要件を国会議員の「3分の2以上」から「2分の1以上」に緩和する「憲法改正」を行うと安倍首相は明言しています。
 また、大田区では現憲法を敵視し、子どもたちを改憲に誘導する、育鵬社の歴史・公民教科書が、昨年より区立中学校で使われています。

 そこで、当会は「田園調布九条の会」と「弁護士九条の会・おおた」と連名で、大田区内の九条の会に「改憲を許さないキャンペーン」の取り組みを提起しています。

 このキャンペーンは、4月下旬から各地域でのチラシ全戸配布、駅頭宣伝のチラシ配布などを行うことを中心としています。
 当会はこのキャンペーンの一環として、憲法記念日九条ウォークとその後の地域への全戸配布を取り組む予定です。

 憲法と憲法九条を守るための、世論喚起の大々的キャンペーンで改憲推進派への反撃を開始していきましょう。

みなさんと共に、このキャンペーンを成功させていきたいと思います。
みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。

Ps,
この大田たまがわ九条の会ホームページへのアクセス数が、今年の1月に1万を超えました。みなさんの閲覧有難うございます。これからもご愛読をよろしくお願いいたします。




Z-60

みんなの力を結集して、
憲法九条を
守っていきましょう!


2013.1.9 事務局長・小林稔治

 
 昨年の12月22日に大田たまがわ九条の会の総会を開催しました。この中の九条を取り巻く状況についての討論の中で、
・改憲推進派の自民党と日本維新の会の2党だけでも3分の2以上の議席を占めるという危険な状況になっている。
・今年の参議院選挙で改憲推進派が3分の2以上を制し、一気に改憲へ進む可能性もある。
・憲法改正の第一弾として、憲法改正のハードルを下げるために、憲法96条の「改憲発議」の成立要件を国会議員の「2/3以上」から「1/2以上」に改定する動きも必至である。
・当面、集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲で、「アメリカに従って、海外派兵」するため
「国家安全保障基本法」を制定する策動が高まる。

などの、意見が出てきましたが、まさに「憲法9条」にとって危険な状況になっていて、今年は私たちの運動にとって正念場になってきたと思います。

 昨年の12月27日の毎日新聞の世論調査の結果では、「憲法9条改正について「賛成」と答えた人は36%にとどまり、「反対」が52%を占めた」と報道されていましたが、「憲法9条」改正に反対する世論をもっともっと強くして、「憲法9条」を守る力に結実していかなければいけないとの思いを強くしています。

この重大な局面を、伊藤千尋さんの講演での発言「運動は楽しくやろう」を合言葉にして、心新たに取り組みを進めていきたいと思います。
 大田たまがわ九条の会は、草の根の市民運動で、活動の原動力はみなさんの一人一人の力です。今こそ、現憲法の意義・素晴らしさを地域の人たちに訴え、憲法9条をみんなの力で守っていきましょう。

今後の取り組みへの皆さんのご参加をよろしくお願いいたします。




Z-59

今年の取り組みを
振り返って

2012.12.5 事務局長・小林稔治

 
 今年は、4月に自民党の改憲草案とみんなの党の憲法改正案が発表されてから、改憲の動きや、集団的自衛権の行使の容認など解釈改憲の動きが大きく進められた年だったと思います。

 私たちは、これらに対抗するためにも、毎月9日に行っている「9の日行動」の宣伝・署名活動とともに、ミニ講演会・学習会・秋の講演会の開催などの取り組みを進めてきました。

 総選挙が始まっていますが、改憲派の自民党、みんなの党などの改憲推進派に加えて、日本維新の会は「自主憲法の制定」を公約に掲げるなど、さらに改憲の動きが強まってきています。

 九条を守る力の結集は全国的に見ても、まだまだ不十分ではないでしょうか。

第7回総会を12月22日に開催します
 
  今年の取り組みを振り返り、来年の方針を決める第7回総会を12月22日(土)に開催します。

 総選挙の結果が出た中で、第7回の総会を迎えますが、新首相も決まって、改憲の動きが更に強まる可能性が高いと思われます。
 今まで以上に、憲法九条を守り活かすことが重大になってきています。

 大田たまがわ九条の会は、草の根の市民運動で、活動の原動力はみなさんの一人一人の力です。私たちの運動を、活発化させるとともに、伊藤千尋さんの講演での発言「運動は楽しくやろう」を実現して、この重大な局面をみなさんとともに切り開きたいと思います。

 みなさんの総会へのご参加をお願いいたします。



Z-49

渡辺治さんが語る石原像
11月5日の毎日新聞「特集ワイド」より抜粋

2012.11.7 事務局長・小林稔治

 
 九条の会の事務局の渡辺治さんが、11月5日付毎日新聞「特集ワイド」に登場して石原慎太郎氏の評価を語っていましたので、紹介します。

 戦後の日本は、平和憲法の下、軍事力で国益を求めることはないという外交姿勢で周辺国から信頼を得て、企業のアジア進出が成功した。東京都も北京やソウルと姉妹都市交流をしてきた。それを石原都政は「シナ」などの差別的発言で悪化させ、最後は尖閣諸島に手を出すことですべてを壊した。-----中略------ 国家主義で日本を変えるテストケースのつもりだったのだろうが、粗暴で不健全、そして無責任です。
 石原さんは新自由主義と新保守主義の悪い部分だけを併せ持った、特異な政治思想の持ち主といえる。-----中略------
 石原さんは思い切り高めのボール球を投げる投手のような存在。例えば憲法なら自民は「改憲」、民主も事実上改憲で違いがない。そこに石原さんは「憲法は廃棄すべきだ」とぶち上げるわけですから、相対的に民自がまともに見えてくる。次回選挙で石原新党は、選挙の対立軸をさらに右寄りにする役割を果たすだろう。結果的に、本来問われるべき「日米同盟強化か、基地反対・平和外交か」「福祉切り捨てか、社会保障か」という問題への注目度は下がってしまう。それは国民にとってマイナスだ。
 国政への石原さんの転身を評価すべき点は何ひとつない。
 
 このところ、保守への回帰や右翼的言動が目立ちますが、私たちはこれらに対抗するためにも運動を強めていかねばならないと思います。
 「憲法の出番だ!」 ~全ての答えがここにある~ が講演テーマの「秋の講演会」は状況にマッチした講演会になると思います。
 是非、みなさんのご参加をお願いいたします。
 チケット販売を開始していますので、チケットをご希望の方は郵送ないし、お届けに上がりますので info_ota_tama9@yahoo.co.jp に連絡をください。

 なお、大田たまがわ九条の会ニュースに掲載する「リレートーク」として、「九条を取り巻く状況について」などの、投稿を引き続きお願いしています。是非、ご意見をお寄せください。
                            ( メール:info_ota_tama9@yahoo.co.jp まで)



Z-48

自民党の安倍総裁、
次期衆院選で憲法改正を目指す!

2012.10.3 事務局長・小林稔治

 
 9月26日の自民党の総裁選で、改憲と集団的自衛権行使容認を強く主張している、安倍晋三元首相が選出されました。
 もともと、安倍総裁は改憲論者でしたが、さっそく、9月30日の朝日新聞ネットニュースで、以下のように報じられています。
自民党の安倍晋三総裁は30日、京都府綾部市で講演し、憲法改正について「(改正発議に)反対と思っているような横柄な国会議員には次の選挙で退場してもらいたい」と語り、次期衆院選で憲法改正を争点化する考えを示した。

 安倍氏は、各社世論調査で過半数が憲法改正すべきだと答えていると指摘。憲法96条で発議要件が国会議員の3分の2以上となっていることについて、「たった3分の1ちょっとの国会議員が反対すれば(憲法改正が)できないのはおかしい」と述べ、96条の要件を2分の1に緩和するべきだとの考えを強調した。
 
 橋下「日本維新の会」をはじめ他のいくつかの党も改憲を目指していますので、九条にとって予断が許されない状況になってきたと思います。

9月29日の「九条の会の講演会」では、憲法研究者の奥平康弘さんが自民党や日本維新の会が96条の改定を狙っていることを指摘して、「9条の会が立ち上がった時の魂が問われている、
今後の活動を強めていこう」と訴えました。

今後、私たちは今まで以上に運動を強めていく必要があると思います。


 なお、大田たまがわ九条の会ニュースに掲載する「リレートーク」として、「九条を取り巻く状況について」などの、投稿をお願いしています。是非、ご意見をお寄せください。
                       (メール;info_ota_tama9@yahoo.co.jp まで)




Z-47

九条を取り巻く状況について

2012.9.5 事務局長・小林稔治

 
  最近の運営会議では、九条を取り巻く状況についての意見交換を継続して行っています。そこで、最近の九条に関連する動きを時系列でリストアップしてみました。

 2011年8月  大田区が、憲法に背を向けた育鵬社の歴史・公民教科書を採択
 2011年11月  野田首相、「平和・人道目的」や「国際共同開発・生産」への参加であれば武器輸出を認めると、武器輸出三原則を緩和
 2012年4月  自民党は新憲法草案で、
*自衛隊を「国防軍」と軍隊として明記
*改憲発議を現行の衆参両院の「2/3以上」の賛成を「過半数」に引き下げ
 2012年5月  第2回衆議院憲法審査会で、自民党は「国防軍」の設置と集団的自衛権の行使を主張
 2012年6月  原子力基本法に、「わが国の安全保障に資する」という目的を追加
(原子力を抑止力と位置付け、原子力の平和利用から逸脱)

 これ以外にも「維新の会」の動き、領土問題など、九条を取り巻く状況は厳しくなってきています、政界の動きによっては、改憲勢力の大連合で一気に憲法改正される危険性が増大していると思います。
 これからの私たちの取り組みも、より重要になってきていると思います。会の取り組みを前進させるためには、みなさんのお力が必要です。みなさんの参加をお願いいたします。

 なお、大田たまがわ九条の会ニュースに掲載する「リレートーク」として、「九条を取り巻く状況について」などの、投稿をお願いしています。是非、ご意見をお寄せください。
                       (メール;info_ota_tama9@yahoo.co.jp まで)



Z-46

7月の取り組みより

2012.8.1 事務局長・小林稔治

7月の運営会議より
 7月21日の運営会議では、「九条を取り巻く状況」などの議論を行いました。以下のような九条を取り巻く状況が緊迫していることへの意見が多く出されました。
*原子力基本法に、”わが国の安全保障に資する“という目的があっさり追加されてしまった。
*民主党が、これまでの、集団的自衛権は行使出来ないという憲法解釈を、”出来る“に変えようとしている。
*民主党が分解しつつ、今までの懸案だったものを通そうとしている。憲法の問題も大連立で動いてくる可能性がある。
*オスプレイにたいする 政府の対応を見れば、日米安保条約の危険性が国民にわかり易いのではないか。

展望が見えた「原発とエネルギーを考える集い」
 7月27日「原発とエネルギーを考える集い」を29名の参加で開催しました。講師の千葉弁護士は「市民が進めるドイツのエネルギー転換」をスライドを交え熱く語り、原発に代わる再生可能エネルギへの転換の展望が見えた集いになりました。
 集いの詳細は、近日中にこのホームページにアップロードします。

「秋の講演会」の講師と開催日が決まりました。
 「秋の講演会」は、講師は著名なジャーナリストの伊藤千尋さん、開催日時は11月22日(木)夜に決まりました。伊藤千尋さんは、朝日新聞記者で、シネ・フロントにもよく寄稿されている方です。
 今後、「秋の講演会」の具体化を進めていきます。是非みなさんのご協力をお願いいたします。



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6月の運営会議より

2012.7.4 事務局長・小林稔治

 6月16日の運営会議では、「九条を取り巻く状況」や「秋の講演会」などの議論を行いました。
*九条を取り巻く状況について
・自民党の改憲草案の発表では、自衛隊を「国防軍」と軍隊として明記している。また、憲法審査会では、自民党が「集団的自衛権の行使」を認める、新党きづなは、憲法上「軍」を明記すべきなど主張している。このように九条を取り巻く状況は緊迫してきている。
・安倍政権時ほどではないが、最近の状況はそれに近いぐらい危ない状況なので会の参加者を広げ運動を盛り上げていく必要がある。
・消費税の動きをみると大連立が予測され、改憲が強行されることを危惧する。
などの意見が出されました。
*秋の講演会について
・講演テーマと講師候補を出し合いました、次回の運営会議で決定することになりました。

 以上のように、7月の運営会議では、講演テーマと講師候補を確定いたします。みなさんのご参加をお願いします。

 7月27日(金)に「原発とエネルギーを考える集い」を開催します。講師の千葉弁護士さんは、ドイツのフライブルグ大学大学院に留学して、環境法で学位を取得した方で、「原発に頼らない持続可能なエネルギー」について、ドイツの市民の先進的な取り組みの話を交えて講演して頂きます。みなさんと共に、原発とエネルギーを考えていきたいと思います。




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5月の運営会議では
九条を取り巻く情勢や今後の取り組み
について話し合いました

2012.6.7 事務局長・小林稔治

 5月20日の運営会議では、下記の項目を中心に議論しました。

○九条を取り巻く情勢について
・自民党の改憲草案では、9条を全面的に変えて「国防軍」を新設するなど、危険を感じる。
・橋下大阪市長の最近の発言や行動は戦前の狂信的な動きに通じるものを感じる。
・最近の企画として、日吉台地下壕見学やミニ講演会などを実施し、幅広い層の参加を見込んだが、思った以上に広がりがなく残念。
・何かやりたい人、くすぶっている層の発掘、会に集う層を広げていきたい。
などの意見が出されました。

○当面の企画について
・7月下旬にミニ講演会を実施する テーマは「原発に頼らない持続可能なエネルギーとは」(仮称)
・9月ごろ戦跡めぐりを企画する
などを決めました。

○秋の講演会について
講演テーマや講師候補について意見を出し合いましたが、次回の運営会議でさらに検討を深めることになりました。

 6月の運営会議では、これからの企画の準備や秋の講演会のテーマと講師候補を決めていきます。みなさんのご参加をお願いいたします。


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4月の運営会議では
九条を取り巻く情勢について
話し合いました

2012.5.9 事務局長・小林稔治

 4月20日に「放射能汚染にどう向き合うか」をテーマとして講演会を開催しました。参加者は24名と若干少なかったのが残念でしたが、放射能汚染に関して、深く理解できて有意義な講演会になったと思います。

 4月の運営会議では、
・九条を取り巻く情勢について
・講演会、たまがわ九条ウォークなどの準備
などを話し合いました。 
九条を取り巻く情勢では、
*4/9自民党全国政調会にて、自民党の政策が討議されたが、憲法改正を打ち出し、国旗・国歌の尊重、自衛隊を自衛軍に位置付ける、緊急事態条項を設けるなど、九条を守る我々にとって警戒を強める必要のある内容である。もっと伝えていかなければと思っている。
*閉塞感が広がる中で、ファナティックな勢力が暗躍してくる。対する九条守ろうの側に危機感がないところが問題。
*北朝鮮ミサイル問題、PAC3配備など、マスコミの批判なし。大阪維新の会への批判もないし、逆に橋下市長への期待をあおっている。そういう下でのこの会の参加状況を鑑みて危機的と思う。
などの意見が出されました。
(運営会議開催後の、4月27日には自民改憲草案が発表されています)  

 5月の運営会議では、これからの企画や秋の講演会について討論を進めていきます。みなさんのご参加をお願いいたします。



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DVD上映会の次は
放射能問題の講演会です

2012.4.4 事務局長・小林稔治

 3月24日にDVD『原発ほんまかいな?』上映会を開催しました。DVD上映会は大田たまがわ九条の会では初めての企画でしたが、21名の方が参加されて鑑賞しました、上映後にはコーヒーを飲みながらアットホームな雰囲気で感想を述べ合いました。
 その中で、原発事故と放射能問題が分かりやすいDVDだったとの感想がたくさん出されました。DVD上映会は比較的気軽に開催出来て、有意義な企画だったと思います。

 3月の運営会議では、
・4月20日開催の放射能問題の講演会の詳細
・5月3 日憲法記念日の「たまがわ九条ウォーク」の概略
などを決定しました。 
 そして、案内をニュースなどで開始しています。みなさんのご参加をお願いいたします。

 4月の運営会議では、これらの取り組みの当日分担などを検討します。今後も、今までの取り組みの結果を踏まえ、次の取り組みを検討していきます。みなさん運営会議に参加して、みんなで決めていきましょう。

また、九条をめぐる状況の討論の中では、
・橋下大阪市長のようなファッショ的な政治勢力が出てきている。
・武器輸出3原則の緩和がすんなり、問題にもされず、内閣の政策変更のみで実行されてしまう。
・九条をめぐる状況は危機的だが、それに対応できていない。
などの意見が出されました。
今後も討論を続けていきたいと思います。




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運営会議では
色んな企画の具体化を進めています

2012.3.7 事務局長・小林稔治

 2月の運営会議では、<戦跡めぐり>日吉台地下壕見学会に続いての取り組みを具体化するため、みんなで用意した資料などをもとに話し合いを行いました。
 その結果、次の二つの企画を具体化しました。
○3月にDVD『原発ほんまかいな?』上映会   既に案内を開始しています
○4月に第一回連続ミニ講演会「テーマ:放射能汚染について」を予定
                             詳細が決定次第、案内いたします

 その後も、第二回連続ミニ講演会や近隣の放射能測定会、読書会、戦跡めぐりの第二弾などを検討したいと思います。みなさんのご希望を運営会議にお持ち寄りください。
 また、5月3 日の憲法記念日には、「九条ウォーク」も予定しています。

 みなさん、ご興味のある企画へのご参加をお願いいたします。



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運営会議では
色んな企画が挙がってます

2012.2.1 事務局長・小林稔治

 1月の運営会議では、当面(2月3月)の取り組みを具体化するための話し合いを行いました。今年はもちつき交流会とバザーは開催しないので、気軽に参加できる企画を色々行いたいと皆で意見を出し合いました。
 その中で、以下のような候補が挙げられました。
・DVD上映会:DVDを見た後、みんなで意見交換する
・連続ミニ講演会:原発問題など、学習したいことが多いので色んなテーマで複数回行いたい
・身近な箇所の放射能測定:矢口、下丸子、千鳥界隈や多摩川土手の放射能を測定してみたい
・戦跡めぐり:地元やそれ以外

 そして、まず最初に昨年震災で延期となっていた、<戦跡めぐり>日吉台地下壕見学会を2月4日(土)に実施することを確認しました。
 さらに、その後の催しを具体化するため ・放射能測定器の借用方法 ・DVDの題材 ・ミニ講演会の希望テーマ、講師 などに関して、次回の運営会議までにみんなで調べて持ち寄ることになりました。

 これからも、みなさんが参加したくなるような企画の具体化を進めていきたいと思います。2月の運営会議には、みなさんのご参加をお願いいたします。参加できない方もご意見も是非お寄せください。




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新年を迎えて

2012.1.11 事務局長・小林稔治


 あけましておめでとうございます。 
 本年もよろしくお願いいたします。
 昨年は、「9の日行動」とともに、2月の近隣の人にも呼びかけた「ねばれ九条・もちつき交流会」、5月の福島原発事故についての「緊急学習会」、9月の「ハートフル・バザー」、10月の「秋の講演会」などに取り組んできました。そして、九条の会アピール賛同者は累積で1421名となりました。
 昨年は福島原発事故が一番の大事件だったと思いますが、原発・震災の陰にかくれて、憲法の改定の策動が進められたのが特徴だったと思います。これは、海外で戦争が出来るようにするためのものであり、九条を守り生かすため、世論を盛り上げていくことがますます大事になってきたと思います。

 昨年の12月18日に開催した当会の第6回総会では、今年の取り組みとして、憲法記念日の「憲法記念日・たまがわ九条ウォーク」と「秋の講演会」の開催を確認しました。
 そして、新しい催しとして、
・文化祭 ・学習会 ・上映会 ・戦跡めぐり(地元やそれ以外) ・基地見学会
などの案が挙げられ、今後具体化していくことになりました。
 また、原発に関して当会として何を訴え何を課題にするかについては、継続して議論していくことになりました。

 今後、運営会議でいろいろ具体化したり、議論を深めていきたいと思いますので、今年も皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。 




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2011年を振り返って

2011.12.7 事務局長・小林稔治

  はやいもので今年もはや師走となりました。
 2011年は、福島原発事故が一番の大事件だったと思います。技術者上がりの私は、原発みたいな危険な技術には、多重保護が万全の対策として取られていると思ってました。しかし、今回の事故でこれらが虚構だったことが明らかになりました。
 万全の対策を取らずに、「安全神話」を振りまいていた東電をはじめとした原子力業界と国の責任は重大だと思います。
 一方、原発・震災の陰にかくれて、憲法審査会の始動や改憲発議の要件を2/3から1/2に引き下げて、改憲し易くしようとの動きなどの、憲法の改訂の策動が進められたのが、もう一つの今年の特徴だったと思います。

 今年の大田たまがわ九条の会は、2月の「もちつき交流会」、5月の「緊急学習会」、9月の「ハートフルバザー」、10月の「秋の講演会」などの活動を進めてきました。また、「9の日行動」の宣伝・署名活動も7回行いました。

 これらの結果を生かして、来年も新たな取り組みを行っていきたいと思います。

 
12月18日(日)に第6回総会を開催します。

 今年の活動を振り返るとともに、来年の取り組みや、みんなで開催したい催しなどを話し合うため、第6回総会を12月18日(日)1時30分から矢口区民センターで開催します。
 「大田たまがわ九条の会」の運動は、みんなで話し合い、みんなで分担し合って実行するスタイルを大事にして進めています。
 また、大田たまがわ九条の会は「一致点で活動する」のを原則にしています。原発に対して、会としてどんなことを課題に取り上げるかについても、総会で議論を深めていきたいと思います。
 みなさんの参加をお願いいたします。



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「2011年 秋の講演会」
会場は満席でした

2011.11.2 事務局長・小林稔治

 10月15日の「2011年 秋の講演会」は、バザーの約1ヶ月後の開催で、例年より準備期間がすくなかったのですが、結果は175名の参加者で区民プラザ・小ホールの会場は満席となりました。
 今回の講演会では、開会あいさつの後で「大田たまがわ九条の会」の活動や今までの催しなどをプロジェクターで紹介して、賛同署名を訴えました。その結果、賛同署名は11筆寄せられました。
 石川文洋さんは、45年間撮り続けてきた写真の中から選りすぐった写真をプロジェクターで映しながら講演しました。
 参加者から「戦争の悲惨さ、残虐性がまざまざわかりました」との感想も寄せられたように、「戦争と平和」を改めて考える講演会になったとおもいます。
 ご協力いただいたみなさん、お疲れさまでした。
 参加者のみなさん、ありがとうございました。


 

Z-36

2011年 秋の講演会」の
チケット販売を進めてください

2011.10.5 事務局長・小林稔治

 バザーも無事に終わり、「2011年 秋の講演会」の開催日が近づいてきました。今年もチラシはカラーの両面刷りで作成して、賛同者の方にはお届けしました。
 地域へのチラシの全戸配布(約2万枚)もみんなで分担して開始しています。
 石川さんは、戦争をカメラの目をとおして見続けた方ですから、貴重な体験や平和観をうかがえると思います。改めて、戦争と平和をみんなで考える機会にして行きたいと思います。
 みなさん、ご近所の方や友人の方をお誘いして、チケットの販売をお願いいたします。
                チケットが手元にない方は、小林(090-6109-6273)まで連絡を下さい。

      2011年 秋の講演会
 日 時 : 10月15日(土) 午後6時45分~
 会 場 : 大田区民プラザ 小ホール
 講 師 : 石川文洋さん
(報道カメラマン)
 講演テーマ :「私が見た戦争と平和」
 参加費:700円


第三回ハートフルバザーは大盛況で終わりました

 5月に実行委員会を発足して、準備を始めたハートフルバザーは9月18日に無事に終える事ができました。
 最初は提供品が前回よりも少なくて少し不安でしたが、結局ほぼ前回並みの提供品を収集することが出来ました。みなさんのご協力ありがとうございました。
 今回は、似顔絵コーナー、駄菓子屋さんコーナー、沖縄三線、子どもフラダンスなど、今まで以上に多彩な催しを行うことが出来ました。
 開催当日の室外は残暑で暑かったのですが、多数の近隣の方が参加され、熱気で盛り上がりました。このバザーの収益の50%は、被災地の「福島県九条の会」への義援金として送ります。
 みなさん、お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

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バザーの開催が間近!
 講演会のチケット販売を開始!

2011.9.7 事務局長・小林稔治

ハートフルバザーの開催が近づきました

 9月18日開催のハートフルバザーが近づいてきました。第一次値付けの時には提供品の品数があんまり多くなかったのですが、最近では、朝日新聞折込の「わが街かわら版」や当会のチラシやポスターを見た人からの提供品の申し出が多くなってきました。
 このバザーの収益の50%は、被災地の「福島県九条の会」への義援金として送ることになっています。提供品のある方は、小林(090-6109-6273)まで連絡を下さい。
また、当日は、似顔絵コーナ、駄菓子コーナ、こどもフラダンス、沖縄三線などの催しも予定しています。どうぞ、お気軽にご参加ください

 

秋の講演会のチケット販売を9月11日から開始します

 2011年「秋の講演会」の詳細が決まり、チケット販売を11日から開始することになりました。地域への宣伝も20日ごろから開始します。
 チケットをご希望の方は、小林(090-6109-6273)まで連絡を下さい。

       2011年 秋の講演会
 日 時 : 10月15日(土) 午後6時45分~
 会 場 : 大田区民プラザ 小ホール
 講 師 : 石川文洋さん
(報道カメラマン)
 講演テーマ :「私が見た戦争と平和」
 参加費:700円

 

10月の運営会議では、
原発に対する会の取り組みかたについて、重点的に議論します

 運営会議では、福島原発の事故いらい、原発に関する勉強や議論を重ねてきました。しかし、最近ではハートフルバザーや秋の講演会の準備で、この検討のために十分な時間を割くことが出来ませんでした。
 そこで「秋の講演会」の終了後の10月23日の運営会議は、この議論を深めるために、いつもの午前9時30分開始ではなく、午後1時30分開始で開催することになりました。
 この議論は、大事な議論ですので、皆さんのご参加をお願いいたします。

 

 

 

 

 

Z-34

運営会議にご参加を!

2011.8.3 事務局長・小林稔治

運営会議では、福島原発の事故を受け、原発に対する会の取り組みかたを議論しています。

 運営会議では、福島原発の事故いらい、原発に関する議論を重ねています。最近では原発に対する会としての取り組みかたを議論しています。
 運営会議では原発に反対の声をあげていこうとの声は多いのですが、大田たまがわ九条の会としての、この問題に対する取り組み方に関しては一致するまでには至ってません。
 取り組み方に関する運営会議参加者の主な意見は、
・脱原発の運動を会としても進めて行きたい。
・大田たまがわ九条の会は、「九条を守る一点で手をつなぐ」ことで発足した経緯があり、会として脱原発の運動をどう進めるべきか、検討が必要である。
などですが、今後も議論を深めて一致点を見出して行きたいと思います。
 「大田たまがわ九条の会」は運営会議でみんなで議論して、決めたことをみんなで分担して進めることをモットーとしています。
 この問題は、とても大事なことですから、是非大勢の方の運営会議への参加をお願いいたします。
メール(info_ota_tama9@yahoo.co.jp)でも構いませんので、ご意見をお寄せください。

 

秋の講演会の概要が決まりました。

 秋の講演会の講師は、報道カメラマンの石川文洋さんに決定しました。

 日 時 : 10月15日(土) 午後6時30分~
 会 場 : 大田区民プラザ 小ホール
 講 師 : 石川文洋さん
(報道カメラマン)
 講演テーマ :「私の見た戦争と平和」

    講演会の詳細は、今後の運営会議で決めていきますので、詳細は追ってお知らせします。

 

 

 

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バザーにご協力を!

2011.7.6 事務局長・小林稔治

バザーにご協力を!

 9月18日(日)に第3回ハートフルバザーを開催いたします。
 大田たまがわ九条の会は会費を徴収していませんので、活動資金は皆さんからのカンパに頼っています、
そこで財政活動の一環として、3年ぶりのバザー開催となります。
 この催しは、地域の人たちとの交流も深めることにも連なってきていると思います。

 バザーの提供品のある方は、info_ota_tama9@yahoo.co.jpまで連絡をください。引き取りに伺います。
(提供品の最終締切は9月頭頃を予定しています)
 今年は似顔絵コーナを企画して、漫画家の「清つねお」さんに打診しましたら、さっそく快諾を得ました。他のアトラクションも検討中です。

「秋の講演会」の準備を進めています。

 運営会議で、今年の「秋の講演会」の準備を進めています。
 今年も会場(区民プラザ・小ホール)を複数日仮予約して、講師の方との日程調整をやりやすくする方法で臨んでいます。
 講演テーマの議論を重ねましたが、福島原発事故がいまだに収束の目処さえ立っていない事から、震災・原発事故後の情況を憲法の視点から考えることに役立つような講演になるよう、講師候補と折衝を始めています。
 ご期待ください。

 

 

 

Z-32

福島原発事故 緊急学習会
を憲法記念日に開催しました。

2011.5.4 事務局長・小林稔治

 大田たまがわ九条の会は、憲法記念日にあわせた催しとして、例年は「九条ウォーク」を行ってきました。今年は、福島原発事故で私達の暮らしと命をおびやかす深刻な状況が進行していることより、急ではありますが福島原発事故の緊急学習会を「福島原発の真相・これからどうなる」をテーマとして開催しました。

 この背景には
・マスコミの報道では必ずしも、事故の真相が明確になっていないこと
・「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」との憲法
  の平和理念からも、私達の運動と関連があると思われること
がありました。

 急遽の開催にもかかわらず、60名の参加があり、皆さんのこの事故に関する関心が高いことが伺え
ました。
 学習会の内容については、近日アップロードいたします。

 今回の学習会を契機に、今後も議論を深めて行きたいと思います。

 

 

 

 

Z-31

もちつき交流会を
2月13日に開催しました

2011.3.2 事務局長・小林稔治

 今回のもちつき交流会は、今まで以上に近隣の人達にも参加を呼びかけようと準備をスタートしました。そして、
・千鳥南町会会館の近所に600枚チラシを配布しました
・町会の掲示板にポスターを掲示しました、
・町会長さんに掲示のお願いをする時に招待券を渡しました
・当日はハンドマイクを使って近隣を回り、参加を呼びかけました
これらの取り組みの効果もあってと思いますが、参加者は約140名と昨年を上回り、大盛況となりました。

そして、今回は、
・みんなで一文字ずつ書いて持ち寄って横断幕を作成
・参加者にはパンフレット型チラシを配布
・現金扱いの混乱を避けるため、受付で「お餅トン汁の引換券」を発行
・紙皿、紙コップを使用せず、会館備えつきのお皿と湯のみを使うことでゴミを減らす
などを行い、進め方にも色々工夫しました。

 また、アトラクションには子ども達にフラダンスを披露していただきました。

 楽しくて、有意義な餅つき交流会となったと思います。 

 

 

 

 

 

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もちつき交流会を
2月13日に開催します

2011.2.2 事務局長・小林稔治

  2月13日(日)第3回目の「もちつき交流会」を開催します。今回も地域の人達とも交流を深めるため、会場の近隣の人にも参加を募ります。そのためにポスターを町会の了承を得て、町会掲示板に約50枚を掲示する予定です。そして町会の代表の方には招待券をお渡しして、ご協力への謝意を伝える予定です。
 みんなで楽しいひと時を過ごし、交流を深めましょう。

1月の運営会議では初参加の方を迎えました

 1月の運営会議では、初参加の方を迎えました。この方は1月9日の「9の日行動」のチラシを見て、「大田たまがわ九条の会」の活動に参加したいとの連絡をいただきました。そこで会の進め方を次のように伝えました。
1.「大田たまがわ九条の会」は会費を徴収していない
2.月一回開催している運営会議で、みんなで決めて、みんなで分担して取り組みを進めている
3.会の取り組みには、賛同者は誰でも参加できる
上記を納得していただいて、賛同署名を頂き、運営会議へ参加していただきました。
 新しい人の参加は、会議の内容をより深く出来ると思います。

 今年から、日曜日であれば朝の時間帯の方が集まりやすいとの声を生かして、運営会議は朝の9時半開始となりました。
 次回の運営会議は2月20日(日)です。今まで運営会議に参加されていない方も、是非参加してみてください。

 

 

 

 

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新年を迎えて

2011.1.6 事務局長・小林稔治

 
    
  本年もよろしくお願いいたします

 昨年は、恒例となった「9の日行動」とともに、「ねばれ九条・餅つき交流会」、「安保を考える講演会」、「憲法記念日・九条ウォーク」、「横須賀基地見学・交流会」「戦争と平和を考える講演会」などに取り組んできました。そして、九条の会アピール賛同者は累積で1354名となりました。

 一方、菅内閣は、昨年の12月17日に「新防衛計画大綱」を閣議決定しました。これは、憲法9条を踏みにじり、海外で戦争が出来るようにするためのものだと思います。
 また、1月4日の毎日新聞の朝刊で、民主党は、日米同盟を強化するため自衛隊の海外派遣を何時でも開始できるようにする恒久法や集団的自衛権の行使の容認に向けた検討に着手すると、報道されていました。
 年明け早々に、こういう憲法9条をないがしろにする動きが出てくることは遺憾なことですが、皆さんとともに、こういう危険な動きにストップをかけて行きたいと思います。

 九条を守り生かすため、世論を盛り上げていくことがますます大事になってきたと思います。今年も、一人ひとりの創意や地域の持ち味を大切にした取り組みで、憲法九条を守り生かす活動を進めていきたいと思います。

第5回総会を昨年12月19日に開催しました

 昨年12月19日に「大田たまがわ九条の会」の第5回総会を23名の方の参加で開催しました。
そして、活動を振り返るとともに、九条を取り巻く情況を確認しあい、今年の運動の進めかたを、みんなで話し合いました。
 そして、餅つき交流会、憲法記念日・九条ウォーク、バザー、秋の講演会の開催とともに、戦跡めぐりなどの企画を進めることが確認されました。

 今年の餅つき交流会は、2月13日(日)に千鳥南町会会館で開催の予定です。第1回実行委員会を
1月11日(火) 午後6時30~ 矢口区民センター 3F で開催しますので、ご参加をお願いします。

 

 

 

 

Z-28

今年の取り組みを振り返って

2010.12.1 事務局長・小林稔治

 今年も恒例となった「9の日行動」とともに、2月の近隣の人にも呼びかけた「ねばれ九条・餅つき交流会」、3月の「安保を考える講演会」、5月の賛同署名を沢山集めた「憲法記念日・九条ウォーク」、新しい企画の「横須賀基地見学・交流会」、11月の今まで以上の広がりを作った「戦争と平和を考える講演会」などに取り組んできました。そして、九条の会アピール賛同者は累積で1354名となりました。

 今年の取り組みで印象に大きく残っているのは、「横須賀基地見学・交流会」と「戦争と平和を考える講演会」でした。
 「横須賀基地見学・交流会」は20名の参加で軍港めぐりをおこない、「横須賀基地の現状」の説明を聞き、ご協力いただいた「横須賀市民九条の会」との交流も行いました。新しい面白い企画だったとともに、充実した内容だったと思います。
 「戦争と平和を考える講演会」は従来と一味違った講演テーマ「井上ひさし 人と作品」を九条の会・小森陽一事務局長に文学者としての立場で語ってもらいました。この講演会の当日券での参加が63名と過去最大だったことにも現れていると思いますが、今まで以上に新たな層の参加があった企画となりました。

 このように、皆さんとともに多彩な取り組みを今年も進められたと思っています。
 来年も、色んな取り組みを進めて行きたいと思います。

ねばれ九条・餅つき交流会

憲法記念日・九条ウォーク

横須賀基地見学・交流会

12月19日(日)第5回総会を開催します

 今年の活動を振り返るとともに、来年の取り組みや、みんなで開催したい催しなどを話し合うため、第5回総会を12月19日(日)1時30分から矢口区民センターで開催します。
 「大田たまがわ九条の会」の運動は、みんなで話し合い、みんなで分担し合って実行するスタイルを大事にして進めています。いままで運営会議にも参加されていない方も含め、大勢の方のご参加をお願いいたします。

 

 

 

 

 

Z-27

<戦争と平和を考える講演会>
は大盛況でした!

2010.11.11 事務局長・小林稔治

 11月4日の<戦争と平和を考える講演会>は、198人の参加で会場はあふれかえり、小森さんの講演は井上ひさしさんの『ボローニァ紀行』を題材にしたユーモアたっぷりの内容で、成功裏に終わりました。
 今回の講演会の参加状況の特徴は、当日券での入場者が非常に多かったことだと思います。
 講演会の詳細紹介は、近々ホームページにアップロードいたします。

 講演終了後の関係者による打ち上げ会に、小森さんをおさそいしたら快諾され、みんなで祝杯を挙げ、11時頃まで政治状況、九条の会の運動などで議論が盛り上がりました。

 今までの取り組みを振り返ってみますと、
 宣伝に関しては、駅頭宣伝は下丸子駅、武蔵新田駅、千鳥町駅で3回行い、また、10月10日より地域へのチラシの全戸配布を約2万枚行いました。更に、朝日新聞の「我が街かわら版」への掲載、町内会の掲示板へのポスターの掲示、九条の会メールマガジンへの掲載などを行ってきました。
 それらと並行して9月後半からチケットの販売を開始して、10月終わりでの集計では販売数は約170枚でした。今までの当日券での入場者は20人程度でしたから、会場の席には若干の余裕はあるだろうと思ってました。そこで、電話での、当日での参加希望者の方の問い合わせには、「多分大丈夫でしょう」と答え、「もし参加者が会場の定員を超したら、スタッフの席をお譲りします」と答えていましたが、内心そこまでの事態にはならないと思ってました。
 ところが、蓋を開ければ、当日の参加者が63名と予想を大きく超え、会場は満席となり、大勢のスタッフが立席での聴講となり、うれしい誤算となりました。
 また、会場でカンパが32,153円寄せられました。最終的に前売券の販売数は192枚となりましたので、この講演会の収支は黒字となり、これもうれしい誤算となりました。
 これらのうれしい誤算の分析などは、アンケート結果の集計とともに、次回の運営会議で討論したいと思います。

 みなさん、ご協力ありがとうございました。

 

Z-26

戦争と平和を考える講演会の
チケット販売を進めています
 

2010.10.6 事務局長・小林稔治

 「戦争と平和を考える講演会」のチケット販売を進めています。
この講演会は、9条の会事務局長の小森陽一さんに文学者として、今年4月に亡くなられた『ひょっこりひょうたん島』や『父と暮せば』などの作者井上ひさしさんの「作品」と「人間像」について語ってもらい、戦争と平和を考える機会を地域の皆さんに提供したいと思って開催するものです。

 朝日新聞の「我が街かわら版」にこの講演会の案内が掲載された日に、この記事を見た2名の方から電話があって、チケットの前売り券4枚の購入希望がありました。マスコミの威力は大きいと思いました。
 早速チケットを一軒にお届けしたときに、賛同署名をお願いしたら「九条を守ることは大事ですね」と夫婦で署名してくれました。

 地域へ宣伝するためのチラシ全戸配布は10月10日から開始します。今回も下丸子、千鳥、矢口を中心に約2万枚の配布を予定しています。
 全戸配布チラシはモノクロ印刷を想定していましたが、比較的安価にカラー印刷を出来る印刷業者を見つけ今回はカラーで印刷することになりました。

 また、11月の「9の日行動」は、講演会の宣伝のため、前倒しで10月29日(金)に千鳥町駅で実施することになりました、

 色々行動が続きますが、皆さんのご協力をお願いいたします。

お詫びとお願い

 このホームページを運用している回線を、先月ADSL回線から光回線に変更しました。支障なく移行できるとの説明だったので変更に踏み切ったのですが、切り替えたときにメールとホームページがおかしくなりました。
 メールは1日で修復できましたが、ホームページは色々手続きがあって、修復が遅れてしまいました、現在は修復が完了しています。ただし、ホームページのURLは変更せざるを得なくなりました。

現行URL:http://www.geocities.jp/ota_tamagawa_9
新 URL:http://www.geocities.jp/ota_tamagawa_9jyou

 2ヶ月位は移行期間として、どちらのURLでもアクセスできますが、2ヵ月後には現行URLは廃止します。

 ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。

 

 

 

Z-25

秋の講演会の準備を進めています 

2010.9.2 事務局長・小林稔治

 秋の講演会の講演テーマは「井上ひさし 人と作品」ですが、講演会の名称は<戦争と平和を考える講演会>と決まりました。

 チケットの販売開始は、9月19日の運営会議から開始します。

 地域へ宣伝するためのチラシ全戸配布は10月中ごろから開始します。今回も下丸子、千鳥、矢口を中心に約2万枚の配布を検討しています。

 チケットの販売とチラシ全戸配布への、皆さんのご協力をお願いいたします。

宣伝のチラシの表面(お誘いチラシ)を紹介します。 印刷はモノクロなのが残念です。

 

 

 

Z-24

秋の講演会のテーマ、講師が決まりました 

2010.8.5 事務局長・小林稔治

 今年の秋の講演会は、「九条の会」の呼びかけ人のお一人の、井上ひさしさんの人間像とその作品を、文学者としての小森陽一さんに語っていただきます。

 来月の後半からチケットの販売を開始する予定で準備を進めています。
 皆さんのご協力をお願いいたします。

 
 開催日:11月4日(木) 午後6時30分~ 

 会 場:大田区民プラザ・小ホール 

 講演テーマ:

 「井上ひさし その人と作品」


全国革新懇HPより

 講 師:小森陽一さん        

           東京大学教授 九条の会・事務局長


九条の会すずかHPより

 

 

Z-23

井上ひさしさんの志を受けついで 九条の会講演会 

2010.7.7 事務局長・小林稔治

 6月19日に「井上ひさしさんの志を受けついで 九条の会講演会 日米安保の50年と憲法9条」が日比谷公会堂で開催され、呼びかけ人の大江健三郎さん、奥平康弘さん、澤地久枝さんが講演しました。当会からも約10名参加しました。
 講演会の内容は九条の会ニュース第138号に紹介されています。
   http://www.9-jo.jp/news/9jouNews/100628news138.pdf

 講演会の最後に、当日の昼に開かれた「よびかけ人会議」の報告が小森事務局長からありました。
① 九条の会はひきつづき現在の体制で継続し、講師団などのいっそうの拡充をはかる。
② 「九条の会講演会」や「九条の会憲法セミナー」などの活動は継続する。
③ ブロック交流会などで交流と連携を強めつつ、各地の九条の会がネットワークを形成し、草の根での運動のいっそうの強化をはかる

私たちも、「井上ひさしさんの志を受けついで」、草の根の運動をさらに進めていきたいと思います。

「秋の講演会」の準備が進んでいます

 「秋の講演会」の準備を進めていましたが、今年は下記の内容で開催する予定です。
・開催日:11月4日(木)  会場:大田区民プラザ・小ホール
・講師:小森陽一さん (東京大学教授 九条の会・事務局長)
・講演テーマ:「井上ひさし その人と作品」

 詳細は、確定次第お知らせいたします、ご期待ください。

 

Z-22

5月15日に横須賀基地見学・交流会を行いました

2010.6.2 事務局長・小林稔治

 みんなで参加できる新しい面白い企画を模索していましたが、「横須賀市民九条の会」のご協力を得て、5月15日に横須賀基地見学・交流会を行いました。
 原子力空母ジョージ・ワシントンの出航の予定が定かでなかったので、急な企画となりましたが、20名が参加しました。
 軍港クルージングでは原子力空母ジョージ・ワシントンを見ることが出来ました。原子力空母ジョージ・ワシントンは試験航海から戻ったばかりで、数日後には出港して長期間帰港しないそうですからラッキー(?)でした。
 軍港クルージングの後に、「非核市民宣言運動・ヨコスカ」の新倉氏より、「横須賀基地の現状」の説明を聞き、クルージングだけでは分からない横須賀基地の認識を深めることができました。
そして、最後に「横須賀市民九条の会」と交流会を行いました。
 横須賀市民九条の会の活動は、
・11の地域に分かれて活動を進めている
・年2回バスを仕立てて国会請願活動を行っている
・昨年は、他の会と共同で医師の日野原重明さんの講演会を開催して、1800名の参加者で会場を一杯にした。
・ポスターや憲法九条の条文のパッチワークなどをみんなで作っている
など、私たちの活動に参考となる話を聞けて、大いに刺激を受けました。

今回の企画は、有意義だったと思います。

 運営会議では、引き続き面白い企画を練っています。前回の運営会議では、候補として厚木基地見学や大田区の戦跡めぐりなどが上がっています。
 みなさんも、希望をお寄せください。

 

 

Z-21

<憲法記念日たまがわ九条ウォーク>

2010.5.12 事務局長・小林稔治

5月3日に<憲法記念日たまがわ九条ウォーク>を行いました

 今年の憲法記念日も、昨年の「憲法記念日たまがわ九条ウォーク」を引き継いで、多摩川土手での宣伝・署名活動を28名の参加で行いました。
 今年も、ハンドマイクで「憲法を生かして、平和とくらしをまもろう」と宣伝する中でチラシを330枚配布しました。
 恒例のヘリウム風船と鯉のぼりの折り紙等も配りました。お揃いのTシャツを16名が着用してウォークしました。
 多摩川土手では署名板を6名が持って散開して、署名集めを行いました。昨年より土手の人出は少なかったのですが、58筆の賛同署名が集まりました。

 終了後の交流会では、「憲法を生かそう」と描いた大凧や連凧をあげて、ビールで乾杯して、なつかしソングを歌って過ごしました。
 有意義な「憲法記念日たまがわ九条ウォーク」となったと思います。

5月15日に横須賀基地見学・交流会を開催します

 みんなで参加できる新しい面白い企画を模索していましたが、「横須賀市民九条の会」のご協力を得て、横須賀基地見学・交流会を開催する運びとなりました。
 原子力空母ジョージ・ワシントンの出航の予定が定かでなかったので、急な企画となりましたが、まずは、米軍基地を実際に見て、実態を知り、基地のことを肌でつかんでいきたいと思います。

 今後も、更に面白い企画を考えていきたいと思っています。みなさんのご希望をお寄せください。

 

 

Z-20

関東ブロック交流集会に参加しました

2010.4.7 事務局長・小林稔治

関東ブロック交流集会に参加しました

 今年から全国でなく、ブロック別に開催されることになった、4月4日の関東ブロック交流集会に参加しました。会場は正則高校で参加者は1都6県から450人でした。
 午前は全体集会で、各地・各界からの報告と「九条の会」からの報告がありました。
九条の会の小森事務局長は、
・草の根の力で、改憲の動きを押し返した。
・九条の会は、市区町村ではほぼ全域に作られているが、「小学校区に一つ」という目標にはまだ到達していない
・これから長丁場となる、九条を守るだけでなく、生かす運動が重要
などを報告しました。
 午後は11の分散会と3つの分科会に別れ、交流を深めました。
私の参加した分散会での、印象的だった各地の取り組みは、
・富士見九条の会:9の日10時~11時にポケットティッシュにパンフを入れて配っている
・新松戸九条の会:毎月9日街頭で一人3分から10分づつリレートークをやっている
・前橋 九条の会:絵葉書やポスターを売っている
・かしわ九条の会:花見ウォークなどを和気アイアイで行っている
・たかつ九条の会:毎月サロンを開催して上映会等をやっている
・杉並 九条の会:青年にたまり場を提供して、青年の出番を作っている。
などでした。私は昨年の「憲法記念日たまがわ九条ウォーク」、「音楽と憲法の夕べ」の取り組みを紹介しました。
最後に、今後のみんなの健闘を誓いあって散会しました。

5月3日に<憲法記念日・九条ウォーク>を行います

 今年の憲法記念日は、昨年の「憲法記念日たまがわ九条ウォーク」を発展させた形で実施しようと、実行委員会を作って準備を進めています。
 今年も署名が沢山集まるよう、宣伝グッズもより充実させる予定です。皆さんのアイデアもお寄せください。

 終了後には、みんなでギターの伴奏かカラオケで歌ったり、連凧を揚げたりして、より楽しく過ごしたいと思ってます。みなさん、知人や友人の方を誘いあって、ご参加ください。

 

 

Z-19

<安保を考える講演会>を開催します

2010.2.3 事務局長・小林稔治

ねばれ九条!餅つき交流会を2月7日(日)に開催しました。

 今回のもちつき交流会は、身内だけでの交流だけではなく、近隣の人達にも参加を呼びかけ、交流を広めることになりました。
 そのため、チラシを近隣に配布し、町会の掲示板にポスターを掲示して、当日はハンドマイクを使って、参加を呼びかけました。その結果、大人の参加者は77 名と前回を大きく超えました。それ以外にも、持ち帰りの購入の人も多く、お子さんも大勢参加してくれて大盛況となりました。
 会場の中では、お餅や豚汁を食べながら交流、歓談しました。飲食の合間に、初めての参加者の方に署名のお願いをしたら、14筆も集まりました。
 楽しくて、有意義な餅つき交流会となったと思います。

3月12日(金)に<安保を考える講演会>を開催します

 日米安全保障条約が改定されてから50年経過しました。昨年は核持ち込みに関する日米の密約文書を佐藤元首相の遺族が保管していたことが明らかになりました。鳩山政権は、沖縄の米軍普天間基地の国外又は県外の移設先を探っていますが、どこからも歓迎されず、迷走しているようです。飛行機事故、爆音、米兵の犯罪の多発など多くの問題を抱える米軍基地はなぜ日本中に、特に沖縄にこんなに沢山あるのでしょうか。
 安保条約は本当に日本の安全に役立ってきたのでしょうか。安保はこれからも必要なのでしょうか。私たちはここで立ち止まってしっかりと考える必要があるのではないでしょうか。
 今回の講演会は「安保を考える講演会」と銘うって、弁護士の海部幸造さんに「憲法と日米安保とのかかわり」、「そもそも安保条約とは」「米軍基地問題」などを語ってもらいます。

       安保を考える講演会
  開催日時  : 3月12日(金) 6時30分開始
  開催場所  : 大田区民プラザ 3F 会議室
  講演テーマ : 日米安保と九条
  講師     : 海部幸造弁護士


みなさん、知人や友人の方を誘いあって、ご参加をお願いいたします。

 

 

Z-18

2月は餅つき交流会  3月はミニ講演会

2010.1.6 事務局長・小林稔治

19()の「9の日行動」は、武蔵新田のマルエツ前で、街角宣伝を実施しました。

 今年初めての「9の日行動」は、武蔵新田のマルエツ前で、街角宣伝を実施しました。
 寒い日で人通りは少なかったのですが、
Mさん作成の組立式のノボリを並べ、新しい解釈改憲につながる国会法改訂反対と賛同署名を訴えました。7枚の署名画板を用意して署名担当を大勢配置したおかげか、賛同署名は8筆集まりました。チラシも156枚くばることができました。参加者は16名でした。

チラシはこちら

餅つき交流会を27()に開催します

  27日開催予定の餅つき交流会は昨年に引き続き2回目の開催となりますが、今回は会場の近隣の人にも参加を募り、地域の人達とも交流を深めることになりました。そのためにポスターを千鳥、矢口等の町会の了承を得て、町会掲示板に約50枚を掲示しました。今年もアトラクションとしてフラダンスと沖縄三線を予定しています。みんなで交流を深めて楽しいひと時を過ごしましょう。

312()にミニ講演会を開催します

 総会で確認した、3月のミニ講演会の準備を進めています。 今回は、テーマは「日米安保(安全保障)と九条」(仮題)で、南部法律事務所の海部幸造弁護士に講演してもらうことまで決まりました。

*開催日時 :3月12日(金) 6時半開始  8時半終了予定
開催場所 :大田区民プラザ  3F 会議室
講演テーマ:日米安保(安全保障)と九条 (仮題)

詳細は確定次第お知らせします、ご期待ください。

 

 

Z-17

新年を迎えて

2010.1.6 事務局長・小林稔治

 

  本年もよろしくお願いいたします

 昨年は、「餅つき大会」「9の日行動」、「音楽と憲法の夕べ」など多彩な取り組みを行い、賛同署名も1200名を突破することが出来ました。
 政治的には政権交代が実現しました、またオバマ米大統領の核廃絶への決意表明に見られるように、平和の運動の前進の兆しが見えました。一方、民主党の国会法「改正」の動きは、解釈改憲に繋がる危険な側面があります。今こそ、九条を守り生かすため、世論を盛り上げていくことが大事になってきたと思います。
 今年も、一人ひとりの創意や地域の持ち味を大切にした取り組みで、憲法九条を守り生かす活動を進めていきたいと思います。 

第4回総会を昨年12月20に開催しました

 昨年12月20日に「大田たまがわ九条の会」の第4回総会を20名の方の参加で開催しました。
 そして、活動を振り返るとともに、政権交代という新しい情況のもとで、九条を取り巻く情況を確認しあい、今年の運動の進めかたを、みんなで話し合いました。

活動の経過報告、会計報告のあと、討論を行いました。
「1年の活動を振り返って」での討論では、
・「音楽と憲法の夕べ」は近隣の5会の開催で、チケットの販売目標を大きく掲げたが超過達成できて良かった。
・「餅つき大会」は楽しかった、町内の人達も巻き込んで開催していきたい
・「宣伝活動」では、駅頭宣伝の時間帯はみんなが急いでいるのでやりにくい、そういう意味で「たまがわ九条ウォーク」は良かった。
などの意見が出されました。
「今年の活動」についての討論では、
・国会法を改定して内閣法制局長官の答弁を禁止する動きがある。内閣法制局は解釈改憲を積み重ねてきたが一定の規範性を保持してきた。これらを無視することは近代立憲主義の否定となり、自民党とは違った形の解釈改憲となる。これは絶対許せない。年明けからでもすぐ取り組む必要がある。
・「九条の会」アピールの内容と現在の情勢にはズレがある。現在とのギャップを補足するようなものが必要だと思う。最近の「九条の会」の催しでの討論内容などをもとに文書を作ったら良い。
・ 署名はあまり集まらないかもしれないが、憲法を守る組織は生きているよ、ということを示す意味でも「9の日行動」は意義があると思う。引き続き行いたい。
などの意見が出されました。

そして最後に、組織体制について確認して、総会を終了しました。

今後、運営会議でいろいろ具体化していくことになります。

今年も皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

Z-16

09年を振り返って

2009.12.2 事務局長・小林稔治

 今年も、恒例となった「9の日行動」とともに、2月の新年会を兼ねた「餅つき交流会」、4月の講演会「貧困・格差問題と九条」、5月の「5.3憲法記念日たまがわ九条ウォーク」、7月の「東京大空襲訴訟を聞く会」、10月の「音楽と憲法の夕べ」など多彩な活動に取り組んできました。そして賛同署名は累計で1200名を超えました。
 また、10月の「音楽と憲法の夕べ」は近隣の5会の共同で大田区民プラザの大ホールでの開催で、悪天候にもかかわらず354人の方のご参加をいただき、大成功となりました。この活動で、私たちも一回り大きい取り組みを行えたこと、近隣の会との協力関係を大きく深められたことも大きな成果だったと思います。

 世界では今年4月、オバマ大統領がプラハで「アメリカは核兵器のない平和で安全な世界を追求することを宣言する」と演説しました、また8月の衆議院総選挙の結果、政権交代が実現しました。
 世界での平和への取り組みの前進への萌芽が見られること、また、政権交代の実現や改憲推進議員の減少など、前進面もありますが、一方で鳩山首相は九条含め憲法改定論者であり、改憲団体の顧問でもあり、多数派となった民主党内にも改憲派の人達が結構います。このように、九条を取り巻く情況も変化しています。 

12月20日(日)第4回総会を開催します

 今年の活動を振り返るとともに、九条をめぐる情況の変化を確認し合い、来年の運動の進め方や、みんなで開催したい催しなどを話し合うため、総会を12月20日(日)2時から開催します。
 「大田たまがわ九条の会」の運動は、みんなで話し合い、みんなで分担し合って実行するスタイルを大事にして進めています。いままで運営会議にも参加されていない方も含め、大勢の方のご参加をお願いいたします。

 なお、総会終了後の5時から忘年会を予定しています。こちらへも、ご都合のつく方はご参加ください。

 

Z-15

<音楽と憲法の夕べ>は成功裏におわりました

2009.10.14 事務局長・小林稔治

 10月7日の<音楽と憲法の夕べ>は、台風が近づく悪天候のなかでしたが、354名の参加で成功裏に終わりました。
 無事に終わってほっとしているところです。
 思い起こせば、近隣の九条の会による秋の講演会の合同開催の準備は2月から開始しました。そして、3月の実行委員会では区民プラザの大ホールでの開催を決めて、大々的に取り組むことになりました。
 大田たまがわ九条の会は、7月の運営会議でチケット販売の目標を300枚と、過去の実績の約1.5倍の大きな目標を掲げました。そして、この目標を達成するために、いままで購入者だった人に、販売担当者になってもらったりするなど、一回り大きな取り組みを行いました。
 チケットを販売した人からは、
・ ニュース読者にニュース配布とともに、声をかけてチケットを販売した。
・ 常にチケットを持参して、知人に出会ったら、購入を依頼した
など、今まで以上に頑張ったことの報告もありました。
 そして、ふたを開けたら販売結果は337枚と目標を大きく超えることが出来ました。他の4会との総計では598枚と全体目標も突破しました。
 広報活動も、区設掲示板や町内会の掲示版へのポスターの掲示、区報の「区民のひろば」への掲載、ミニコミ誌「我が街かわら版」への掲載、九条の会のホームページへの掲載、チラシの全戸配布や二回の駅頭宣伝など大々的に行いました。アンケート結果でもこの効果が裏付けられています。
 会場を一杯にできなかったのは残念でしたが、近隣の5会の共同開催で大規模に開催して、憲法の知識を深める場を、近隣のみなさんに提供できたことは、非常に良かったと思います。
 皆さん、ご協力ありがとうございました。

 

Z-14

音楽と憲法の夕べの広報活動

2009.9.02 事務局長・小林稔治

 衆議院選挙では民主党が圧勝して政権交代が実現しました。しかし、解釈や立法による事実上の改憲の動きや改憲そのものの動きが消えたわけでは無いと思います。
 日本国憲法の平和の理念と九条の力を守り、活かす取り組みを更に進めて、日本を「海外で戦争する国」にさせないようにしていきたいものです

 

  音楽と憲法の夕べの広報活動について
秋の講演会実行委員会では、広報活動として
1) 大田区の区報に「音楽と憲法の夕べ」の案内記事の掲載を依頼する
2) 区設の掲示板への「音楽と憲法の夕べ」のポスターの掲示を依頼する
3) 大田区教育委員会へ「音楽と憲法の夕べ」への後援を依頼する
を進めていました。
1)は申し込んだ当日に許可されて、10月1日発行の区報の「区民のひろば」に掲載されることになりました。
2)も9月中ごろから、76箇所の掲示板に掲載されることになりました。
3)は残念ながら「不承認」という書面での通知がありました。

区と折衝したのは初めての経験でしたが、私たちの運動が市民権を得るための活動の一環として、取り組んだ甲斐はあったと思います。

教育委員会の「後援」は不承認となりましたが、このことは、大田区が恒久の平和を願って昭和59年8月15日『平和都市宣言』を行っていること、憲法第99条で「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」という点から納得いかず、残念だったと思います。

これ以外にも、朝日新聞の地域ミニコミ誌の「わが街かわら版」にも掲載予定です。
また、9月12日以降には各ご家庭へチラシをお届けする予定です。

チケットの販売とともに、宣伝活動へのご協力も御願いいたします。

 

 

 

Z-13

秋の講演会<音楽と憲法の夕べ>
のチケット販売を開始しました!

2009.8.6 事務局長・小林稔治

近隣の九条の会の合同で開催する、秋の講演会のメインタイトルも<音楽と憲法の夕べ>と決まり、チケットの販売を開始しました。  (案内はこちら)

 ミニコンサートのアコルディ弦楽四重奏団は、
3年前の結成記念講演会でお呼びした楽団で、親しみやすい演奏とトークが好評でした。
 講師の伊藤真さんは、「憲法の伝道師」として
各種集会での講演活動も精力的に行っています。、
国民投票法案の審議では参考人として国会で反対意見を表明されました。
 私も伊藤真さんの集英社新書「憲法の力」を読みましたが、非常にわかりやすい本で、皆さんにも一読をお勧めします。

 今回は区民プラザの大ホールでの開催となります。地域から平和を守る輪を大きくするためにも、おおぜいの方にご参加願いたいと思います。
 今後、チケット販売と並行して、ポスター掲示、チラシの全戸配布などを行っていきますので、皆さんのご協力をお願いいたします。

 

 

 

Z-12

秋の講演会の大枠が決まりました

2009.7.1 事務局長・小林稔治

秋の講演会を、近隣の九条の会と合同で大規模に開催しようと、近隣の九条の会で実行委員会を作り、今までに5回開催して準備を進めてきましたが、大枠が下記のように決まりました。

 開催日時:10月7日(水) 6:30~
 会場  :大田区民プラザ 大ホール
 第1部 :ミニコンサート アコルディ弦楽四重奏団
 第2部 :講演 今こそ活かそう!「憲法の力」--今を生きる私たちの責任 (仮題)
      講師 伊藤真さん
 参加費 :前売券:700 円 当日券:1000 円
 主催:池上九条の会、大田たまがわ九条の会、新蒲田九条の会、
    東矢口九条の会
 協賛:田園調布九条の会準備会

8月早々から、お誘いチラシを用意して、チケットの販売を開始する予定です。次回の7月19日の運営会議では、チケットの販売目標の再検討や、宣伝やチケット販売方法の議論を深め、成功に向けての取り組みの強化を図りたいと思いますので、大勢の皆さんの参加を御願いいたします。

 7月22日(水)「東京大空襲訴訟を聞く会」(仮題)を開催します

 7月の「9の日行動」は、都議選投票日直前でもあり、中止します。それに変わって、日をずらして「東京大空襲訴訟を聴く会」を開催することになりました。地元下丸子在住の東京大空襲訴訟の原告の飯田吉利さんを囲んでお話をうかがいます。
 皆さん、ご気軽にご参加ください。

 

 

 

 

Z-11

5.3憲法記念日たまがわ九条ウォーク

2009.5.13 事務局長・小林稔治

お天気にもめぐまれた、5月3日の憲法記念日に、<5・3憲法記念日たまがわ九条ウォーク>を行いました。今回は商店街を練り歩くいつもの九条ウォークと一味変えて、多摩川の土手をウォークして宣伝・署名活動を行いました。宣伝のため、チラシ、恒例の風船、鯉のぼり、折り紙などを用意しました。鯉のぼりは、鱗の部分がメッセージとなってます、折り紙は75個用意しました。

 34名の参加で、矢口渡駅からスタートして、多摩川土手を経由して、下丸子公園まで約2時間ウォークして“憲法九条を生かし、平和と暮らしを守ろう”とアピールしました。土手では家族連れや仲間とバーベキューなど、リラックスした状態の人が多く対話が弾み、署名にも沢山の方が応じてくれ76筆の署名が集まりました。こんなに署名が一回で集まったのは初めてのことでした。また、折り紙を親子連れに渡すと、とても喜んでくれました。
 疲れましたが、大きな成果が上がった九条ウォークとなりました。終了後の下丸子公園では、みんなで祝杯を挙げました。
 皆さん、お疲れ様でした。

 

 

 

 

Z-10

4月13日は講演会 
5月3日は憲法記念日たまがわ九条ウォーク

2009.4.1 事務局長・小林稔治

 秋の講演会の準備を進めています

 329日に近隣の会(4団体の共催と1団体の協賛)による第2回「秋の講演会実行委員会」が開催されました。そして、秋の講演会を大田区民プラザ大ホールで開催することが合意され、講師候補と折衝を開始することになりました。
 大田たまがわ九条の会にとって講演会を大ホールで開催するのは初めての試みですが、大きな成功にむけて、皆さんと一緒に準備を進めていきたいと思います。

 4・13講演会<貧困・格差問題と九条>を開催します

 いま貧困、雇用悪化等が私達の生活を苦しめる大きな社会問題となっています。生活を守るためには憲法25条(生存権)等を守り活かすことですが、憲法9条を守り活かすことと大きなつながりがあると思います。
 そこで、今回は弁護士笹山尚人さんを
お迎えして、「貧困・格差問題と九条」をテーマに講演会を開催いたします。みなさん、ご一緒に「貧困・格差問題と九条」について考えてみましょう。

 5.3憲法記念日たまがわ九条ウォーク

 憲法記念日の行動は3回目となりましたが、今回は商店街を練り歩くいつもの九条ウォークと一味変えて、多摩川の土手をウォークして宣伝・署名活動を行うことになりました。
 
実行委員会を開催して、宣伝チラシの検討や、風船その他の宣伝グッズも用意したいと思ってますので、ご協力をお願いいたします。
 皆さん、健康のためのウォーキング+九条ウォークの「5.3憲法記念日たまがわ九条ウォーク」への参加をお願いいたします。

 

 

 

Z-9

「餅つき交流会」は大盛況

2009.3.4 事務局長・小林稔治

 <ねばれ九条>「餅つき交流会」は大盛況でした

 2月15日に開催した「餅つき交流会」はお子さんも含めたら70名以上の参加で大盛況となりました。
 餅つきには沢山の人がトライしました、私も餅をついてみましたが、一臼全部はつききれませんでした。つきあがった餅は、キナコやあんこや大根おろしをからめて早速いただきました。トン汁も美味でした。初めての試みでしたがトラブルも無く12時に無事終了しました。
 指導してくれた千鳥南町会の方、ご協力いただいたみなさん有難うございました。

 餅つき交流会後の運営会議で今後の活動の進め方を議論しました

 餅つき交流会の終了後に、同じ千鳥南町会会館で開催した運営会議では、いつもより多い参加者で、「秋の講演会」の他の会との共同開催での進め方や、今後の4月5月の活動について議論しました。その結果、共催関係では早急に実行委員会を開催すること、4月には講演会の開催、5月の憲法記念日は多摩川土手をウォークしながら宣伝活動を行うことが確認されました。
 講演会は早速具体化し、以下のように開催することになりました。
・開催日時:4月13日(月) 6時半開始   ・開催場所:千鳥南町会会館
・講師:笹山尚人弁護士(東京法律事務所) ・テーマ:「貧困・格差問題と九条」
 みなさん、ご一緒に「貧困・格差問題と九条」について考えていきましょう。

 

 

 

Z-8

「餅つき交流会」を開催します

2009.2.4 事務局長・小林稔治

 「9の日行動」はここ2ヶ月連続で雨 今後、雨天の場合は19日に振り替えて実施します

 昨年12月と今年の1月の「9の日行動」は雨天にたたられ、連続して中止となりました。さすがに2回も連続しての中止では、ブランクが長すぎるので、今後は9日が雨天の場合には19日に振り替えて実施することになりました。

 新年会に代えて「餅つき交流会」を開催します

 昨年の新年会は、みんなで料理を持ち寄って開催しましたが、今年は一味変えて「餅つき大会」で行いたいという声が総会でもあり検討していました。しかし、インターネットで調べたら餅つき器材のレンタル価格が数万円と高価で難しいかなと思っていましたが、千鳥南町町会より安価に借りられることが判明し、急遽「餅つき大会」を2月15日の10時から開催することに1月の運営会議で決定しました。
 楽しく、賛同者での親睦と交流をはかると共に、09年の「大田たまがわ九条の会」の活動のキックオフの催しにしたいと思います。
 皆さんご家族お揃いで、気軽に参加してください。

 

 

Z-7

謹賀新年

2009.1.1 事務局長・小林稔治

  明けましておめでとうございます。   

     本年もよろしくお願いいたします。

 昨年は、「9の日行動」、「バザー」、「音楽と講演の夕べ」など多彩な取り組みを行い、賛同署名も1000名を突破することが出来ました。
 「大田たまがわ九条の会」は当初より、アピール賛同者であれば誰でも参加できる「運営会議」で、すべてのことを話し合って決定して、みんなで分担して進めています。その積み重ねが昨年のような多彩な取り組みに発展できたと思います。
 今年も、一人ひとりの創意や地域の持ち味を大切にした取り組みで、憲法九条を守り活かす活動を進めていきたいと思います。

 第3回総会を08年12月14日に開催しました。

 準備会から正式の「大田たまがわ九条の会」になって3回目の総会が08年12月14日に20名の参加で開催されました。総会では、最初に「活動の経過」、取り組みの総括」、「三期の活動方針」の報告及び提案があり、つづいて会計報告、会計監査報告がおこなわれました。
「活動の経過」での討論では、
・ バザーが町会の交通安全の取組みとかち合ってしまったが、かえって地域に融合する第一歩になったのではないか。
・ 「音楽と講演の夕べ」の成功は高遠さんのネームバリューもあったが、ニュース配布やチラシの全戸配布などの地道な活動の相乗効果、「継続は力」の結果だった。
などの意見が出されました。
 「三期の活動方針」についての討論では、
・ そろそろ1軒1軒訪問して署名を集めることをやらなければならないと思っている。一人ではやれないので、二、三人で組になって地域へ入ったら良い。
・ 街角宣伝は良い宣伝方法だと思う。まだ九条の会を知らない人も多いと思うし、個別訪問した時に「何かやっていましたね」となるとやりやすい。
・ 駅頭宣伝も今は地味。もっと派手にやった方が良い。
・ 「秋の講演会」に飛躍は必要だと思うので、大規模開催に取り組むのは良い。
などの意見が出され、「取り組みの総括」、「三期の活動方針」は一部原案を修正して拍手で承認されました。最後に、組織体制では世話人(4名)、事務局(7名)、会計監査を決めて閉会しました。 (詳細はこちら)

 私は3期も事務局長を担当させていただきます。この総会に出された意見を大事にして、来年も活動の前進に微力をつくしていきたいと思います。 今後とも、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

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九条の会第3回全国交流集会 参加感想

2008.12.3 事務局長・小林稔治

  11月24日に一橋・日本教育会館にて九条の会第3回全国交流集会が開催されました。最初に九条の会事務局長の小森さんが、「最近の世論では、憲法を変えないほうが良いが増えてきている。これは、九条の会が草の根の活動を続けてきた成果である。明文改憲の動きはトーンダウンしているが、米国はアフガンでの自衛隊派兵を日本に要求し続けている。解釈改憲をSTOPさせる運動を今日の交流集会で模索したい。」と挨拶されました。
 続いて、大江健三郎、奥平康弘、澤地久枝、鶴見俊輔の「九条の会」呼びかけ人の挨拶のがあり、その後で日本国際ボランティアセンター代表の谷山博史さんから「非暴力による問題解決は可能、対話が重要である。対テロ戦争に会話は無い、対テロ戦争は展望が無く失敗した。日本の平和貢献は、自衛隊による国際貢献でなく、包括的和平の仲裁である。」との報告がありました。

 午後から、12の分散会に分れ、私は第5分散会に参加し、私たちの会の活動を報告しましたが、興味深かった他の会の報告を紹介します。

・9月9日お寺、教会で鐘を撞いた(北海道・生協OB九条の会)
・「アメリカに従っての海外派遣には反対」という独自メッセージで自衛隊員にも正しい右翼(?)にも訴えられるよう巾を広げている。大和市・教育委員会とも連携して進めていて、自治体の掲示板を活用している(憲法九条・大和の会 神奈川県)
・バッチの販売収益で事務所(居酒屋)を借り、催しをここでやっている。毎月100軒に手紙を入れて、後日伺っているが効率は悪い。(江北九条の会 足立区)
・9の日行動を4年で50回、延べ参加1000名、チラシ配布延べ3万枚。梅祭りで看板を出した、同時開催の市で九条パン・ジャム・クッキーを販売。平和祭りでトランペット、餅つき大会(小田原梅の里九条の会)
・田植えで古代米の色分けでメッセージ、トラクター連隊デモ(農林水産九条の会 全国)
・地域の運動会に参加、九条クイズで手作り景品を用意した(栃木大平山麓九条の会)
・憲法フェスタに500人、9の日宣伝+偶数月イベント6月文化祭、4、8月署名活動、10月焼肉で九条クイズ(府中中川九条の会)
・毎月19日駅頭でニュースを配布。名簿は無い。旅行の会(韓国、中国など) (調布憲法の広場)
・6mの看板を立てるカンパ活動(新潟九条の会・阿賀野)
・2月に講演会を予定したが、講演者が病気で2W 前にキャンセル、9月には成功(宇部九条の会 山口県)

 このように、他の会の苦労話や、広範の人に輪を広げる活動、4年目のマンネリ(?)を打破する工夫をこらした活動が聞けて、非常に有益でした。
 なお、最後にこの交流会の参加者は926名だったと報告されました。全国の草の根活動の熱気が感じられた交流会でした。

第3回総会

 第三回総会を、12月14日(日)に予定しています。いままで運営会議に出席されてない方も、是非出席してご意見をお聞かせください。

 

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10月の活動

2008.11.5 事務局長・小林稔治

10月の活動は、11月1日開催の「音楽と講演の夕べ」が中心でした。

 「音楽と講演の夕べ」の準備は、4月の会場の予約から始まり、6月時点で講師は高遠さんの快諾を得て決定しました。その後、近隣の九条の会の協賛を得ての開催となりました。
 9月28日の第二回バザーでは、来場者に「音楽と講演の夕べ」のお誘いチラシを配りました。10月の11日からは、お誘いチラシの地域への全戸配布を行いました。

 9月21日から開始したチケットの前売りは、10月26日には217枚を超え、前売り販売は中止することにしました。
 このように準備を進めて迎えた、11月1日の開催当日は快晴となり、開演時間前にもたくさんの人が来場し、208名の参加で大盛況となりました。今までの「大田たまがわ九条の会」の催しの中で最多の集会となりました。

 終了後の署名の訴えで、署名は19筆集まり、累積賛同署名者数は1011名となり、1000名を突破しました。会場でのカンパも、27,398円も集まりました。当初このイベントでは赤字も覚悟していたのですが、おかげさまで、黒字となりました。
 皆さんの、ご協力に感謝いたします。有難うございました。

第3回総会

 第三回総会は、12月14日(日)に開催を予定しています。今年の活動を振り返り、新たな飛躍を目指しての有意義な総会になるよう、準備を進めています。
 いままで運営会議に出席されてない方も、是非出席してご意見をお聞かせください。

 

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9月の活動

2008.10.1 事務局長・小林稔治

 福田首相が退陣し、9月24日に麻生内閣が発足しましたが、麻生首相は25日夜、国連総会での演説後、記者団に対し「憲法の解釈を変更して、集団的自衛権の行使を容認できるようにすべき」と表明しました。
 改憲派は、改憲をあきらめていません、引き続き、新テロ特措法の延長と派兵恒久法の制定に反対し、憲法を守り生かそうという声を国民の圧倒的多数にしていきましょう。

9月の活動は、28日(日)開催の第二回ハートフルバザーが中心でした。

 二回目なので収集品の集まりが少し心配だったのですが、朝日新聞のミニコミ誌「我が街かわら版」に案内を掲載したら、読者より提供の申し出が4件もありましたし、2回に分けて行なった値付け作業も、収集品が多いので会場の使用時間ぎりぎりまでかかるくらい収集することが出来ました。

 当日は、曇り空でしたが、お客さんが多数来場され、多かった提供品のほとんどが売り切れとなりました。また、今回は始めての催しとして“フラダンス”“沖縄三線”“エプロンシアター”の上演も行ない楽しい雰囲気作りも出来たと思います。

 その結果、売上は約27万円、署名は18筆、寄せられたカンパも約1万4000円と第一回ハートフルバザーの結果をいずれも大きく上回ることができました。このように、「大田たまがわ九条の会」の活動を地域の方々にアピールすることも、大いに出来たと思います。また累積賛同者はこの結果、980人となり1000人まであと20となりました。
 皆さんのご協力に感謝いたします。

2008年「音楽と講演の夕べ」

  11月1日は「音楽と講演の夕べ」の開催日となっています、チケット販売も開始しましたので、皆さんのご参加とともに、チケット販売へのご協力を、引き続きお願いいたします。また、近隣へのお誘いチラシの全戸配布も行ないますので、こちらへのご協力もお願いいたします。

 

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8月の活動

2008.9.3 事務局長・小林稔治

 8月の活動も、9月28日開催の「ハートフルバザー」と、11月1日開催の「音楽と講演の夕べ」の準備が中心でした。 

第二回「ハートフルバザー」

 バザー提供品の値付けの第一回目を8月24日に行いました。提供品は書籍を除いても約500点にのぼりました。提供品は電子レンジなどの電気製品や、バッグ、日用品など色々でした。

 第二次値付けを9月20日に予定していますので、品物提供にご協力くださる方は、近所の担当メンバーまで連絡ください、担当メンバーをご存知でない方は小林(090-6109-6273)まで 連絡くださるか、info_ota_tama9@yahoo.co.jpまでメールください。直接値付けの会場(プラムハイツ千鳥 午後3時から)に持ち込んで下さっても構いません。

 また、2F和室での催しは、フラダンス、沖縄三線、エプロンシアターの実演を予定しています。乞うご期待!!

2008年「音楽と講演の夕べ」

 11月1日開催予定の「音楽と講演の夕べ」の講師はイラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんですが、フルート奏者は若松純子さん、ピアノ伴奏は小池陽子さんで、演奏曲目は ・ビゼー/「アルルの女」よりメヌエット ・山田耕筰/ 赤とんぼ ・ブリッチャルディ/ べェニスの謝肉祭 などを予定しています。こちらも乞うご期待!!

若松純子さん

 また、近隣の「九条の会」との連携を深めて運動の輪を広げていくために、近隣の4会に協賛での開催をお願いしていましたが、4会ともに快諾を得ました。
 従って、今回は 主催:大田たまがわ九条の会 協賛:池上九条の会、新蒲田九条の会、田園調布九条の会・準備会、東矢口九条の会 という形で開催することになりました。

  

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7月の活動

2008.7.22 事務局長・小林稔治

 7月の活動は、区内九条の会交流集会への参加、11月1日開催の「音楽と講演の夕べ」と、9月28日開催の「ハートフルバザー」の準備が中心でした。 

区内九条の会交流集会

 7月19日に大田区内の九条の会の交流を図る「大田区内九条の会交流集会」が開催されました。

 集会は21会、83名の参加で、派兵恒久法と改憲をめぐる動きについての海部弁護士の基調報告と、15の会の活動報告が行なわれました。当会からは事務局長の小林が当会の活動について報告を行いました。

「弁護士九条の会・おおた」から、今年秋に区内「九条の会」共催で1,000人規模の講演会などの開催、派兵恒久法についての共同の取り組み、等の提案がありました。

 大田区内の色んな会の取り組みが聞けて有意義な交流となりました。

2008年「音楽と講演の夕べ」

 11月1日開催予定の「音楽と講演の夕べ」の講師は、イラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんに、また音楽はフルートとピアノ合奏に決定しました。

 講師の高遠さんは北海道に住んでいて、上京しての講演となります。 感謝!感謝!

 また、近隣の「九条の会」との連携を深め、より広い地域の人達へのアピールを可能にして運動の輪を広げていくために、近隣の「九条の会」に協賛をお願いする予定です。

第二回「ハートフルバザー」

 バザー実行委員会は7月4日にいつもの運営会議メンバーとは違う人も参加しキックオフしました、バザーのネーミングは「ハートフルバザー」を踏襲することになり、開催日は9月28日(日)と決定しました。フラダンスの実演や子どもの遊べるコーナーなど、より親しみを持てる催しになるよう企画を練っています。

 提供品の収集を開始しますので、皆さんの御協力をお願いいたします。なお、引き取りは近所の担当メンバーまで連絡ください、担当メンバーをご存知でない方は小林(090-6109-6273)まで 連絡くださるか、info_ota_tama9@yahoo.co.jpまでメールください。

 

  

 

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事務局だより開設に当たって

2008.6.22 事務局長・小林稔治

 この度、「特集コーナー」を改めて「事務局だより」として再スタートすることにいたしました。
この「事務局だより」では、
・ニュースで伝えきれなかった重要課題の内容をさらに詳しく伝えたり、ニュースで取り上げにくい課題・テーマを紹介する
・運営会議での討議や話題を伝える
・事務局からのメッセージを伝える
などを中心にして、私たちの活動をより皆さんに詳しく伝えていきたいと思います。
 皆さんのご愛読をお願いいたします。

 私たち「大田たまがわ九条の会」の活動は、毎月開催している運営会議で討議して決めています。この会議には「九条アピール」の賛同者は誰でも参加できます。また、みんなで討議して決定してみんなで実行することを私たちの活動ではモットーとしています。事務局は執行機関でなく、「縁の下」のサポート役として活動しています。

 今年の前半は、主として毎月の9日に行う「9の日行動」の宣伝・署名活動を中心に進めてきました、この行動を重ねるごとに賛同署名者数は増えて6月には900人を突破し、1000人突破も射程距離に入ってきました。今後も署名活動とともに派兵恒久法制定に反対する宣伝活動などを進めていきたいと思います。

 6月の運営会議では7月の「9の日行動」の準備とともに、「秋の講演会」「秋のバザー」の準備が討議の中心でした。「秋の講演会」は4回目、「バザー」は準備会段階の06年4月以来の久しぶりの開催となります。 
 バザーは地域の皆さんとより気軽に、連帯の和を築くことも目的としています。バザーの準備は実行委員会形式で進めていきます。
 第1回のバザー実行委員会は7月4日(金)に矢口区民センターで開催いたします。
 バザー開催への皆さんのご協力をお願いいたします。

06年のバザー




 

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